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茶楽人の茶の湯

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2006年02月20日
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弥七田織部のキャンディーボックス

食籠と呼ぶのでしょうか。前の流儀も今の流儀も菓子器は蓋付の物ではないので、本来の使い方をよく知りません。これは和子先生に初めて出会ったときに、籤をまわしたら当たりが出て(しかも先生の作品をふたつ頂いていたので二回まわしていいと言われ、二回まわしたらふたつとも当たりだったのです。こんなことはまずない私です。)好きなものを選んでいいと言われたので、美濃伊賀の花入れとこれと迷ったのですが、この弥七田織部の食籠を頂いたのでした。

そのころはまだ織部焼なぞ好きではありませんでしたが、巷の織部でなく作家物の織部はやはり違う、ということを感覚で思った程度でした。

私はこれを普段のお茶菓子入れにして紅鉢の横に置いています。お茶を頂く前にこの蓋を開け、お菓子をいただきます。勝手に題名にキャンディーボックスと書きましたが、英語訳にしたらこういうのだなぁ、と先日思いついた物ですから。

つい先日、家元の奥様が本を出されました。三代続いて同じファーストネームのお嫁さんだと言うことを初めて知りました。(家元のおばあ様もお母様も奥様も同じお名前、厳密にはおばあ様は”子”がつかないですが。)三代も同じ名前なんてなんてご縁なんでしょう。

お茶の家の生活を垣間見て、生活の中のお行儀などについて厳しいところもあるのですが、四季を通して外に向けての行事だけでなく、ご家族の生活も四季折々大切に過ごしていらっしゃるご様子が、羨ましくもあり、忘れていた生活でもありました。さあ、おくらばせながら今日、お雛さまを飾りましょう。

そうそう、宗磨お薦めの本の中に家元の奥様の本が写真つきで出ています。ご興味がございましたら、ご参考になさってくださいませ。
(できることから・・という題名です。)


お雛様





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最終更新日  2006年02月20日 12時16分56秒
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