旅は道連れ湯は情け
BSで放送の「ヨーロッパ秘湯ジャーニー」は思いのほか反響を呼んだみたい。以前、このブログでも取り上げているけれど、その日記のアクセスは際立って高いのだ。これ、海外ドキュメンタリーなのかと思いきや、NHKが制作しているよう。で、以前の再放送かと思ったら、新作が放送されていた1月24日と31日に放送されたものを録画、実は昨年末に放送されていたらしいけど“スロバキア・ハンガリー・ルーマニア編”と“セルビア・ブルガリア・トルコ編”を今更ながら一気見。イギリス人のベンとルーシーは6年余り旅しているという。イギリスに戻って働いて資金を稼ぎ、旅に出るという繰り返しのようだ。1日3,000円程度で日々過ごしているそうだ。専ら車中泊だから可能なのだろう。ヨーロッパは陸路で国境を越えられるからいいね、面倒な手続きもなさそうだし、ユーロ圏も多いし。まずスロバキア、相当山深いところに、しっかり浴場が整えられている。カラメニー温泉は彼らの温泉巡りの原点らしい。カジャ温泉は、川の岩場で野趣溢れるが、炭酸ガスが噴き出ている。ヨーロッパの温泉は火山由来ではなく、地下水が湧き出ることで出来ているものが多いらしい。地元の人たちとの交流が綴られるが、英語が通じない人とはどうしているのだろう。やはり、これはあくまで番組としての作りで、きっちり通訳がいるみたい。ユーチューブ等で発信していた彼らの活動にNHKが目をつけたということだろうか。ハンガリーは温泉大国だ。でも、BGが“ハンガリアン舞曲”ってベタ過ぎだな。ブダペストのセニーチェ温泉は、100年前に作られたという格式高いスパワールド。風呂好きなら誰でも憧れる魅惑の施設だな。郊外へービーズの温泉は、完全に湖だ。みな浮き輪を持って浸かる。ところによって結構な深さがあるようだけど、沈んじゃう人とかいないのかな。ヨーロッパは過剰に施設がケアすることなく、いい意味での”自己責任”で楽しむ体制が確立されている印象だ。そして、ルーマニア。バイレ・ヘラクラネは、その名の通り、ヘラクレスが入ったと言われる温泉。川沿いの、何の設備もない天然温泉。地下水由来ならではのものだろう。こうして見ると、ヨーロッパの温泉は水着持参必須。てか、すっぽんぽんで温泉に入るというのは、世界でも日本だけなのかも知れない。それはそれで貴重だと思うけどね。長くなったので、続きは、やっぱり後日かな。このシリーズ、人気あるから更に続くのかもね。