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年子と私とそして夫 年子育児 51歳の自分探し

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幼稚園入園前から始めた楽天ブログ。年子兄弟も社会人と就活中の大学4年生です。彼女もできてそれぞれの道を進んでいます。私はもう口出しすることはしませんがいつまでたっても子供の事は気になるものですね。 私の子育て中の気持ちをつづった大切なブログなのでちょっとずつ見やすいように整理してみよかなと思いたちました。




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2012年03月30日
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主人の祖母が先週の水曜日に危篤になり夜中に家族でかけつけた

突然部屋で倒れていたので救急車で運ばれた
心臓に水がたまっているとの事で息がとても苦しそうだ

何とか持ち直してくれて私達もほっとした

おばあちゃんは92歳になるが
1人で家事を一切行い
自立的に暮らし私の憧れの人である

2年前には大腿骨を骨折したが
手術後のリハビリをがんばり
普通の暮らしができるようになっていた

2年前の手術時も心臓が悪いので手術は難しいかもと先生が言えば
「先生手術中にぽっくりいけば本望です
手術してください」
とおばあちゃん自らお願いして
手術をしてもらった


私とも色々な話をした
おじいちゃんとの出会いや
おばあちゃんがデパートで働いていたこと
子供がギターを買ったけどすぐに飽きてしまったので
自分で習いに行ったけど
「あなたの年ならギターでなくて三味線がいい」と言われ
三味線を習いだしたこと

自分が死ぬのなら
コタツのところで座って
「眠ってると思ったら
おばあちゃん死んでたよ」
って言われるように死にたい

老人会に行っても
「一番年寄りになったから
みんなが大切にしてくれるのよ
危ないって手もかしてくれる
大丈夫なんだけど
みんなが気を使ってくれるから
できないふりしちゃうのよ」(笑)


「みんなが集まると
足が痛い腰が痛い
そんな話ばっかり
私はどこも痛いとこないけど
痛いわっーて話あわせるのよ」(笑)

おばあちゃんは絶対
この調子のまま
100歳まで元気と思ってたのに

でも私が100才までがんばってと言うと
「80歳の1年と90歳の1年はぜんぜん違うから
日に日に弱っていくような気がするよ」と言っていた

「だから100歳は無理だね」とも・・・


様態は良くなってきたが誤飲が危険なため
水さえもとろみをつけないと飲むことができない

「水も飲めないなら死んだほうがいい」
「なんで生まれてくるときは 予定日があるのに
 死ぬときは予定日はないのかね・・」

病院のベッドで上記の言葉を聴いた翌日

おばあちゃんは完全に私の事がわからなくなっていた
昨日までは
「おさわがせばあさんだね」と私たちを笑わせてくれる余裕さえもあったのに


おばあちゃんの様子がおかしくなったのは
様態は安定してきた頃からだ
目の焦点が合っていなく
話がかみ合わない 私達が見えない物も見えるようだし
突然笑う事もある
ボケてしまったのだろうか

私はいいようのない喪失感でいっぱいになった

あたりまえと思っていた普通に生きる事、生活することは
すごく貴重で 尊いこと

それはこんなにもあっけなく
崩れてしまうのだ。。。。

時間があると
おばあちゃんのことを考えてしまう
しかし考えても解決策も答えも
生きるって事も
死って事も
何ひとつ
よくわからない

食事もほとんど食べない
点滴で生き延びているおばあちゃんは悲しい気持ちになっていないか
拘束されて ずっと天井を見ているしかない時間
そういうことから逃れたい為にボケたのだろうか

はたしてこの状態で生きていることは幸せか
自分だったらどう思う

でも一時的なボケかも知れない
改善して又もとの生活に戻れるかも

それであれば 点滴を受けて 
つらい時間を耐えた 治療をすべきか
先生も家族も 高齢だから。。という言葉が端々にでてくる

高齢だから
あきらめたほうがよいのか

考えれば考えるほど
なにが正しいか分からなくなる

孫の嫁のの私がどうこうできる問題ではないのだが

おばあちゃんが望んでいた
こたつでぽっくり眠るような。。。

死ばかりは理想通りに演出できないものなのだと
改めて思った

青く腫れ上がったおばあちゃんの細い腕を見ると
今のおばあちゃんに早く元気になってねと声をかけることは酷な気がした





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最終更新日  2012年03月31日 01時57分25秒
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