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かさがひらく頃に

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2012.12.03
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カテゴリ:アニメ
 年の瀬も迫ってきたところで、たまには年末らしいことを…ということで、今年のアニメ主題歌を厳選して各々10曲選んでみました。以下要綱です。

※1年を上半期(1月~6月)、下半期(7月~12月)に分け、各期、OPとEDを10本ずつチョイスしました。
※対象アニメは「リスアニ!」Vol.8~Vol.11に掲載されていたアニメ(各号24本~34本)OPEDとします。
※ただし、上記にもれた深夜アニメ等もあまりに多いため、上半期下半期に1本ずつ掲載されていないアニメ主題歌の中からねじ込んでおります。

 それではどうぞ。なお順番に優劣順位はありません。曲名の五十音順です。


1.『ゼロの使い魔F』OP
『I'LL BE THERE FOR YOU』ICHIKO
作詞:森由里子
作曲:岩崎貴文
編曲:新井理生
OP演出・コンテ:岩崎良明

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 一発目は、ゼロの使い魔4期のOPです。ICHIKO嬢の声をアニメ主題歌という形で再び聞けるという一点だけで選んだのですが、実際『まぶらほ』などからはじまってここ10年程のアニソン歌手ブームの先駆をつけた素晴らしい御方なのでひいきの引き倒しもしょうがないです。ゼロ使のOPは必ずタイトルコールから始まるのですが、この一点だけとっても主題歌不変の堅実さが現れているとともに、それがいかに人の心を動かすことか! 映像面では1期の踏襲…もといオマージュとおもしきサビの対決や飛行機のシーン。5年以上携わった監督の心情如何ばかりか。


2.『クイーンズブレイド・リベリオン』OP
『命のうたが聞こえる』田村直美
作詞:田村直美
作曲:yamazo
編曲:yamazo
OP絵コンテ・演出:杜野幼青


 ICHIKO嬢と同じく、完全に曲だけで選択。ただ逆説的になるけどそれだけ上半期は甲乙つけがたい主題歌が多かったということで。あと、あえて話題になりそうなのは外しているのもいくつかあります。(言い訳乙)さて、田村直美女史といえば「ゆずれない願い」をはじめとした不朽の名曲アニソンのヒットメーカーだったのですが、2000年代に入ってからはほとんどお見かけせず、この曲がなんと10年ぶりの主題歌タイアップ!リアルタイムで女史の新たな名曲アニソン誕生の時間を生きられていることの実感たるや!


3.『さんかれあ』OP
『絵空事』nano.RIPE
作詞:きみコ
作曲:きみコ
編曲:nano.RIPE
OP絵コンテ・演出:畠山守

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 前二曲とはうって変わり2010年代に入り突如出現したランテイスの推しバンド「nano.RIPE」から。当グループは今年3曲だしていますが、春のこの曲を選出。やはり『花咲くいろは』で凝り固まったと思われたイメージを見事に打ち破った曲という印象補正が強いですね。いろはではこのバンドの疾走感をフィーチャーしていましたが、今度は空虚感をフィーチャーしたのかと思わんばかりのA~Bにかけての白背景!ある意味『花咲くいろは』とは正反対の演出がなされたことが功を奏したのだとその後のタイアップを見るにつけ、切々と感じることしきり。余談ですが、OPだけじゃどんなアニメなのかさっぱりわからないくらいが深夜アニメはちょうどいいと思います。


4.『アマガミSS+PLUS』OP
『Check my Soul』azusa
作詞:azusa
作曲:azusa
編曲:azusa・t.sato&r.wat
OP絵コンテ・演出:岡本英樹

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 azusa嬢のヒーリング系ボイスは、2010年代に入ってから絶賛大活躍中なのですが、今回のアップテンポは個人的にベストだった『君のままで』を越えてしまっていやはやハードルあがりっぱなしだな、と。岡本英樹氏によるお手本のようなギャルゲ原作アニメのOP臭さはこの新世代アニソンと融合してうまい具合にカオスなお笑いを引き出していてこれ計算なら、すごいってレベルじゃねぇ!なんですがはてさて。ちなみにOPは森島先輩にやられました。あのポーズは反則でしょう……


5.『輪廻のラグランジェ』OP
『TRY UNITE!』中島愛
作詞:サエキけんぞう
作曲:Rasmus Faber
編曲:Rasmus Feber
OP演出:鈴木利正

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 今回選んだOPの中では一番衝撃を受けた色彩設定と効果です。え~!?こんなオサレありなん!?と素で口走るくらいすごい。もちろん映像だけではなく、ラスマス・フェイバー氏(個人的に大好きなプラチナアニジャズリスト)プロデュースのまめぐソングは、ロボットものとは思えぬ透き通った世界観を醸し出してこの御方はまめぐ理解度合いはんぱないなぁ、と。サビ入りのまめぐ式「まるっ!」は石原嬢のそれより好み(完全に声質の話)なのは秘密。


6.『ファイブレイン神のパズル-オルペウスオーダー編-』OP
『Now or Never』ナノ
作詞:ナノ
作曲:nanovish
編曲:西辺誠
 
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 今期の「BTOOOM!!」主題歌でもおなじみナノ嬢。上半期OPのリスアニ外枠です。入っていなかったのはおそらく2クール目OP¬深夜アニメという条件が重なったからかと。ニコニコ動画歌い手出身……という肩書を見ただけで敬遠する人が多いかもわかりませんが、アニソン枠でも歌い手出身という枠は今や珍しくなくなってきていますし、デビューするのは、ほんの一握りであることを考えるとその裏打ちされた実力はやはり特筆に値するかと思います。曲の持つ疾走感をうまく映像と組み合わせた演出には感服。1期を全話見てきた人には、髪おろしノノハは反則的なかわいさだったでしょう。


7.『探偵オペラミルキィホームズ 第2幕』OP
『ナゾ!ナゾ?Happiness!!』ミルキィホームズ
作詞:こだまさおり
作曲:高田暁
編曲:高田暁
OP絵コンテ・演出・作画監督:沼田誠也
 
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 こだま×高田コンビという今注目のノリノリ作詞作曲コンビにも注目すべきとこなのでしょうが、それより偶然も重なったとはいえ、上半期で声優グループによる主題歌で選出したのがこの曲のみということに驚きを禁じ得ません。素人目でもわかるごり押しでもそれをお笑いに転化して、好感度を上げ、着実に積み上げていけばブレイクさせられるという某社長のセールススキルは見事というほかありませんがそれはさておき。クレジットを見ればわかるとおり、(カオスな方の)ミルキィホームズの演出にいかに沼田氏が酷使されているかを体現したOPです。途中話からの作画修正が如実に物語っています。曲の方は、ライブを意識した作りとOPとしてのノリを意識した作りの中間くらいをうまく無難に作ったという印象でしょうか。


8.『パパのいうことを聞きなさい!』OP
『Happy Girl』喜多村英梨
作詞:大森祥子
作曲:河合英嗣
編曲:山崎寛子、河合英嗣
ストリングスアレンジ:菊谷和樹
OPコンテ・演出:川崎逸朗

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 喜多村嬢のアーティスト名義アニメ主題歌に外れなし……とは、ただの俺得持論なのですがそれを差し引いてもこのOPがテーマである「Happy」にこれほど実直な曲が誕生するというのは、作詞の大森嬢&作曲河合氏のコンビがいかに喜多村絵梨というアーティストを知り尽くしているか、ということの証左。OP全体にかかる画面効果もそれに花をそえていてgood。映像ではなんといっても、クライマックスでちょこちょことひた走るひなちゃんのかわいさがイケナイ感情を…ではなく父性をよびおこさせて実によいですね。


9.『偽物語』「かれんビー」編OP
『marshmallow justice』阿良々木火燐(cv.喜多村英梨)
作詞:meg rock
作曲:神前暁
編曲:神前暁
OPディレクター:高津幸央

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 冬アニメの採用率が素晴らしいことになっていますが、またまた冬アニメ『偽物語』より暦君のおっきい方の妹、火燐ちゃんの歌うオープニングです。作詞作曲は『化物語』の各主題歌でも鉄板のめぐさきコンビ。OPディレクターはゲームOPなどでその筋には有名らしい(すいません自分が無知なだけです)高津氏を呼び、1期に勝るとも劣らないハイセンスなことになっています。蜂に刺されたことのある人にはアナフィラキシーショックがおきそうな執拗なまでの蜂描写。歌詞にも登場する「燃える」思いの演出。キタエリボイスの中学生を想定したボイスに混じるほのかなポルノ臭さがうまくコラボ例としたお薦めの一品です。FULLサイズが初回限定ソフト付属のみなのが残念。


10.『新テニスの王子様』OP
『未来の僕らへ』藤澤ノリマサ
作詞:夏ノ芹子
作曲:河村佳希
編曲:あおい吉勇
OP絵コンテ・演出:山本秀世
 
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 アニソンでポップオペラというジャンルがあることを知ることができたことがまず一番の理由なのですが。アニソンの間口の広さに改めて感動したのはもちろん、音楽というジャンルでの自分の矮小さに気付き、精進あるのみと決意も新たにできたり。では他の理由は何かというと、『さんかれあ』でも書きましたが、詐欺OPというのは深夜アニメにおける一つの美徳だと思うのですが、それを見事に体現したOPだからです。このOPを見て誰が、テニスボールで人をふっ飛ばすアニメだと思うでしょう。おしむらくは、鬼さんのカットが印象強すぎてほかのキャラがかすんでいるのではないかということですが、本編を見ればたぶん鬼さんが(出番的な意味で)かすむので問題ありませんね。


簡易総評
 上半期の好みのOPは圧倒的といっていいほど、冬アニメに固まってましたのでその揺り戻しが大変でした。それはひとえに新旧アニソン歌手が1クール内で共演するというクールであったからだと思います。次は2日後くらいをめどにあげます。







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最終更新日  2012.12.11 02:01:59
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