ニフォントバイト
ニフォントバイトNifontovite和名:ニフォントフ石モース硬度:3.5分類:シクロ硼酸塩鉱物/カルシウムを含む硼酸塩晶系/産状:単斜晶系/塊状、柱状化学組成:Ca3B6O6(OH)12・2H2O劈開:不明瞭比重:2.36屈折率:1.57~1.58副屈折率:不明分散度:不明蛍光:長波で紫条痕:白主な色:無色透明、灰色多色性:なしおもな産地:ロシア・ウラル地方、メキシコ・ポトシ、それと日本の岡山県布賀鉱山の3産地 このうち布賀鉱山は2014年現在閉山数少ないナ行の石(ぇこちらもペンタハイドロボライト同様非常に希少な鉱物で、そうそうお目にかかれなくなってきた石のひとつそもそも硼酸塩鉱物が全体的に少なく大規模な鉱床がない というのも原因でしょうか例外的に硼砂、ウレックサイト、コレマナイト(コールマン石)など数種が大規模な鉱床があるそうで、一般的によく聞く硼酸塩鉱物 と言うとハウライトくらいではないでしょうかコレクターとなれば他にはジョウハチドーライト、エレメジェバイト、インヨアイト、ハンバーガイト(ハンベルグ石)、ローディザイト、シンハライト、ヘンミライト(逸見石)と言ったところが有名ですかね話を戻してニフォントバイトカット石ともなるとさらにレアになりおそらくこちらもカットに成功しているのは一社のみかもしれません発見は1961年にロシア・ウラル地方で、ロシアの地質学者Roman V. Nifontov氏の名前にちなみ名付けられた通常塊状で産出し、結晶は珍しく特に最初の発見地ロシア産はほとんどが塊状なためカットには不向きその後メキシコ・ポトシで非常に綺麗な結晶が発見され一時期話題になってました日本の布賀鉱山産のものはメキシコ産よりは少し劣るものの綺麗な結晶ですですがカット石に となると柱状結晶で最大の物は5cmほどになりますがほとんどのものは非常に小さくカットに耐えれるものが少ないそうですあまりにもレアな石すぎて情報が少なく書くことが・・・・・orzニフォントバイト 0.17ct 岡山県川上郡高梁市備中町布賀・布賀鉱山産 こちらは長波UVの様子