老い
18歳の御猫様は92歳-眼病の点眼を嫌がりテコヅっているそうな20年を越す伯母の猫様は100歳とα歳オムツをして暮らしている家は7歳になったばかり肺が悪く 毎日の注射に汗をかきステンレスの診察台に足跡の曇りが残る一進一退の体調に一週間、注射を休みましょうとの提案 「恐いですか?」問われ、経過観察に踏み切る・・・もし、人の寿命の10年分を猫の一年に振れたなら直ぐにも手当てが出来るのに高度医療は手がだせずもしもを考えては胸が潰れそうになる人の寿命が何故猫より長いのだろう全ての猫が猫又になる方法があればせん無いことを想いながら君の仕草を見つめ続ける君は家族だからかけがえの無い一員だからいつも、何時までも共に生きたいと願ってしまうこの我侭はどうにも譲れないおいていかないでおいてゆかないで個々に定められし寿命今回のやまは越えられるのだろうか溜め息混じりに唇を噛み締める人も猫も変わらない 同じ命だから