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旧・茶々吉24時-着物と歌劇とわんにゃんと-

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2011.10.22
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カテゴリ:宝塚
♪もう 涙とは おさらばさ♪

本日3回目の更新失礼します。
花組全国ツアー梅田芸術劇場公演。
「小さな花がひらいた」「ル・ポワゾン」。
全体的な話から。

最近の宝塚歌劇団さまの やることなすこと
解せないことが多すぎて
たびたびプンプンしておりましたが
今回の花組全国ツアーにこの作品を選んだことは
久々に気分スッキリの快挙だと思います。
何がスッキリかというと
トップスター蘭寿とむ(呼び捨てごめんなさい)に
どちらもぴったりとハマった作品だから。

さっぱりとした男気ある雰囲気と
見ていてクラクラするような
赤面王子の異名をとるほどの色気の
両面を持つ蘭寿さんの魅力が生かされていました。
(この二つだけでなく「ファントム」で少年のようなピュアな役も
合うとわかったのは嬉しい意外さだった)

名作は何度見ても名作だけれど
演じ手と作品のミスマッチがあると
見ていて苦しいこともある。
今回の全国ツアーは稀に見る はまりっぷり。
これならどこに持って行って
誰に見てもらっても大丈夫。
太鼓判ボーン。
(何様?!)

そうそう東日本大震災のあと、というタイミングと
「小さな花がひらいた」がぴったりというのも
大きいです。
とにかく、いろいろな要素ががっちりとかみ合った
そんな気がする花組全国ツアー。
感想を書く前に訂正しなくてはいけないことが。

あっちゃんと茂次のセリフについて
私の記憶違いが判明しました。
「あたし、あっちゃん」ではなく「あたい、あっちゃん」
「ついてくるのか、こないのか、どっちだ」ではなく
「女房になるのか、ならないのか、どっちだ」でした。
今日ご一緒したアイリスさんが
「『柴田侑宏脚本集』を読むとト書きが芸術的に美しい言葉で感動します」と
おっしゃっていました。
確かに、今日「小さな花がひらいた」を見て
柴田先生の作品には何一つ無駄なセリフが無く、ひとつのセリフで
背景にあるものが透けて見える素晴らしさを再認識しました。
脚本集、買わねば。

さて「小さな花がひらいた」
あらすじは昨日紹介しております。

茂次:蘭寿とむ
すばらしい似合いっぷりでした。
気持ちがまっすぐ。まっすぐすぎて頑固。
仕事に誇りを持っている男っぷりのいい若棟梁。
性格設定は蘭とむちゃんに合っているように思ったけれど
和装や青天かつらが似合うかどうかというのも
かなり大きなポイント。
ビジュアル面でも良く似合い、
安心して作品を楽しめました。
お芝居の方では赤面王子は封印されており
幼馴染 おりつとのちょっと不器用な感じの
心の交流が見ていて胸キュン。

おりつ:蘭乃はな
可愛かったです。お役人が出入りするのを見て逃げ出した
菊二たちが戻ってくるシーン、心配したあまりに
涙ながらに叱りつつ ほうきでお尻を叩くシーンは
もっと大げさにやってもらっても良いけどなぁ…と
思いました。
1981年星組で見た時のメッチさん(東千晃)の印象が
強いんだと思います。

くろ:華形ひかる
この役は、すごくおいしい役なのです。
若棟梁のことを敬愛していて、一方でおりつのことが大好きだから
笑ったり泣いたり怒ったり悲しんだり…。
みつるくん(華形ひかる)はくろを生き生きと演じていました。
特にラストシーン。
身を引こうとこっそり出て行くおりつを引きとめているところに
茂次がやってきて「なぜ留めねえんだ!」と八つ当たり気味に
怒られ一旦謝ってから「ヘッ?」
このあたり、真面目に演じているのが可愛くて可笑しくて
くろっていい人だよねぇと思わせてくれました。
私の脳内妄想劇場では、おりつのことを好きだったくろちゃんも
梅(孤児の一人)が成長して、お似合いになるんじゃないかなぁ…

ひとつ面白いなぁと思ったのが、
茂次が休みの日に孤児たちを連れて
道灌山に遊びに行った時の場面。
くろが真ん中で踊るんですが、
峰ちゃん(元星組トップスター峰さを理)のくろが踊ると
盆踊りに近い日本の踊りに見えたのに
みつるくんが踊ると洋舞に見えました。
なんだろう、腰の位置だろうか…
ついでに言うと、ルコさん(朝香じゅん)が茂次をやった
花組の時は誰がくろをやったのか全く記憶が無い…
今調べたらヤンさん(元花組トップスター)でした。
うーん。全く思い出せない。あんまり似合ってなかったのかなぁ。
(誤解のないように、私はヤンさんの舞台が大好きでしたよ!)

おゆう:花野じゅりあ
最近、個性的な(早く言えばキツイ性格の)役が多かった花野さん。
おゆうさんという役はお金持ちのお嬢さんで
何の悪意もなく善意で孤児の面倒を見ており、
同じく歪んだ思いなく茂次を好きなのだ…と
あらかじめわかっているのに
花野さんを見ていると、
いつかニコニコ顔の仮面をはいで
「フン!茂次さんはアタシのものだよ!
おりつ風情に渡すもんかい。
そのためにこの子たちを手なずけているのさ。」
ってなセリフを言いそうな気がして
自分で自分の妄想がおかしくて笑いそうでした。
イメージって怖い。

あつ:月野姫花
あっちゃん、可愛かった~。
声が子どもの声に聞こえるだけでなく
道灌山でころぶときに、本当に小さな子どもみたいに
ポテンとこけるのがすごい。
あれで本当は身長が160センチくらいあるとは。

菊二:鳳真由
声が残念なことに大人の男性っぽくて
子役には向かない声なのかなと思いました。
それともうちょっと悪ガキっぽい感じの人が
やった方が良い役なのかもね、と。
私だったら瀬戸かずやにキャスティングするけど。
(体が大きすぎるけどね)
この役、初演はともみ先生
(立ともみ ストレッチを教えていただいています)
だったんですね。
今度のレッスンでお聞きしてみます。

おゆうの母、質屋のおかみさんのお久役の京三紗。
さすがに専科さん。お芝居がぐっと締まって見えました。
こういうお芝居が上手な方がどんどん少なくなると
お芝居が薄っぺらくなりそうで怖いです。

全国ツアー仕様なのか、緞帳が一旦降りた後
客席の拍手に応えてカーテンコールが。
温かい感じがして、良かったです。

「小さな花がひらいた」は個々の役者さんがどうというより、
作品世界が本当に素晴らしい。
幕が開いて、孤児たちが夕暮れの空き地で
歌っているのを見た瞬間、ものすごい郷愁が湧きあがってきて
それだけで泣きそうになる…
もちろん舞台は江戸時代で遠い昔なのだけれど
日本という国が持つ原風景みたいなものを感じさせてくれるんです。
そしてストーリー展開に無理がなく、
自然に感情移入できるようになっているの。
悪人が一人も出てこないけれど、それが安っぽくなく描かれていて
見ていて気持ちが良い。
私が特別に柴田侑宏先生の作品が好きだというのを
差し引いたとしても、やっぱりこの作品は名作だと思うなぁ。
ほぼ10年ごとに再演されている「小さな花がひらいた」
また10年後、茂次にぴったりのトップさんが現れて
再演されますように。
それを見届けるために、私も元気で頑張らねば。

続いて「ル・ポワゾン」。
(ん?今チケットを見直したら「ル・ポァゾン」と表記されてるわ。
変換しにくい…)
こちらは1990年月組が初演。
当時、香水のPoisonがはやっていたのを思い出しますわねぇ。
でも私「ル・ポァゾン」って
歌詞を見ないでもカラオケで歌える自信があるのに
内容をちっとも覚えていないことに気が付きました。
(「♪この陶酔のひととき ああ ああ ああ♪」のあたりは
 歌っていてすごく気持ち良いですねぇ)
だから「ナルシス・ノアール」から挿入された場面があることも
歌詞を聞くまで気が付きませんでした。
同じ岡田先生の作品だからか、違和感なかったし。

「小さな花がひらいた」でさっぱりした男ぶりだった
蘭とむは「ル・ポァゾン」では一転して
赤面王子フルスロットル。
オープニングの赤い衣装、似合いますねェ。
そのあと、えんじ色のスーツに着替えると、
これがまた似合うんだなぁ。
ピラピラのついていないスーツだと
蘭とむの頭の形、サイズ、肩の張り具合、
腕の長さ、足の長さと太さ、そういったものが
すべてバランスが良いのがはっきりわかり
見ていて「綺麗だなぁ」って感心するんですよ。
そしてこのシーンのダンス。
シンバルと同じタイミングで
腕を右に、左に差し出したあと
腰をキュッとひねるんだけど、これが!!!
え、エロい…。クラクラする…。
エロいと言えば、デュエットダンスでも…
そんなところを、そんな触り方で?!
コホン。
文字にするとヘンタイっぽいですが
実際にご覧になれば絶対同じ感想を抱くはずです。

そうかと思えば、真っ白な夢のような衣装、
マタドール…と趣の違う衣装と場面で
蘭とむファンにとっては色々なコスチュームを見られて
楽しかったのじゃないかしら。
そうそう、マタドールの場面。
一旦下に置いたマントを再度拾ってひるがえす時、
あきらかに持つ場所が違っているのが見て取れましたが
蘭とむは「ええい、モタモタ持ち変えていてはブサイクだ。
振りにくいけど力任せに振ってやる~!!」とばかりに
ブンブン振っているのが可愛かった…。
多分普通の人だったら、マントを綺麗に翻せなかったと思う。
さすがだわ。

そしてフィナーレ。
金色なのか、銀色なのか、黄緑なのか、赤いのか…
いったい何色なのかわからないスパンコールで
私の頭に浮かんだ言葉は「玉虫厨子?」
びっくりするような派手な衣装でした。
全国ツアー仕様(宝塚=派手という図式)なのかなぁ。

吟遊詩人の華形ひかるくん。
衣装が…特に帽子があんまりなことに、
顔が半分以上隠れて見えない!
私の席が2階だったから?と思ったけれど
プログラムに掲載されている
初演のかなめちゃん(元月組トップスター 涼風真世)の写真を見ると
やっぱり帽子のデザイン自体が違う。
何とかなりませんか~。
マタドールの場面の「影」はすごく見ごたえがありました。
みつるくんは、最近、何をやってもハズレがないように思います。

あとは…
すみません。
ショーはほとんど赤面王子をオペラグラスで追いかけたため
他の方をほとんど見ておりません。
蘭寿とむの大ファンというわけではないのですが
せっかく見るんだから赤面ビームを楽しみたくって。
さすがにトップさんは、緞帳が下りるまで
1階、2階、3階また1階、2階…というように
劇場全体に目を配っていました。
良いトップさんになったなぁ、としみじみ感じた公演。

きっとこの全国ツアーを見て宝塚に入りたい、と思う少女が
現れることでしょう。
また、秋田、青森、岩手での公演ではきっと
「小さな花がひらいた」に東日本大震災を重ね合わせて
涙するかたも多いと思います。
「もう涙とはおさらばさ」が心に灯りをともしますように。
公演の成功をお祈りします。

いつも以上にとりとめが無くてごめんなさい。
長文にお付き合いくださってありがとうございます。


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最終更新日  2011.10.22 23:44:05
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