続きは、球場で。

またしても字数制限にひっかかってしまったので、２部構成です。前篇はこちら

早朝に無事札幌に帰り着き、バスを下りたらまっすぐ円山方面へ向かって歩き出す。
途中、大通公園のトイレで用足し。
そういえば稚内にいる間一度もんこしなかったなー、と思った途端に便意をもよおし、もりもりの健康う●こを排泄。
（お食事中、特にカレー召し上がってる方ごめんなさい。）

稚内でまるでもよおさなかったのは道理で、朝ごはんも昼ご飯も食いッぱぐれて、旅の終盤、温泉に入ってから併設のレストランで鮭親子丼をいただいたのが、稚内での唯一の食事だったから。
食わなきゃ出ないからねぇ。


鮭は時鮭なのか、脂がノリノリ。イクラもほどよい塩加減のが、たっぷり。
ちなみにこれで１４００円。内地じゃ考えられないでしょ？

なんまら美味かった。
稚内の本領発揮だわ。

ベイの選手たちも、美味しい海鮮食べたかなあ～？

温泉で体をほぐし、美味しいもので心も癒してバスセンターへ。
まだ発車までかなり時間があるので、ちょっと駅周辺をぶらついてみる。
近くで盆踊りやってたみたいで、「やっしょーまっかしょ、どっこいじゃんじゃんこーらやっ」てのがずっと聞こえていた。もうちょっと早い時間には、「しゃんこしゃーんこしゃんこ　しゃしゃんこしゃん　てーびょおっしそーろえってーしゃしゃんこしゃん」ていう子供盆踊りの唄も聞こえていた。

子供の頃、盆踊りの時、その場でターンするところで一人だけ逆回転してる子供でした…
まーきばーにーまーちーに～、のに～ののばしてるところで、両手をバイバイしながらその場でターンするんだけど、他の子とどうしても鏡うつしに回ってしまっていたのです。

だから高校の体育の授業でも、ダンスが一番嫌いだった。
ハマスタでも、他の球場でも、イニング間にダンスコンテストとかやってて、すごくはっちゃけて踊ってる人いるけど、すごいなぁ、と思う。私にはひっくり返ってもできません。

しばらく夜風に吹かれながらのんびりして、ケータイからブログを更新して、これから乗る夜行バスが停車する位置を確認してから、屋内の待合所に戻って、やわらかい椅子に座ってバスを待つ。
途中、駅ナカのセコマに行くのに、大荷物背負ったままだと邪魔くさいので、コインロッカーに預けて財布だけ持ってセコマ行って、使い捨てマスクを買ってきた。
札幌から稚内に来る時に、寝てる間にドライアイ＆ドライマウスになってたもんで。
目は、札幌から乗る前に『蒸気でホットアイマスク』を買ったのがまだ残っていたから、買い足す必要はなく。



夜行バスでのご旅行には、マスクとアイマスクは必須ですよ。
飛行機に長時間乗る時にもあったほうがいいかも。おいらは千歳と羽田の往復ぐらいしか乗らないから、そこまでしないけど。

船旅も乗ってる時間長いから持っていくに越したことないだろうな。
雑魚寝船室だと、アイマスクで目をふさいでしまうのは、セキュリティ上不安かな。

もうちょっとでバスが来そうな頃合いになって、酔い止めとガスピタンを服用。
最近ガスがたまりやすく、独りでウォーキングしてる時なんか、着地の衝撃でどうしても肛門括約筋が弛むので、歩きながらぷっぷぷっぷ放屁しているんだけれども、さすがに夜行バスの密閉空間で放屁はできないので、ガスピタンを買ってみた。
…が、なんのこたあねぇ、大粒のビオフェルミンでしたわ。ＣＭ見てて、腸の中のガス溜まりをぱちんぱちんと消してくれるのかー、とすごく期待したんだけど、そんなに効かなかったので、結局バスを降りて外に出てから放屁。
もしくはトイレに入った時に、ついでに放屁。

早朝の大通公園を歩きながら放屁…

そうこうしているうちに円山に到着し、まずは北海道神宮にお参り。
無事帰りましたー、と報告するとともに、声問で迷子になってたら地元の神様が助けてくれた、ってことも報告。
まあいちいち報告しなくても、神宮の神様はお見通しなんだけどね。

お参りを済ませたら、いつものように第三鳥居から退出して、今日は動物園ではなく円山球場へ。
相変わらずどこに並んだらいいのかわかりにくい…日ハムって12球団一ビジターファンに不親切な球団だと思うわ。

稚内の人々の優しさを見習わんかーい！

今日は入場後にいつものベイ友と合流する約束になっていたので、私はとっとと入場ゲート前に並んで、先に入場。
そしていい感じの席をとっておく。
ってやろうとしてた矢先に、ナシ２個寄越される…日ハムの二軍のある鎌ヶ谷産の梨なんだそうだ。軽トラで1000個持ってきて、先着500名に２個ずつ配る、ということだったみたい。

おいらバラ科果物アレルギーあるんで食えません…北海道はシラカバ花粉症の人も多いんだから、ナシとかリンゴとかうかつに配っちゃダメだよー。（白樺花粉症の人はタンパク質の形が似ているリンゴ・モモ・ナシのアレルギーを起こしやすいそうです。おいらはモモ→シラカバ→リンゴ→ナシの順に発症。ついでにシラカバの親戚筋のハンノキも陽性ナシはリンゴ発症後、王林食ったら発症した）

しかも梨、裸のまま２個レジ袋にごろんごろんと入ってて、どう考えても家に帰るまでにナシ同士がぶつかりあって、いたむ。
というわけで、稚内で開場待ってる間に配ってた売れ残り（多分）の道新スポーツの、真ん中ら辺の紙を抜いて、ナシ１個ずつくるんで袋に入れ直しました。
日ハム客に手間かけさせすぎ。さすが12球団一不親切。

せめてスポンジの網を同じ袋に入れて寄越せよ。自分で取り付けるから。
稚内で著しく飯を食いッぱぐれたのを教訓とし、食える時に食っておこう、と席を確保したらすぐ売店に行き、助六寿司を買って席に戻る。
食べてたらベイ友から球場到着の連絡がきて、口に酢飯が詰まってたので電話に出られず、飲み込んでからかけ直す。

「どこにいる？」
「バックネット裏ー」
「バックネット裏！？」
「うん、そう。目の前にバッティングケージがあるよ」
「座席番号わからない？」
「えーとね、２列６番…かな。」（すりきれてて判読不能。あとで確かめたら12列だった）

そんなやり取りをしているうちに雨が降ってきて、とりあえず屋根のあるとこに避難した、との連絡。
じゃあ、ってことで、内野コンコースの真ん中にある売店の前で合流しよう、と提案し、無事合流。
小止みになってきたのを見計らって、揃ってスタンドへ。
荷物ごと避難したので、最初にとってた席には既にほかの人が座っておられました…それはまあ、仕方ない。

そこよりもっとずっと前方の、グラウンドに近い席が２つ空いてるとこがあったので、そこに並んで座ることにする。
とりあえず私は地方球場に行ってたためタオル類（球場の芝生席に座る時にはタオルを敷くのが一番いい）を色々もっていたので、それらで雨に濡れた座席を拭いて、腰掛けるとさっきまでの雨がうそのようなかんかん照りに…

座席を拭いてびちゃびちゃになったタオルをビニール袋でガードした荷物の上に広げておいたら、１イニングぐらいでかぴかぴに乾きました。
最近北海道も、天候が極端。

試合は、昨日とは逆でベイスターズが押せ押せムード。
ちょっと前まで一軍で投げてた筈の浦野って奴がハムの先発だったんだけど、そいつを２回にとらえてたこ殴り状態に♪

うしろの席のハムファンが、浦野に対して「お前はこんなとこでくすぶってるような奴じゃないんだー！」みたいなことぶつくさ呟いててうざい。
こんなとこでくすぶってなきゃいけないような投手だからこそ、今この円山のマウンドにいるんじゃねーか。現実から逃げんな！

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
BayStars	0	0	4	2	1	0	0	0	0	7
Fighters	0	0	0	0	0	1	0	0	0	1

結果、こう。
目の前でベイスターズが勝って気分がいいので、帰りに円山動物園に寄って、ZOOガーデン（動物園内に開設されているビヤガーデン的なもの）でサッポロクラシック飲んで帰りました。
飲むと蚊が寄ってくるもんで、帰り道大変だった。結局食われてたし。

そもそも、今回イモトアヤコほどではないけど、水曜どうでしょう班程度には過酷な旅をしてまでもイースタンの試合を観に行ったのは、交流戦で、札幌ドームで１こも勝てなかったため。
なんとしてでもベイスターズが日ハムに勝つとこ見なければ年越せない！と思い詰めてのことでした。

結果、稚内では負け、円山で勝利という、過酷パートいらなかったんじゃねーか、というオチがついたところで、今年の夏旅は終了です。
バス旅もけっこういいもんだ。
飛行機や鉄道よりずっと安上がりだし。
夜行バスなら交通費と宿泊費が込みってことになるし。

100均だけど、せっかくバスの中で快適に眠るための空気枕（よく眠れました。）買ったんだし、また夜行バスでどこか行こうかな。
思ったよりしんどかったけど。私どっかでサイコロキャラメル振ったっけか？