豆腐作り
3年生の理科総合Aの授業で(受験がなく教科書も中途半端なため、毎回苦労する科目。)タンパク質を扱うので、何か実験できないかと担当の先生に相談され、張り切って豆腐を作ってはどうかと提案しました。カリキュラム変更に伴って教科書の内容も変わったため、しばらくお蔵入りになっていた実験です。準備するもの:成分無調整豆乳50ml、塩化マグネシウム0.5g(にがりの主成分)、ビーカー、シャーレ、コーヒーフィルター、割り箸、ナゾの粉(笑)、加熱道具一式 (1) 豆乳50mlを100mlビーカーに入れ、加熱する。沸騰させてしまうと膜ができてしまう(これが湯葉)ので、周りがフツフツする程度で火から外す。 (2) すばやく塩化マグネシウムを加え、ざっとかき回す。混ぜすぎるとぼろぼろになるので注意。(3) やけどに注意しながら、シャーレの上に広げたコーヒーフィルターに、ビーカーの中身をあけて水を切る。(4) これで豆腐はできているがこのまま食べると苦いので、ビーカーに戻して水を入れ、軽く揺すって再びコーヒーフィルターにあける。 (5) 水が切れたらできあがり♪ 試食しましょう。しょう油もあります。 この方法で特筆すべきことは、「コーヒーフィルター」を使うことです。5年前、実習教諭のyoko先生と一緒に練習しながら編み出した方法。豆腐の水切りには「牛乳パックや豆腐のパックに穴をあけて割り箸の上に置く」というのが一般的ですが、穴に詰まってしまってなかなか水切りができないのです。実験は時間との勝負なので、形は悪いけど化学実験では味や形のよさは求めていないので(笑)、すばやく水切りできるこの方法がベストです。 味は、普通に豆腐です。今回は、理科の授業なので市販されている「にがり(苦汁)」ではなく、主成分の塩化マグネシウムMgCl2を使いました。もちろん生徒の目の前で封を開けます。 これで終わり、じゃ面白くないので塩化マグネシウムの変わりに「ナゾの粉」を使ったらどうなるか、同じ方法で作ります。それは次の記事に。 原理は後日、フリーページにまとめます。