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カテゴリ:トリ撮り放浪記
この繁忙期に暦どおりに休んでどうするよ…とは思いつつ、会社が休むってんだからしょうがないので、今日は仕事のことは考えないと決めてのんびりした。
まずは雪の降りしきる中、北海道立近代美術館へ。 最初は家から歩いて行こうと思ったんだけど、雪まみれで美術館に入って行くのはなかなか迷惑だと思いなおし、ドニチカきっぷを買って地下鉄で行った。 美術館に着いたのが10時半をちょっと過ぎたぐらいだったので、特別展と常設展の共通券を買って、いつもはまず特別展を観るんだけど今日は常設展を先に観て、観終わった頃にお昼ちょい前になる頃合なので2階のレストランでランチをいただいて、おなかいっぱいになったところで特別展をゆっくり観ようと計画。 常設展では今、北海道の焼き物の歴史を振り返る展示をやっていて、年代ごとに壺とか茶器などが展示されている。 そんな中、大正の終わり頃から昭和初期にかけての展示のエリアに、『北海道工業試験場繪葉書』などという今で言う『工場萌え』を90年ぐらい先取りした代物が… この絵葉書のレプリカ売ってくれ! 近美! 萌え萌えしてたら私よりだいぶ後に入ってきた人たちに追いつかれそうになったので、残りの展示は急いで拝見(^^; レオナール・フジタの絵などはことあるごとに展示されているので、さらっと見る癖がついてしまった…なんと贅沢な。 常設展を観終わって、思惑通りお昼ちょっと前になったので、そのまま(常設展は入り口が1階で出口が2階)レストラン・ボーザールへ突入。 窓際の席についてハンバーグカレーを注文。防寒装備を解きながら窓の外を見ると、来た時の雪がウソのような青空。 …なんだコレ。 ハンバーグカレーを完食し、お会計を済ませて、さて1階に戻って特別展を観るかぁ…と思ったんだけど、窓際の休憩スペースにお天道様がさんさんと降り注いでいたので、ついふらふらと吸い寄せられて、ソファでリラックス。 …なんだこの青空。 ぽかぽかの陽射を浴びながらハンバーグカレーがお腹の中でこなれるのを待って、トコトコ階段を降りて特別展『栗谷川健一展~北海道をデザインした男~』を観覧。 自分にとって一番身近なのは、地下鉄東西線の壁画か。 今回の展示では観光ポスターの原画が多く展示されていて、肉筆の説得力に圧倒されてきた。 やっぱり写真をポスタリゼーションするのと、肉筆のデザイン画ではハートに訴えかけるパワーが違う。 DTPの過渡期にこの世界に入って、叩き上げでなんとかするしかなかったってことを言い訳にしている自分に「喝!」を入れられた気分だった。 打ち砕かれつつ励まされつつ、防寒装備を装着して美術館を出ると、さっきの青空がウソのように雪雲が垂れ込めている… ありゃー。 んでもここまで来たら北海道神宮に行かないわけにはいかないので、一駅歩いて神宮へ。 拝殿にお参り済ませて、この後どうしようかなと思いながら境内を散策していると、木の枝に積もった雪がばさばさ落ちてくる。 見上げると、小鳥があっちちょろちょろこっちちょろちょろ飛び回っている。 慌てて双眼鏡を取り出し、うわー、うわー、なんか黄色いのいるぞあれマヒワか、うわー、ってなってた。 双眼鏡の後はデジカメ。とりあえず光学ズームで寄れるだけ寄ってやみくもに撮ってみたら、 ここんとこに、コンデジで撮ったにしては奇跡のショットが撮れていた。 拡大するとこんな感じ。 私の知識じゃこれだけじゃ種類を特定できないけど、こんな綺麗に翼を広げた瞬間が撮れたなんてちょーラッキー。 また別の場所では、 やっぱりやみくもに撮った中の、 ここんとこに ヤマガラいた♪ 針葉樹と雪景色の中でこのカラーリングはかえって目立たないのか… また、別の場所では ここんとこに ほっぺの白いとこの感じからすると、ヒガラかな? 今日は不安定な天気の中、ちょっと穏やかな瞬間があったから小鳥が大漁だった。 美術と神様と小鳥にしっかりパワーをもらったので、明日からまた頑張って労働するぞー! ~おまけ~ 昨日、会社に向かうバスの中から「あっ!」と思って撮った写真。 肉眼ではツグミしかわからなかったんだけど、写真を拡大してみたところ あ、シメがいる… シメっていう鳥、私的には野鳥図鑑を買って初めてその存在を知ったんだけど、知ってみると結構身近にいっぱいいることがわかった。 つくづく「知らない」は「見えない」に等しいなぁ、と思った次第。 人間、学ぶことをやめたら終わりだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/02/11 10:28:37 PM
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