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カテゴリ:日々のつれづれに
酔蘭名義のホームページの、プロフィールの下の方に「好きな画家」のうちのひとりとして、葛飾北斎をあげている。
そのきっかけは、去年(だったかな?)北海道立文学館で観た『北斎漫画』で、これは北斎が押し寄せた入門希望者のために…っていうか、いちいち教えてらんないから描いた絵のお手本で、シンプルな線、昭和の印刷物の「二色刷り」を彷彿とさせる墨・薄墨・肉色(薄いサーモンピンク)の3色だけの彩色、と、いちいちツボに入る作品集だった。 んで、今日、残業して帰ってきて、民放がくっだらない番組しかやってないのでNHKにしたら『歴史秘話ヒストリア』で北斎のことをやっていて、これまたいちいちツボに入る生き方だったんだと知ることができて。 やっぱり北斎みたいになりたいわー。 正直、私なんて絵自体はへたくそだけど、へたくそも込み込みで私の絵だもんね。 臆せずどんどん描いてこ。 番組の最後に、フランスの地下道に誰かがペンキで描いた北斎の『神奈川沖浪裏』を、ストリートアーティスト達が受け継いで守っている、っていう話を取り上げてて、今絵の補修をしているアーティストのあんちゃんが言った言葉にぐっときた。 「絵はユニバーサルなんだ!」 私が自己表現の手段に絵を選んだのは、もしかしたらこれが理由なのかもしれない。 思えば中学生の頃から、美術の時間に「自由なテーマでポスターを作りましょう」みたいな課題に対して、人種差別はやめようみたいなテーマを選んでたし。 その前に、小学生の段階でアイヌ民族の価値観に興味もってたし。 大人になってからも、言葉が通じなくても絵で説明したらなんとかなる、って場面もいろいろ経験してきたし。 絵の力は、人生のそこかしこで体感してきた。 いや、もちろん音楽にも言葉を超える力はあるんだけれどもさ。 たま~に、歌詞のある歌をひねくれた奴が解釈するととんでもない誤解を生むこともあったりするので…君が代とかね… 民族も人種も言葉や文化の壁もへったくれもないべ、お互い過度に干渉しないでざっくり仲良くしてたらいいっしょや! これが私の基本姿勢。 フランスのストリートアーティストのあんちゃんに、なんだか共感をおぼえたのでした。 絵はユニバーサルなんだぜぃ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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