ああ早く寝ないといけないのに、
目が冴えて眠れないワ~。
どうせ寝られないなら、
サヨナラショーについても書いちゃうぞ。
怒涛の3回目の更新です。
トップさんのサヨナラショー、
真央ちゃん(元月組トップスター大地真央)の
「夢を見ました…」から始まる、セリフのような退団挨拶も
いつもファンを冷たくあしらっていた
ヤンさん(元花組トップスター 安寿ミラ)が
泣くまいとして こらえても こらえても
こらえきれずにフルフルと唇を震わせながら
滂沱の涙を流していたシーンも
ぜーんぶテレビでしか見たことがなかったです。
どんなものなのかなぁ…
まず自分の席につこうとして驚いたのは
霧やん(月組トップスター 霧矢大夢)のファンクラブが
ペンライトを用意してくれていたこと。
約2000ある座席一つ一つにセッティングされていたペンライト。
ちゃんと、サヨナラショーのどの曲になったら振るのか、
また幕間休憩中に包装から出して、きちんと点くかどうか確認して欲しい、
もしも点かない場合、係員に申し出て欲しいなど
細かい注意事項も書かれていました。
ファンクラブの人たちの愛情ですねェ。
もちろん素直に幕間休憩に点灯チェック。
何て綺麗なの?!!
この点灯チェックは見知らぬお客さんどうしの
結束を高めましたよ。
ペンライトの使い方がわからなそうな方に声をかけて
教えてあげるひと多数。
また、このペンライトの出番は サヨナラショーで「STUDIO 54」から
「人ごみの中の孤独」という曲がかかったときと書き添えられているものの
私は月組「STUDIO 54」を見ていません。
タイミングがわかるか不安でいると
お隣の方が声に出して「その曲がわかるかしら」とおっしゃったのです。
するともう一つ向こうの方が
「大丈夫、私がちゃんとお教えします」
そこから一気に会話がはずみ…
「東京から来たんです。
家族3人で宝塚友の会に入っていて
全員で千秋楽と前楽のチケット抽選に応募したら
前楽と千秋楽の両方が当たって昨日から見てます。
でも、運を使いはたしちゃって、娘が受験で第一志望落ちました、
お母さんがそんなところで運を使ったからよって…」
ふふふふ。
思わずわらっちゃった。ごめんなさい。
このペンライトのおかげでぐっとアットホームになり
始まったサヨナラショー。
8人もいる退団者のお手紙を越乃リュウ月組組長が代読。
その後いよいよ始まったショーのオープニングは
「ジプシー男爵」オープングのダンス。
この5分でチケット代の元が取れたと思えた
名場面の衣装も含めての再現からスタートでした。
劇場が暗すぎてメモがとれず順番はうろ覚えですが
「紫子」や「スカーレット・ピンパーネル」
そしてなんといっても新人公演史上伝説になっている
「ノバ・ボサ・ノバ」のシナーマン。
衣装はシナーマンの時の衣装ではなく、
赤いラテンの場面の衣装でしたけど
霧やんのシナーマンが聞けて最高でした。
やっぱり霧やんは歌がうまいねぇ。
「スカピン」の「あなたこそ我が家」も
美しくて泣きました。
トップコンビ以外の6人の退団者にもそれぞれ
場面があり、大劇場全体から拍手が。
劇場全体からの拍手と言えば、
サヨナラショーの前段階、
「Misty Station」のフィナーレでは
退団者は恒例で、胸に花のコサージュを付けています。
だからひと目で退団するのだとわかるのです。
退団者がおじぎをすると、ファンクラブの垣根を越えて
全体から温かい拍手が沸き起こる…
宝塚歌劇ファンが大きな家族だなと感じて胸が熱くなる瞬間です。
30分か40分ほどもあるサヨナラショーが終わると、
いよいよ大階段の上から退団者が一人ずつ降りてきてのご挨拶。
8人全員が黒紋付と緑の袴姿でした。
一番印象深かった挨拶はまりもちゃん(蒼乃夕妃)。
他の人たちが声を張って
セリフに近い声で話す中
全くの素。
「これまで役としてセリフをしゃべっていたけれど
自分の言葉で挨拶をするのはこれが初めてで緊張している」とのこと。
自然体で好感が持てました。
「初舞台当時は普通の娘役さんのひとり蒼乃夕妃だったのに
いつの間にか『男前な娘役』と言われるようになり」
で場内に笑いが。
「それで良いのかと悩んだこともありますが
それが私の個性だと思うようになりました」で再び温かい笑い。
その後、まりもちゃんは涙声になりながら
相手役が広い心で支えてくれた霧やんだったからこそ
自分らしく輝けたと感謝の言葉を続け、
これには霧やんファンが耐えきれず、
一気にすすり泣く声が増えました。
私もいつも男前だった蒼乃さんの涙にもらい泣きしちゃった。
霧やんは最後まで涙なく、爽やかに挨拶。
名前の大夢は本屋さんで立ち読みした赤ちゃんの名付け本からもらったこと。
最初は大きな夢などなかったこと。
でも、小さな夢を一つひとつ叶えるうちにここまで来たこと。
難病での休演についても
「あれは自分に必要な体験だったのだと思う」と述べ
ファンが励ましてくれたから
辛い治療にも耐えられた、
そして周りのすべても人への感謝を述べた後、
これからまた新しい夢を探しますとしめくくっていました。
誰の人生にも当てはまる深い言葉でした。
退団者には同期からと組子からの花束贈呈がありますが
霧やんは80期生の最後の一人。
在籍者がおらず、鳴海じゅんが。
いまでも十分タカラジェンヌとして通用するスタイル。
すばらしい。
青樹泉には十輝いりすが。
背の高くて綺麗な2人が向かい合う様子は
美しかったです。
十輝さんが「星組の」と紹介されたのを聞くのは
少しさびしかったです。
最後に皆で歌ったのは
「FOREVER TAKARAZUKA」
「すみれの花咲く頃」で締めるのだと思っていたので
意外でした。
何を最後に歌うかはトップさんに選ぶ権利があるのかなぁ?
カーテンコールは4回だったか5回だったか6回だったか
忘れるくらいかかりました。
その中の一回で霧やんから
「月組千秋楽恒例の大ジャンプ、やりましょうか」
何かと思ったら舞台の上だけでなく
客席の皆も参加して
「月組ばんざーい」と叫び
「ざ」のあたりで万歳しながらぴょこんとジャンプするというもの。
私も初めてでびっくりしたけれど
専科から特別出演のソルーナさん(磯野千尋)と
一樹千尋さんもやりかたを周囲から説明してもらっていたのが
おもしろかったです。
月組、面白いことしてたのねぇ。
惜しまれながらサヨナラショーの幕が下り
外に出ると18:00過ぎ。
雨がそぼ降る中、ファンクラブの人たちは
このあとの霧やんのパレードに備えてガードをしていました。
お疲れ様です。
よく見たらアーチの足元にも生のお花があしらわれていました。
すごい!
私は用事があるので最後まで見ることができなかったのですが
霧やん、愛犬のフィンチを抱っこして現れたんですってね?
面白いねぇ。
初めて拝見したトップさんのサヨナラ公演千秋楽。
とてもステキなものを見せていただきました。
今回、サヨナラショーをちゃんと再現できなくて
ごめんなさい。
やっと眠くなってきました。
おやすみなさい!
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