シャッター音には敏感、マナーは鈍感
また、電車内のできごとを紹介します。私は毎日、三つの路線を経由して通勤しています。二つ目の路線は、乗降客数が日本一の駅から、最近、新幹線のホームができた駅までです。さあ、どこからどこまででしょう、などとクイズを出している暇は、ありません。その路線で最初から座れる可能性はありません。京も座れず、私は入り口の左側に進行方向を向いて立っていました。つまり、進行方向左側の座席の前に立っている人がよく見える位置です。最初の駅を発車してすぐ、私から数えると2人目の女性が、まつげに何かを塗りつけはじめました。つまり、化粧を始めたのです。それを見た私は、携帯電話のカメラを起動し、『背広のポケットの中』で、シャッターを押しました。すると、その女性は、びくっとして、私の方向を見ました。化粧に熱中しているように見えて、音の種類(カメラのシャッタ)と発生場所を一瞬で認識したのです。さすが、女性の直感力の鋭さです。どこかの国のミサイルが飛んできたときに、探知のため、役立ててほしいものです。それは別にしまして、ヨーロッパで、女性が、人前で、たとえば、レストラン、喫茶店の中で、化粧をすると、『特殊な職業』の女性と思われるそうです。もし、それが原因で、どうにかなっても、どうにもならないと聞いたことがあります。若い女性は、依然として『ヨーロッパ志向』ですが、日本での習慣をださないよう注意が必要です。あなた自身のためです。