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2011.10.07
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カテゴリ:読書
沼田まほかる「九月が永遠に続けば」読了しました。


【送料無料】九月が永遠に続けば

いやいや、ここ1週間というもの読書熱に火がついて、
怒涛の読書三昧です。
その理由は自分でよくわかっております。
目の前に、やらねばならない仕事がデンとある。
それに取りかからねばならないのだけど
何故か別のことがしたくなる…

学生時代、テスト勉強をしている時に限って
レコード(当時はCDなんかなかったよーん)を聞きたくなったり
読書したくなったりした、アレですね。
人はそれを現実逃避と呼ぶ…。

さて、沼田まほかる「九月が永遠に続けば」
読後感を一言でいうなら「どよーん」。
本当に落ち込んでしまった。


気を取り直し、まずはあらすじ紹介から。

***
主人公 水沢佐知子は高校三年生の息子がいる41歳。
夫とは8年前に離婚していて、現在は息子の文彦との二人暮らし。

元夫は精神科医で、亜沙実という女性と再婚。
亜沙実には冬子という連れ子がいた。

佐知子は自動車教習所に通い始める。
そして担当教官の名札に「犀田」とあるのを見て動揺する。
元夫から連絡があり、娘の冬子が
自動車教習所に勤める犀田という男と付き合っていると
聞かされていたから。
佐知子は犀田に次第に惹かれ、
秘密裏に付き合い始めることになる。
元夫の娘の恋人と知りながら。

一見平穏さを保っていた佐知子の生活だったが
ある日、息子の文彦がゴミ出しに行ったまま失踪してから
一変することに。
翌日、犀田が駅で列車に轢かれて死亡したという事件を
新聞で知る。
電車の運転手によると、犀田は自ら飛び込んだというより
誰かに突かれて落ちてきたように見えたという。
そして死の直前まで犀田は冬子と一緒にいて、
言い争っているのを目撃されていた。
犀田を突き落としたのは冬子なのか?
時を同じくした文彦の失踪と何か関係があるのか?

佐知子は文彦の行方を自分で探しだそうと動き出す…。
***

この小説は沼田まほかるが50代で初めて書いた長編であり、
第5回ホラーサスペンス大賞受賞作。
普通、こういう"賞"ものの選考は若い人が有利なんだそうですね。
「荒削りではあるけれど、将来に期待して」というように。
それを押さえての受賞だけあって、
独自の世界が確立されている印象を受けました。
文体などが似ているのではないけれど、
読んでいる時に、綾辻行人の作品と
世界観がちょっと似ているかもとは感じましたが
綾辻行人はこのときのホラーサスペンス大賞の選者だったらしく
この作品を絶賛しています。
綾辻さん、やっぱりお好きなのね、こういうのが。

ただ、あまりにもグロテスクな想定があり、
その部分を読むのがつらかったです。
そして、人間関係の複雑さや狭さが息苦しくってたまらない。

それでも投げ出さずに読めたのは
文彦の同級生で、同じマンションに住んでいるナズナと
その父親の存在のおかげです。
とくにナズナのパパ(作中では娘に「ダディ」と呼ばれていた)は
独特なキャラクターとして描かれていて
彼が登場してくると、空気が緩みました。
しかも最初は彼に対して嫌悪感を感じていたのに
最後には微笑ましさを感じて本を置くことができる…
このあたりは沼田まほかるの人物設定のすごさかな、と思います。

しかし、しんどかった。
お勧め度は
★★☆☆☆
星が二つしかないのは、駄作だというわけではなく
ひたすら「気力体力ともに充実している時に読んでくださいね」
という意味でございます。

しかし、沼田まほかる、50代でデビューか…。
中年女子の星だ!

さて、ブログを書き終えたところで、
ついについに、やらねばならないことに
取りかからねば。
実はもう1冊途中まで読んでいる本があり
これがめっぽう面白いのだけれど…
しばし封印。
さ、鉢巻き締めて頑張ろうっと。

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最終更新日  2011.10.07 14:04:50
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