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2007年05月15日
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先日、退陣表明をした英国・ブレア首相。


彼が労働党党首として華々しく欧州政界にデビューした当時のイギリス王室のごたごたを描いたのが、映画「クイーン」。

わたしゃ、タイトルだけ見ててっきり「おかまのフレディの半生記かな? Act Against AIDSがらみ??」なんて思いこんでましたww

伝統にしがみついて、大衆の関心の動向を読み違った王室の面々を、いかにブレアがナイス・フォロー!したか、という内容。
女王が主役であるかのような題名とは裏腹に、実はブレアのヨイショ映画だと思いました。あんなに持ち上げられちゃ、現職首相としては面はゆいだろうよ。ちょうど退陣のタイミングだったからあんな映画が実現したんだろうな~。


そういや、ダイアナ&ドディがパリで激突交通事故死したのと、ブレア政権誕生というのはシンクロしていたのでした。
「ハロッズ」の日本販売代理店的なことになってる某百貨店に勤め、まさにハロッズ担当のバイヤーだった我が妹は、ツイてるんだかいないんだか、ちょうど事故の直後にロンドン出張で、ナイツブリッジのハロッズの店にも追悼に押し寄せた人たちに、オレンジジュースだかなんだかを配る作業に動員されたと言ってました。


先日のニューズウイーク誌では、ブレアは、チャーチル、サッチャーなどと並ぶ「歴史を作った英国のリーダーとして後世に名を残す」という高い評価をされてました。(彼の退陣後の欧州のリーダーはフランスのサルコジでは無理で、恐らく東独出身のドイツのアンゲラ・メルケルであろう、というのが記事の主題でしたが)

小国の群れである欧州が、経済を機動力にどんどんグローバル化していく世界の中でどう生き残るかと考えたら、唯一の大国・アメリカと同調するしかないという判断は正しいのでしょう。
でも、適度に距離を置きつつ、基本路線は協調で、というスタンスを取ることに、「9.11」以降のブレアは失敗し、晩節を汚すような感じで表舞台から去っていきます。


そんな彼も、首相就任当時はまだ子供も3人だったし(大笑)、颯爽とした青年宰相として内政の秩序維持といういきなり降ってわいた難局に見事に対処したんだな、ということがわかりました。

そんな人でも、判断ミスはするし、一度のミスを上塗りしていくために、どんどん泥沼に入り込んでいっちゃうものなんだ、という感慨もあり。


そんな若き日のブレアに比べて、我が日本国の首相はどうなのよ。
共通点は「若い」ってだけかよ。
周囲に、超クレバーなブレーンたちを集めて機動的に動き回ったブレアに対して、本人も中身空っぽ、取り巻きもレベル低い輩ばっかりじゃん。


あ、もう一つ、共通点があった!
「ヨメが困ったチャン」(!!)

映画で描かれたブレア夫人は、本当にこざかしい女の典型で、あれ、本人はあの人物造形でOKしたんだろうかね。
アッキーとかいう人も、ホワイトハウスで顰蹙買ったらしいしな。
やれやれ。

日本の皇室一家も、あの映画見たらいいのに。
特に皇太子さんたち。
「なーんだ、いろいろゴタゴタがあって、理解されないって悩んでるのはウチだけじゃないのか」って、気が楽になるんじゃないのかなあ。



さ、今日はこれから京都です。

我が尊敬する京大の先生に取材、その後、夜は先生のところの学生さんたちも一緒に軽く飲み食いを、という予定です。
先生は、素晴らしく知的で穏健、しかもお茶目でもある人柄なのですが、立ち位置としては「保守」。憲法改正にも「賛成」という立場です。え~ん。
でも、改憲派にもいろいろあって、60年も手を加えないままでは世の中の方がだいぶ変化しているのに、不都合がいろいろあるよ、だから……というのなら、それもそうだよね、とも思えるのです。なにも、こんな暗愚な政権下の「今」、やらなくてもいいんじゃないの、とは強く主張したいけど、個人的には。
もっとも先生は「正当性がない」などと言ってるからなあ。うーん。まるで相容れないな、この件に関しては。

とにかく、昨日成立してしまった国民投票法についても、あれこれ意見を聞いてこようと思ってます。論争で血の雨が降る修羅場になるか?(笑)





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最終更新日  2007年05月15日 10時54分59秒
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