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カテゴリ:日々のつれづれに
今日、会社の若い女の子(一回りどころじゃなくはるかに年下だけど仲良し)に、まぁたいして深刻な話題ではなかったんだけれども「大丈夫?」と問うような会話をしていて、返ってきた答えが「だいじょばないですぅ~」だった。
大丈夫じゃない、ていう意味なんだけど、ニュアンス的にはそんな深刻な感じではない。 そういえば私も子供の頃「だいじょばない」て言ってたな~、と思いつつ… これって北海道弁? 内地でも言う? 私が短大時代に一番心残りだったのが、方言学を学べなかったことなのよね。 噂ではうちの学年が入るのと入れ替わりに卒業した学年の学生が、方言学の先生をいじめたせいで方言学の講義が休講になってしまった、ってことだったんだけれども。 興味関心は理系なのに能力と努力が足りなくて理系大学に入れず、浪人するよりはと文系三流大学の更に短大に入ったわけだけれども、方言学だけはちょっと楽しみにしていただけに残念だった。 方言、と一言に言っても、語彙から全然違うのもあればちょっとひねっただけぐらいのわずかな違いもあれば、言葉は同じなのに意味が違ったり、イントネーションが逆だったり、遠く離れた地域に同じ方言が存在したり…と興味は尽きない。 働かなくても健康で文化的な生活が維持できるような財産があったら、図書館とフィールドワークを積み重ねて自分で研究したいぐらい、面白い素材。 ちなみに、私の好きな北海道方言(語彙部門)はベスト5は、「いずい」「あずましい」「うるかす」「だはんこく」「はんかくさい」あたり。 むか~しからあるアニメの制作会社か何かで「スタジオたくらんけ」ってあるんだけど、たくらんけって北海道弁で「バカ者」って意味なので、きっと創設者道産子なんだろうな~とか思っていたりする。 内地の人が想像上の道産子に喋らせる時に語尾に「~っしょ」をつけることが多いけど、実はそんなに言わない(笑)言うとしても「っ」は入らない(例:「行けるっしょ」ではなく「行けるしょ」)。 内地の人と会う時に、サービス精神で意識して使うことはあるけれどもね。あ、だから内地の人がそういうイメージ持ってしまうのか。 「~かい?」はガチでよく使う。 「じゃない」は「でない」になりがち。 「したっけ」はそんなに言わないけど「したら」はよく言う。 「べ」系語尾は田舎くさいので「しょ」系語尾に言い換えていいふりこく。 ※あくまでも個人の感想です。 はるみがこの先も内地の無責任企業を誘致しまくって道内企業をつぶした上で撤退されて働く場所がなくなって、若い人たちがどんどん内地に流出していくようなことになったら、北海道弁はいずれ絶滅してしまうのかも。 まぁ、はるみは道産子じゃないから、北海道に愛情なんて持ってないだろうからね。 だからこそ利権を求めて北海道新幹線を札幌延伸!とかはんかくさいこと言うんだろうし。 平成の大合併で、アイヌ語由来の市町村名も減っちゃったしなぁ…保存するべき文化が、どんどん失われていく。 北海道が北海道じゃなくなってしまう前に、現世からおさらばしたい気分です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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