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テーマ:スペイン語のお勉強日記(327)
カテゴリ:スペイン語
遅ればせながら本日観ました。と、言ってもドミニカ共和国では先週からやっと公開。普通、ハリウッド作品などはかなりのスピードで公開するのですが、こういった作品はそうでもないみたいです。
スペイン語ではDIARIOS DE MOTOCICLETA・・・そのまんまですね。 私は主演のGAEL、大好きなのです。もちろんAMORRES PERROSで惚れました。というより、あの作品でのGAELのファンと言ったほうが良いかも・・ってくらいあの作品の中でのGAELが好き。 そんなGAEL,なんと2月にドミニカ共和国で撮影するとの噂!ほ、本当だろうか・・・。どこでやるんだろ?? 生で拝んでみたい。←ミーハー さて、作品ですが。 はっきり言って音質が悪すぎて、何言ってるのか??なところが多数あり。プラス、ARGENTINOの話し方って聞き取りにくい。でも、GAELはやっぱメキシコ人。アルゼンチンっぽく話してるけど、アルゼンチン人でないのは明らか。やっぱ、スペイン語、エリアによってちがうよね~としみじみ。 そんなわけで細かいところが少々わからなかったけど、持っていたチェ・ゲバラに関する知識で補いつつ観ていました。 でも、映像は本当にきれいだった。そして、センスというか、感覚が素敵だと思った。 アルゼンチンやチリは言ったことないけど、ペルー、とりわけクスコの映像に惹きつけられた。 今回はスペイン語の映画をスペイン語で見ているのだけど、日本語にはどう訳されてるのかな??毎回これって気になる。特にAMORRES PERROSのような完璧なまでにメキシコスラング映画、それもCHILANGOS(メキシコシティーの連中のことをこう呼びます)のスラング。あれをどう日本語に訳すのか・・・と~っても興味があった。 日本に帰国後、日本語の訳を見て、感心しました。 かなりよく訳せていたと思う。あれ訳した人、えらい! スペイン語のネイティブですら、あのスラングの連発に「よくわからない」と言ってたくらいなのに。 なので、あれ、あのスラングがわかる人と、わからない人ではいくら翻訳がついても受け取り方はぜんぜん違うような気がする。CHILANGO LANDIA(メキシコシティーの別名)に住んでいた私は、なんだかちょっとうれしかったりした映画でした。 今回はちょっとてこずった映画だったけど、それでもスペイン語でダイレクトに理解できると言うのは、また別の魅力があると思う。 例えば・・・。 映画の中であった台詞。 「なぜ知りもしない場所をみてノスタルジーを感じるのか」 この気持ち、旅をしているとよく思うことだな・・・と同感。でも、この台詞に使われていたのはCONOCER・・ 日本語に置き換えれば「知る」だけど、日本語の「知る」とはずいぶん「差」のある言葉なのです。 CONOCERとは実体験として「知らない・体験したことない・味わったことない・見たことない」などなどが含まれるのです。うまく表現できないのですが、非常にスペイン語らしいスペイン語だと思います。 そういった台詞のひとつひとつ訳を目で追ってではなく、自分で「感じることができる」のは、私にとってはスペイン語の映画を見るときの特権です。 なので、なんでも翻訳物ではなく、原語のままで接するようにしてます。ま、ネイティブじゃないので誤解も多いのですが、その誤解も含めて楽しかったりするものです。 ああ、また南米に行きたくなってきたなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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