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テーマ:実のなる植物(1376)
カテゴリ:なたまめ
ナタ豆の収穫をむかえた方々に、ご一読をおすすめします。
もしも、なた豆を食べて ひどい下痢や吐き気におそわれたら、 あわてず対処しましょう! アフィリエイトで「缶入りメッセージ豆玩具」を扱われている皆さんにも基礎知識として身につけていただければありがたいです。 -- 刀豆(なたまめ)食中毒の対処方法(『なた豆入門』『なた豆日記』共同投稿) 刀豆(なたまめ)メッセージ缶入り玩具の食用について問い合わせが私どもにも寄せられるようになりました。 発芽したナタマメを移植された方々が場合によっては40センチ以上の巨大なサヤを何本も収穫される時期に入ったためです。 すでに缶入り玩具から育てた刀豆(なたまめ)は基本的に食用に適さないことを再三にわたってお知らせしてきました。 原材料の多くは中国産の赤刀豆(四季豆、扁豆と呼ぶことが多い)と思われます。 中には家畜が流産するほどの猛毒性が危惧されるタチナタマメという原材料が使われている玩具もあるようです。 食品店などできちんと食用に販売されている白刀豆(なたまめ)は観賞用玩具に使われている赤刀豆とは違います。 ここでは、誤って赤刀豆などの有毒な種類の刀豆(なたまめ)を食べ、食中毒を起こしてしまった場合の対処方法をご紹介します。 主に長治市軍人家庭生活信息服務網の健康指南という中国の啓蒙的ホームページの内容を要約し、適宜日本人向けに解説を増補してアレンジしてあります。 中国語ホームページのアドレスは以下です: http://www.jrhyjt.com/05/view.asp?TitleID=378 【1】刀豆(なたまめ)、四季豆、扁豆の食中毒をよく知ろう! 中国では、河豚(ふぐ)の内臓やジャガイモの芽と同じように四季豆(刀豆)が食中毒を起こすことが知られています。 日本では食用として刀豆を用いる習慣がないので、先ず正しい知識を持ちましょう! 中国の赤ナタマメは、「紅刀豆(HongDaoDou)」と呼ぶこともありますが、食用の際は、「四季豆」「(芸)扁豆」「(単純に)刀豆」などと呼ばれることもあります。 刀豆にも多くの種類があるので、地域によっては「四季豆」を「紅刀豆」と区別することもあれば、「四季豆」が「刀豆」という総称と同じように扱われることもあります。 いずれにせよ、刀豆類の食中毒症状は「四季豆」と中国で呼ばれる豆類の症状と同じと考えてよいでしょう。 (ここでは、日本の通称である「刀豆(なたまめ)」という表記を用いることとします) 【2】なぜ「刀豆(なたまめ)」が中毒を起こすのか? 刀豆(なたまめ)には消化管内の粘膜に刺激を与え、胃腸内で充血や腫れ、出血性炎症を起こすサポニンなどの物質が含まれています。 一説には、カナバニン、コンカナバリン、その他の数種類の物質も有毒性が指摘されています。 刀豆(なたまめ)に含まれるサポニンは赤血球の破壊から溶血症状を起こすともいわれます。 刀豆(なたまめ)の外皮内にサポニンは多く含まれ、摂氏100度以上で充分に加熱処理をすれば毒性が軽減するといわれています。 【3】刀豆(なたまめ)中毒の潜伏期間はどれくらい? 刀豆(なたまめ)中毒の潜伏期間は数十分から数時間といわれています。 【4】刀豆(なたまめ)の中毒症状は? 中毒症状は胃腸炎と似ています。悪心、嘔吐、腹痛、下痢(非潜血性水様便)などです。 嘔吐は少ない場合は数回、多い場合は十数回に及びます。 多くの中毒者は手足のしびれ、胸焼け、動悸、背中の痛みなどを伴い、めまい、冷や汗、寒気などの神経系統の症状を伴うこともあります。 刀豆(なたまめ)中毒は短期間で、1~2日以内に回復します。場合によっては数時間で回復することもあります。 【5】刀豆(なたまめ)中毒の対処方法 刀豆(なたまめ)食中毒の対処方法は3つあります。 <対処方法その1> 軽症中毒者の場合は、安静にしていれば回復します。砂糖を混ぜたお湯、濃いお茶などを少しずつ何回かに分けて飲ませてもよい。 必要な場合は、鎮静剤を服用させ、安静や睡眠を保つなどしてもよい。 <対処方法その2> 重症中毒者の場合は、病院で適宜治療をします。嘔吐が止まらない場合、脱水症状がひどい場合、溶血症状が見られる場合などです。 <対処方法その3> 甘三、緑豆などを煎じてお茶にして飲むという民間漢方療法にも一定の解毒作用がある。 【関連リンク集】(この投稿の引用元) 『なた豆日記』 『なた豆入門』 なた豆について本格的に知りたい方は?→『いよ式』iyoway.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.26 10:37:13
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