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2007.01.30
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カテゴリ:ねこの病気
runa-1.JPG

ルナは元気です。

それでも今日このお話をするのは、

あんな苦しい思いをする猫ちゃんが一匹でも少なくなればという気持ちから。

心筋症の病気自体については他の医療関係サイトに載っていますので

我が家のルナに起こった事と、私がもっと気づいてあげられたらと後悔している事だけ。

とても長く、乱雑になってしまいました。

太字をチラッと見ていただくだけでもわかっていただけると思います。

心当たりがあったらきっと病院に連れて行ってあげてほしいです。
 
・尋常じゃないと気づいたのは、2006年12月27日早朝
  ぎゃうぎゃうとものすごい鳴き声。
  ソファーと壁の間にいたので、間に挟まって圧迫されているのかと思った。
  ソファーを持ち上げて間を空ける。
  あまりの激しい鳴き声に、(おそらく)驚いた母猫キララが顔をしかめながら前足で攻撃してた。
  集まってくる猫をどかす。
  とっさに痙攣だと思った。どうなるのか不安だった。
  4匹の猫をどかすのが大変で、ルナを抱き上げおさまるのを待ったがなかなか収まらない。
  座布団の上に寝かせ、静かに声をかける。
  そこで失禁とともに痙攣がおさまる。
  おさまった後は尻尾を太くして驚いた表情でゴロゴロと喉を鳴らし甘えてくる。
  今起きたことがまるでうその様だった。
  このまま夢のように忘れてしまえば、
  日常どおりの生活が出来るんじゃないかな?と思ったりもした。

<獣医さんに後から聞いた事。>
・失禁を伴い、激しく痙攣した後にふらつきなども見られず
普通の状態に戻っていることが心筋症の特徴

・痙攣や発作が起きたときには、抱き上げたりせずに体をぶつけたりしないように
 周りに気をつけて観察すること。
 舌が紫色になっていないかなどをみながらおさまるのを待つ。


  27日は通常の出勤日であったため、心配しながらも出勤。
  休み時間にかかりつけの病院に連絡したが、休日。
  依頼すればたいてい診察してもらえるが、時間外料金がかなりかかる病院なので
  この日は自宅近くの病院を選んで電話。
  仕事が終わった後、診察していただく様にお願いする。

同日 17:30初病院
  1歳に行った健康診断結果を持参。
  触診、採血、心電図。
  心電図をとった時点でなかなか良いデータを取ることができず苦戦。
  数回やり直したが、1歳時の波形と比べはなはだしく違っており心筋症を疑う。
  レントゲン検査を行いたいが、今の状況ではルナが耐えられないと判断。
  心筋症をターゲットにした投薬治療をはじめる。
  採血時点で、後ろ足の血流が悪かったらしい。

2006年12月28日 6:55
  いつものように、寝室のある2階から1階に5匹で降りる。
  北海道の冬は眠る部屋は暖かくするが、リビングなどは多少温度が低い。
  ルナが歩いているうちに右足が動かなくなる。
  すぐ回復するが、その後も
しきりに足を振り 後ろ足で壁を蹴っている。
  これは数ヶ月前から何度かみられた状況=後ろ足に血栓が出来ている証拠だった。
血栓のため動かなくなる足は、肉球の色が白っぽくなり血流が見られなくなる。
  爪を深爪しても血が出ないそうです。

070130_2124~0001.jpg
ピンクの子しかわからないけど・・一応ルナはピンク。
まだ血流があるよ。


同日10:30病院に電話
  症状を伝えると緊急を要する状況なので早くつれてくるようにとの事。
同日13:00病院へ
  午後から有給を取って急いで連れて行く。
  ここで「血栓を予防する注射」
  「血栓を溶かす薬」もあるようだが副作用であちこち出血してなくなる子が多いとの事。
  先生の提案通り「予防する薬」注射。
<後から獣医さんに聞いたこと。>
  この時点でかなり後ろ足の温度が下がっていた。触ってわかるほど。
  これは血流が妨げられていることを示す

  私があまりにも絶望的な表情だったから?このときは何も言わなかった。のだと思う。

劇的に症状が変化したのはここまで
  この後、「血栓を予防する」注射をもう1回 合計2回注射しました。
  こちらの注射も副作用があるため、よほど悪化しない限りは追加注射しないほうが良いとの事。
  2回目の通院以降、ルナへの負担を考え往診にて治療を提案していただく。
  これから一週間、後ろ足の血栓の状況は一進一退。
  抱き上げるだけでも負担になり、後ろ足がよろけてしまう日もありました。
  今は無事改善され、ルナの足を触ると暖かいぬくもりが通っています。

<獣医さんより聞いたこと>
  血栓は血流が悪くなるのがいけないので、室内を暖かく保ち温度変化に気をつける。
  高いところにのぼり、降りたときに血栓が移動し他の場所に詰まると
  当初のような発作、また即、死に至る可能性があるため高いところに上らせず安静に。


  何度目かの往診のとき、お母さんが不安になると猫にも伝わるので
  気にしすぎず、しっかりしてというようなことを言われ励まされる。
  確かにみんなに伝わってたかもしれない。

そして聴診器購入
  良いか悪いかぐらいわかるだろうと聴診器を購入。
  健康な猫たちは、ゴロゴロ言う為心音はわからなかったが、
  ルナの心音を聞いて驚愕。普通に脈打つ様子などどこにも見つけることが出来ないほど
  リズムがばらばらで、明らかに悪いのだと感じる。

その後
  親切に往診に通っていただける獣医さんのおかげで、
  今ではルナの心音は通常のリズムでしっかりと脈打っています。
  薬は朝と夜2回の12時間ごと。
  ルナが元気でいてくれるのなら、そんなことなんでもないこと。
  出張などがあった際の心配をするが、
  7時を基準にしておけば、獣医さんが私が不在の際には飲ませに来てくれるとの事。
  パパや実家の母には無理そうだが、この先生ならルナをお任せしても大丈夫だと
  信頼している。

  この病気は突然死が多いそうです。
  しかし、時々獣医さんに心音を聞いてもらうだけで症状が出る前に
  わかってあげられたのではないかと思います。

  後ろ足の異常、場合によっては吐き気、咳どんなことでも
  どこに大きな病気が潜んでいるかわかりません。
  気になったら病院に連れて行ってあげて。


<これからのルナ>
ルナはこれからも12時間おきに薬を飲んでいきます。
  心臓の働きを助けるお薬。
  でもいつか効かなくなる日が来るかもしれない。
  しかし、同じ効果の薬は数種類あるそうで、
  今の薬が効かなくなってしまってもまだ選択肢はあり、
  生きていけるそうです。
  また、血栓が詰まってしまったとしたら、漢方薬で血栓を溶かす副作用の比較的少ない
  お薬と言うのを獣医さんがいつでも取り寄せできる様準備してくれました。

  この子の命が後どれくらい残ってるのか誰にもわかりませんが、
  一緒に過ごせる今を大切にして行きたい。

  今こうしていられるのも、お世話になっている獣医さんのおかげ。
  心より感謝しています。

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この穏やかな日々が一日も長く続きますように。 

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最終更新日  2007.01.31 00:01:46
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