毎日感じたこと、時々は台湾のこと

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• 炎上！　江戸城天守閣

  本題の前に、髪も体の一部です。↓　↓　↓　↓　髪は『長い友達』（クリックだけしてください。すぐ終らせて結構です）明暦3年（1657年）1月18日、江戸で明暦の大火（振袖火事）が発生しました。振袖火事の由来は、若くして亡くなった娘を弔うため、寺で燃やした娘の振袖が強風で舞い上がり、本堂の屋根に燃え移りました。そこから火が広がり、思いもかけぬ大火になったために、名付けられたといわれています。江戸時代には、江戸は何度となく、大火に襲われました。その中でも、最初の大火といっていいでしょう。この大火の特記すべき点は火元が1ヶ所ではなく、本郷・小石川・麹町の3ヶ所から連続的に発生したことです。ひとつ目の火災が終息しようとしているところへ次の火災が発生し、結果的に江戸市街の6割が焼けてしまいました。家康の江戸開府以来から続く、古い密集した市街地のほとんどが焼きつくされてしまったのです。この大火を教訓として、幕府は江戸の都市改造に着手しました。街路を広くしたり、火除け地を設けました。しかし、当時の貧弱な消防力では、『紙と木』で作られた江戸を大火から守るには不十分でした。幕府にとって最大の衝撃は、江戸城天守閣の焼失であったでしょう。天守閣を再建するかどうかについて、幕府首脳の間で激論が展開されたかも知れません。しかし、「天守閣は象徴にすぎない。復興や火災の予防が先決である」という理由が大勢を占めて、再建はされませんでした。したがって、映画、テレビの時代劇で、江戸城に天守閣があれば、それは時代考証の誤りです。幕府は放火犯に厳罰を課しました。『市中引き回し、火あぶり』です。ひとつは見せしめ、もうひとつは火事で焼け出された人々の不満のはけ口です。それでも、放火は根絶できませんでした。季節に関係なく、火事は全ての財産を灰にしてしまいます。火には充分注意してくださいませ。

  2010.01.16

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• ヨーロッパは真冬に限る！

  私が初めて外国に行ったのは、１月から２月にかけての真冬でした。行くきっかけは『コカコーラ』です。私の高校の同級生の家は故郷で酒屋を営業してします。酒だけでなく、コカコーラも扱っています。コカコーラは各地域に『ボトリング会社』を持っており、そこから商品が配送されるそうです。某地区の『ボトリング会社』が取引先の関係者、家族を集めて、団体旅行を組織したのです。その同級生から「安いから行ってみないか」と誘いがあり、「それでは行ってみよう」となりました。ジャンボ機を借り切り、フランス・パリまで延べ３０往復しています。したがって、全国で１万５千人が参加したことになります。航空会社、旅行会社、パリのホテルは『シーズンオフ対策』としては絶好のものであったでしょう。もちろん、参加者も「安い費用で行けてよかった」です。ところで、その旅行で乗ったジャンボ機は日本航空でした。そういえば、飛行機に初めて乗ったのは、岡山から東京で、これも日本航空です。『ナショナル・フラッグ』は国家を代表する翼で、その国の第一印象、つまり『好き嫌い』に影響します。他には空港のパスポート検査官、税関係官の態度でも大きく変ります。そのわりには、無愛想なのはなぜでしょう！初対面の人と会った時、最初にどこを見るかで、その人の第一印象が決まります。正確な数字は忘れましたが、かなりの人が髪型、ヘアースタイルを見ています。「いつまでも若く見られたい」は、多くの人の願いです。しかし、その願いを打ち砕く最大のものが『頭髪』です。最近のテレビでは、『育毛サロン』の宣伝が目立ちます。あれだけテレビで宣伝すると、莫大な費用がかかります。当然ながら、利用料金に跳ね返ってきます。そのような派手な宣伝に頼らず、地道な手段で、発毛法、育毛法のサイトを運営している人がいます。そのサイトには、誰でも気軽に自宅で行える発毛法、育毛法があります。 若い人は「自分は関係ない」といいます。しかし、いつかは後悔する日がきます。誰の物でもない、『自分の髪』のため、ぜひどうぞ！↓　↓　↓　↓　髪は『長い友達』

  2010.01.15

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• 三国志・魏が滅亡

  266年1月17日、三国志の魏の大将軍・司馬炎が魏帝・曹奐から帝位を奪い、武帝として即位しました。これにより三国志の主人公・曹操の息子の曹丕（そうひ）が建国した魏は滅亡し、晋が成立しました。司馬炎の祖父が『三国志演義』で有名な司馬懿（しばい）です。『三国志演義』では、司馬懿は蜀の諸葛孔明に翻弄されています。『死せる孔明、生ける仲達（ちゅうたつ）を走らす』で、多いに馬鹿にされています。（仲達は司馬懿の字です）無能を装って、魏の皇帝からの疑いを回避していたようです。いつの時代でも、有能すぎて目立つと、粛清の対象になります。歴史家は、後世の晋と区別するため、司馬炎の晋を『西晋』と呼んでいます。316年、西晋は北方民族に攻撃されて滅びます。317年、西晋の皇族の一人が江南（長江南部）に逃れ、建康（現在の南京）で東晋を建国しました。これ以後の270年間は、長江をはさんで南北に王朝が対峙したため、『南北朝時代』と呼ばれています。長江以北は『五胡十六国』といわれる混乱状態に陥りました。北方民族が南下して多くの国を建てました。ある学者によれば、秦漢時代の漢民族はこの時代に死に絶えて、新しい漢民族が誕生したと考えています。後世の隋、唐の皇帝には北方民族の血が流れています。たとえば、唐の玄宗皇帝は息子の側室を取り上げて、自分のものとしています。これは漢民族から見れば、『人倫に外れた、獣の行為』です。その側室というのが、あの楊貴妃です。589年、南北を統一した人物が隋を建国した文帝です。日本の聖徳太子が派遣した遣隋使の小野妹子を謁見したと思われる煬帝（ようだい）の父です。ところで、曹操の墓が見つかったそうですが、、本物なりや？

  2010.01.14

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• 世界最大級の『泥棒博物館』、オープン！

  １７５９年１月１５日、イギリスの首都ロンドンの『大英博物館』が一般向けに公開されました。『ダイエー博物館』ではありません！日本では江戸時代の中期、いわゆる『田沼時代』が始まる１５年ほど前です。大英博物館は世界最大の博物館のひとつで、古今東西の美術品や書籍など約７００万点が収蔵されています。常設展示されているのは、そのうちの約１５万点です。収蔵品の多くは、個人の収集家の寄贈によるものです。創設以来、入場料は無料です。寄付は受け付けており、館内には来館者向けに募金箱が置かれ、世界各国のどこの通貨でも構わない旨が各国語で記載されています。大英博物館は国家機関に準じてはいますが、法律により、２５人の評議員によって運営されています。大英博物館の起源はハンス・スローン卿の収集品にさかのぼります。スローン卿は医者であり、個人として当時最大の博物学的収集品を持つ収集家でした。遺言で、彼は収集した美術品や稀覯書８万点の収蔵品を総合的に一括管理し、一般人の利用に供することを指示しました。管財人が議会に働きかけ、それにより、スローン卿以外の収集品を含めた博物館の設立が決定しました。設立費用には宝くじの売り上げがあてられました。収蔵品の中には大英帝国時代の植民地から持ち込まれたものが含まれています。これらの品は、文化財保護の観点や宗教的理由から、現在では国外持ち出しが許可されないような貴重なものが少なくありません。出土した国から、収蔵品の返還運動が起こされています。イギリス人自身も大英博物館を『泥棒博物館』、『強盗博物館』などと皮肉っています。しかし、大英博物館に収蔵されたことで、破壊、散逸から守られ、研究が進んだという意見もあります。

  2010.01.13

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• 今は昔、日本航空という会社ありき

  最近のニュースでは『日本航空』の文字がトップに出ます。それにしても、７０００億円の債務超過とは、よく今まで放置していたものです。さすが、『ナショナル・フラッグ』であります。昔々は航空会社といえば、超一流企業であり、特にステュアーデスといえば、女性のあこがれでした。テレビドラマでも、『アテンション・プリーズ』『私はどじな亀です』がありました。その人気に陰りが見え始めたのが、『アルバイト・ステュアーデス導入問題』からでしょうか。その当時の運輸大臣が亀さんでした。夜９時のニュースによれば、日本航空の株は売りが大半でした。上場廃止になれば、紙くずになるでしょうから、それも当然です。このご時世では、骨董的価値が出るまで待てる人はいないでしょうから。それとも辛抱強く持っていて、１００年後の『お宝鑑定番組』に出しましょう。

  2010.01.12

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• 江戸時代にもあった『検察ファッショ』？　江島生島事件

  正徳4年（1714年）1月12日、大奥女中の江島（または絵島）が前将軍・家宣の墓参の代参からの帰りに、大奥の門限に遅れるという不祥事が発生しました。江島は代参の帰途、芝居小屋・山村座にて生島新五郎の芝居を見物し、その後で生島らを茶屋に招いて宴会を開きました。その宴会に夢中になったため、大奥の門限に遅れたといわれています。これが江島生島事件（えじま・いくしまじけん）の発端です。本来は風紀弛緩の問題ですが、当時の江戸城の権力闘争と結びついて、一大疑獄事件へと発展しました。現代の日本にたとえれば『ロッキード事件』でしょうか。当時の将軍は七代・家継で、生母は月光院でした。大奥内部では、月光院の勢力が『将軍生母』という地位を背景にして、家継の父である六代・家宣の正室・天英院を圧倒しています。幕府の上層部では、能役者出身の間部詮房（まなべあきふさ）、儒学者の新井白石が家柄を誇る譜代層を抑えていました。この江島生島事件は、天英院と譜代層が勢力回復のため、江島の門限遅れを突破口にした『反撃作戦』と考えられます。これに対して、間部詮房、新井白石は手出し、口出しができなかったようです。現代であれば『指揮権発動』になるかも知れません。この『事件』の処分として、江島は信濃・高遠（たかとお）藩へ預け、生島新五郎は伊豆大島へ流罪となりました。それ以外の関係者にも重い処分が下されました。江島はこの時33歳でしたが、その後の28年間を高遠で過ごし、60歳で死去しました。生島新五郎は28年間を三宅島で過ごし、寛保2年（1742年）、八代将軍・吉宗により赦免され、江戸に戻ったといわれています。翌年の寛保3年（1743年）、72歳で死去しました。ただし、墓所は三宅島にあります。したがって生島新五郎がどこで死んだかはわかりません。もし、江戸に戻れたならば、一代の人気役者であった彼にとっては江戸で死ねたことは何よりであったことでしょう。

  2010.01.11

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• 神様の世界にもランクあり

  勤務先の近くに台湾人が経営する中華料理店があります。先週、昼休みに食事に行くと、店内に正方形で赤い色の札が貼ってありました。その札には『福』が書いてあります。ただし、その『福』がひっくり返って見えるように貼られています。日本人が見れば「縁起悪い」と思うでしょう。これは漢民族の『幽黙（ユーモア）』です。亀をひっくり返せば、逃げられません。それと同じ理屈で、我が家に来た福の神を逃がさないのです。しかし、いくら神様でも、貧乏神、厄病神をひっくり返してはいけません。これらの神様には、手を貸してもいいですから、早く外へ出ていただきましょう。名古屋出身の作家・清水義範のある著書の中に「神様にもランクがある」がありました。なんといっても『ワースト・ワン』は死に神です。がっちりと首位？をキープしていて、他の神に譲るつもりはないようです。『ワースト・ツー』『ワースト・スリー』を先ほどの貧乏神、厄病神が争っています。人間は一度は死に神のご厄介にならなければなりません。できれば、それはずっと後に願いたいものです。そして、貧乏神、厄病神とのつきあいはご免こうむりましょう。

  2010.01.10

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• 新年は何度でも、おめでたい

  『光陰矢の如し』で、明日で１月も１０日が過ぎました。元日は毎年のように『寝正月』でした。２日に台湾仏教教団の寺院へ新年の法会に行きました。寺院内では「あけましておめでとう」「新年快楽」が飛びかっています。台湾でも１月１日は祭日です。ただし、新年だからでなく、『中華民国開国記念日』だからです。ご承知のとおり、中国、台湾、韓国、ベトナムでは正月は新暦でなく、旧暦で盛大に祝います。先祖代々の生活習慣の重みでしょう。しかし、日本のように新暦が大部分の国に行くと、そうは行きません。『郷に入らば郷に従え』と言います。そうなると、１年に２回の新年を迎えことになります。もし、イスラム圏に住めば、イスラム暦の新年も祝わなければなりません。１年に３回の新年とは、、１年に３歳も歳をとってしまうのでしょうか。ご参考までに、今年（２０１０年）の旧正月は２月１４日（日）です。旧暦の世界では、そろそろ『師走』です。

  2010.01.09

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• ロシア式『ガス抜き』、その結末は

  1905年1月9日（ロシア暦）、当時のロシア帝国の首都ペテルブルクで軍隊が労働者の行進に発砲し、千人以上の死者が出ました。『血の日曜日事件』と名付けられた事件は、他にもありますが、今回はこの事件を取り上げました。当時のロシアは前年から始まった日露戦争による経済困難で、国民生活が苦しくなっていました。さらに皇帝による専制政治により、国民の自由は圧殺されていました。この状況を改善するために、ペテルブルクの労働者6万人が皇帝の住む『冬宮』へ向けて行進を開始しました。その行進の目的は『抗議』でなく『請願』でした。『請願行進』の指導者はガボンというロシア正教の神父です。ガボンはロシア国家秘密警察の工作員であったともいわれています。この行進は『ガス抜き』のための『官製デモ』であったかもしれません。行進は平穏に終わるはずでしたが、事前の連絡が悪かったのか、冬宮警備の軍隊が行進の労働者に向けて発砲しました。この発砲による犠牲者の正確な数は、現在でも不明です。ガボンは、すぐロシアから逃亡しました。同年10月、ロシアへ戻ったガボンは革命派から『裏切者』として暗殺されました。この事件は偶発的なものであったかも知れませんが、犠牲とその後の影響は大きなものでした。ロシア国民の『皇帝崇拝』の幻想は打ち砕かれました。ある革命家は、この事件を評して、「わずか数時間のできごと（血の日曜日事件）が数年におよぶ革命教育以上の効果があった」と語っています。ロマノフ王朝のロシア帝国の崩壊は、この事件の12年後に迫っていました。おそらく、当時のロシアの権力機構は、この事件にたいして本気には対処しなかったでしょう。「やつらにどれほどの事ができるか」と思っていたでしょう。いわゆる『革命派』も、自分たちの力を認識していなかったかも知れません。しかし、歴史の流れは、双方の思惑など無関係、かつ非情でした。

  2010.01.08

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• 大逆罪？　なに、それ？

  1932年（昭和7年）1月8日、昭和天皇の暗殺を目的とした襲撃事件が発生しました。現場の名をとって『桜田門事件』とよばれています。事件の容疑者は李奉昌、朝鮮半島の出身です。当時の朝鮮半島は日本の統治下にありました。日本の統治に反対する人々は中国の上海に『大韓民国臨時政府』を組織し、抵抗運動を続けていました。李奉昌は、観兵式に臨席するため馬車で桜田門を進行中の昭和天皇に爆弾を投げつけました。しかし、爆弾は目標を外れ、昭和天皇、側近は無事でした。李奉昌は即座に逮捕され、裁判にかけられました。罪状は大逆罪、判決は死刑でした。同年10月10日、死刑に処せられました。当時の中国国民党機関紙『民国日報』は事件について、李奉昌に好意的な報道をしました。この報道が中国在留の日本人を刺激しました。1年前の1931年（昭和6年）9月18日、当時の満洲に駐留していた日本の関東軍の一部将校が『満洲事変』を引き起こしました。桜田門事件の2ヶ月後、3月1日、満洲国が成立しました。これらが重なって、日中関係が緊迫化し、第一次上海事変につながります。現在の韓国では、李奉昌を独立運動の義士として、独立記念館で顕彰しています。1992年（平成4年）、逝去60周年を記念する郵便切手が発行されました。桜田門では、この事件の72年前、暗殺事件が起きています。暗殺された人物は、江戸幕府の大老、井伊直弼です。そういえば、井伊直弼はＮＨＫ大河ドラマの最初の主人公です。俳優は尾上松緑でした。

  2010.01.07

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• ポル・ポトの『先輩』は健在です

  1979年（昭和54年）1月7日、ベトナム軍に支援されたカンボジア救国民族統一戦線の軍が首都プノンペンを占領しました。これにより1975年（昭和50年）5月から続いたポル・ポト政権が崩壊し、その圧制からカンボジア国民は『解放』されました。カンボジア救国民族統一戦線の指導者のヘン・サムリンが首班となり、カンボジア人民共和国が成立しました。この政府は『ヘン・サムリン政権』と呼ばれましたが、西側諸国の承認は得られませんでした。ベトナムの『傀儡（かいらい）』と見なされたからです。ポル・ポト政権の残党は、西部のタイ国境地帯に逃れて、ベトナムとの戦いを始めました。4年前までアメリカを相手にゲリラ戦を戦ってきたベトナムが、今度はゲリラ戦術のポル・ポト派を相手に苦戦させられました。10年以上も続くカンボジア内戦の始まりです。私は1978年（昭和53年）8月、タイ・カンボジア国境のタイ側の町、アランヤプラテートを訪れました。バンコクからの250キロを列車で7時間というのんびりした旅行でした。アランヤプラテートは落ち着いた田舎町で、私が夜に一人で歩いていても危険は感じませんでした。しかし、国境の向うでは、いかなる『暴政』が行なわれていたか、知る由もなかったのです。

  2010.01.06

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• 韓国・ソウル、深夜のタクシー争奪戦

  1982年（昭和57年）1月6日、韓国で独立以来34年ぶりに『夜間外出禁止令』が解除されました。夜間外出禁止令とは、治安維持、軍事上の理由で、ある時間帯を区切って夜間の外出を規制することです。韓国の場合は、午前零時から4時まで、医師以外の外出は禁止でした。そのため、都市では午後11時を過ぎると帰宅を急ぐ人々のタクシー争奪戦が繰り広げられました。日本とは違い、下手をすれば命に関わります。したがって韓国人は夜の酒席では、いつまでも飲んでいることはありませんでした。その韓国人が日本で酒席に招待されると、午前零時をすぎてしまう場合があるのがつらかったそうです。韓国は38度線をはさんで北朝鮮と対峙しています。38度線は国際法上では、国境線ではなく『休戦ライン』です。まだ朝鮮戦争は終わっていません。朝鮮戦争が『休戦』になってから30年近くも夜間外出禁止令が有効であった事実は韓国が置かれた困難な状況を物語っています。『長い』といえば、台湾における『戒厳令』も半端な長さではありません。中華民国政府が台湾へ『移転』した1949年（昭和24年）から1987年（昭和62年）の38年間、台湾全土に戒厳令が施行されました。この戒厳令が台湾人の政治、言論、表現、報道、そして良心の自由を束縛してきました。『世界最長の戒厳令』などと笑ってすませられるものではなかったのです。元総統の李登輝も、政治家になる以前、警察か検事局に呼び出され取調べをうけたそうです。運が悪ければ、そのまま『火焼島』（台湾東部沖の流刑の島です）に送られたかも知れません。

  2010.01.05

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• 所は何処（ところはいずこ）、水師営

  1905年（明治38年）1月5日、日本軍の乃木希典とロシア軍のアレクセイ・ステッセルが会見しました。会見場所は、満州（現在の中国東北部）南部の旅順の近く、水師営（すいしえい）です。1904年（明治37年）2月8日から始まった日露戦争では、日本軍は旅順の攻撃で莫大な犠牲をだしました。それでも、日本軍は1905年（明治38年）1月1日、ついに旅順を陥落させました。水師営での会見は、ロシア軍の降伏に関するものでしたが、双方とも相手の健闘をたたえあいました。現在に残る会見後の写真を見ても、どちらが勝者でどちらが敗者かわかりません。ステッセルは、日露戦争終了後に旅順要塞開城の責任を問われ、1908年（明治41年）2月、軍法会議で死刑宣告を受けました。しかし、翌年1909年（明治42年）4月、特赦により禁固10年に減刑されました。乃木希典が助命運動を行ったのが特赦の理由のひとつとされています。釈放後は軍を追放され、一人のモスクワ市民として静かな余生を送りました。ステッセルは軍人として、日本では高い評価を受けていました。難攻不落の旅順要塞をよく守り、乃木希典の好敵手として日本軍を苦しめたロシア陸軍随一の名将と高く評価されています。しかし、ロシアでは『凡将』あるいは『愚将』としての評価が多く、今日においても低い評価しか得られていません。水師営の会見において、ステッセルは乃木希典の二人の子息の戦死に対して弔意を述べています。乃木希典から帯剣のままでの降伏調印と云う礼節を受けた事に付いて深く謝意を述べた上で、お互いの健闘をたたえあいました。日露戦争という近代戦争でありながら、騎士道精神を重んじた軍人が戦った最後であったのかも知れません。日露戦争を描いた映画の代表作が『明治天皇と日露大戦争』です。私が小学校の頃、何度も見た記憶があります。出演俳優の多くは故人ですが、乃木希典の息子の一人・保典を高島忠男が演じていました。なお、乃木希典は、日露戦争の７年前、４ヶ月の短期間ですが台湾総督に就任しています。

  2010.01.04

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• 『年』に関するアレコレ

  早いもので、除夜の鐘を聞いたなと思ったら、もう３日目の夜です。つれづれなるまゝに、日ぐらしパソコンに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付いていくと、日付の２０１０を、ついつい２００９と書いてしまいます。年が変っても、なかなか前年の書き癖は抜けないものです。そういえば、２１年前に『昭和』から『平成』に変った時も同様でした。２０世紀では、『６０年代』『７０年代』『８０年代』『９０年代』という言い方がありました。たとえば、『高度経済成長の６０年代』です。それと平行して、昭和の和暦でも同じ言い方があり、混同した人が多かったでしょう。２１世紀になった時、『ゼロ年代』という言い方ができるかと思いましたが、ついぞ聞きませんでした。今年から『１０年代』になるのかどうか、これも寡聞にして存じません。西暦と和暦を併用していると、笑えるような笑えないようなトラブルが起きます。日付の年が、ただ『０９年』であった場合、これが『２００９年』なのか『平成９年』なのか、判断に迷うでしょう。内容が異なる遺言状が２通ある場合、日付が最新である遺言状が有効です。したがって、『平成９年』の遺言状を『２００９年』に化けさせることも可能です。え？　そんな金持ちの親族はいないから心配するな？　言った私が愚かでした！

  2010.01.03

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• 元日、ある所は太陽、ある所は雪

  昔はお正月といえば、『ごちそうが食べられる日』でした。現代は『ごちそう』に取り囲まれていますから、１年３６５日が『お正月』です。それでも、お正月になれば、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎになります。食べる、飲むは人間が生きるための手段ですから、それで健康を損なっては本末転倒です。これからの健康は正月から始めましょう！　　↓　↓　↓く健康のために始めましょう！>わずか２日前の１２月３０日、富山県富山市内で、男子高校生２人が乗ったバイクが、スピード違反でパトカーに追跡されました。パトカーは見失ったのですが、やがて転倒したバイク、高校生２人を発見しました。その２人の高校生は死亡しました。そのニュースでは、富山市内の現場が映し出されました。車道、歩道には雪がほとんどありません。ところが、本日のニュースでは、日本海側は大雪です。富山は一転して雪景色でした。鳥取も４０センチの積雪です。太平洋岸の名古屋でも、名古屋城が雪に霞んでいました。今日の東京は、気温は下がりましたが、太陽が出て、まずまずの元日でした。沖縄か小笠原か忘れましたが、そこでは元日に『海開き』があるそうです。「日本は狭い」と言われますが、それを思うと、とんでもない誤解です。日本領土の最北端から最南端、最東端から最西端までは、それぞれ２５００キロもあります。カネとヒマが自由になれば縦横無尽に尋ねてみたいものであります。

  2010.01.01

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• 運がドンドン良くなりますように！

  大晦日といえば『年越しそば』ですが、昨年から『年明けうどん』が全国に広がっています。発信元は関西でなく、四国の讃岐です。さすが『うどん王国』であります。うどんと言えば、姉の結婚式を思い出します。披露宴の最後で、仲人さんが「運（ウン）がドンドン良くなりますように、うどんを食べましょう」と挨拶しました。はたして、そのとおりになったかどうか、まだ二人に確かめてはいません。ところで、なかなか景気がよくなりません。嘆くより、「これ以上は悪くならない」と居直ってみましょうか！終ってみなければ、良かったか悪かったか、わからないのですが、決まり文句ですから、　　皆様、良いお年をお迎えください。新年を迎えてから、これをお読みの皆様には、　　今年一年がよい年でありますように！

  2009.12.31

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• 広大なるかな、イスラム世界

  もし、ほんの少しだけ爆破容疑者の手際がよければ、アメリカ人には『忘れられないクリスマス』になっていたでしょう。その容疑者はナイジェリア人、２３歳の男性です。名前の最初が『アブドル』です。これは、アラブ世界の男性に多い名前です。アラブ世界といっても広いのですが、アラビア半島北部からナイジェリアまでは３０００キロもあります。その間には、サハラ砂漠が広がっています。日本人は『砂漠』といえば、『隔てるもの』というイメージがあります。『海』についても、同様に『外と隔てる』と認識しています。しかし、ヨーロッパには「山は隔て、海は結ぶ」という格言があります。アラブ世界の格言に「砂漠は海、ラクダは船」があります。利益を求めるアラブ商人には、世界最大のサハラ砂漠など、なんの障害でもなかったのでしょう。それにより、西アフリカ諸国であるナイジェリアにも、アラブ式の名前が根づいたのかも知れません。そういえば、日本との関係が深いインドネシア、マレーシアも、生まれ故郷とは全く異なる自然環境でありながら、イスラムの国です。

  2009.12.28

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• 借金は麻薬と同じ！

  今は２０１０年度の予算編成時期ですが、例年になく関係者は頭の痛い日々が続いているでしょう。深刻な不景気のため、税収が予想以上に落ち込んでいます。いくら『事業仕分け』をしても、税収の減少分を補えません。そうなると、結局は『国債』という名の借金です。ことによると、実際の収入を上回る借金をしなければならないそうです。江戸時代の武士階級、上は将軍から、下は御家人まで借財に悩んでいました。なかには、経済、財務に明るく、金を上手に運用して、裕福に暮らしていた武士もいました。それは、ごく一部であったようです。かつて『借金王』という流行語がありました。その代表が任期途中で倒れた総理大臣、歌う不動産屋でした。江戸時代にも、多くの『借金王』がいました。しかし、薩摩藩にかなうものはいなかったでしょう。天保６年（１８３５年）の累積借財が５００万両でした。明治維新の３３年前です。当時の薩摩藩の年間収入は１０万両でした。その５０年分の借財です。江戸時代の通貨の単位のひとつに『両』があります。１両を現在の通貨に換算した場合、いくらになるかは簡単には計算できません。一例として、一人前の腕を持った大工の１ヶ月の収入が１両でした。ほかの人件費、物価を考慮すると、江戸時代の中期以降では、１両は現在の１０万円になるという試算があります。当時の経済規模から言えば、薩摩藩の借財５００万両は、天文学的数字であったでしょう。それをいかにして精算し、なおかつ明治維新の原動力になるだけの軍事力を蓄えたか、それだけで数冊の本になります。現代の我々は、当時からくらべれば、はるかに豊かになりましたが、それを実感できません。我々も、昨今の収入減収に対して、自衛手段をとらなければなりません。その自衛手段のひとつを紹介します！　　↓　↓　↓く動画でわかった『？？』の秘密>

  2009.12.27

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• 先立つものは何ですか？

  あの事件以来、関心を失っていたのですが、今年の世相をあらわす漢字一文字が発表されました。それは『新』です。おそらく、９月の政権交代が念頭にあったのでしょう。そういえば、新語・流行語候補にも『政権交代』『事業仕分け』がありました。『事業仕分け』とは、はやく言えば『税金の使い方』のチェックです。これまで、それが行われなかったのが、不思議といえば不思議です。少なくとも、バブル絶頂期の、使いみちに困るほどの税金が集まった時代には、だれも考えなかったでしょう。さて、ご承知のとおり、江戸時代の２６０年間は、世界史に類を見ない平和な時代でした。歴史経済小説を書いている、ある作家は、その時代の中央政府であった徳川幕府の『総設計師』家康について、「二つの誤りを犯した」と書いています。　その１　全国民から税金を徴収する権利を獲得しなかった。　その２　商業取引の利益に税金をかけなかった。その１は、大名が統治する領域の税金徴収権を大名に与えたのです。したがって、幕府の財源は『天領』と呼ばれる直轄領の年貢収入、佐渡金山や石見銀山などの金銀、商人組合からの『冥加金』、長崎貿易の利益などです。時代が経過すると、支出に収入が追いつかなくなりました。その２は、当時の税は土地にかけるのが原則でした。商業取引に税をかけると、『重複課税』になると、幕府は考えていたようです。当時の日本全国の面積を『石』で表示すると、３０００万石です。それに対して、幕府の直轄領は４５０万石です。全体の１５％の収入で、残りの８５％を『間接統治』していたのです。なぜ、徳川幕府が２６０年で崩壊したかは、多くの理由があります。『財政難』も、そのひとつです。『満州帝国』の著者・児島譲は、その中で以下のように書いています。　　満州国は財政と治安の確立を国家の基盤を考え、　　その確立に全力を投入した。それが達成されたかは、？？？です。人間が生きるための基盤は健康であり、それに裏付けられた体力、知力です。私は『一世紀』、つまり１００年は、創造主が描いた設計図に書かれた『保証期間』であると考えています。しかし、いろいろな理由で、この『保証期間』を達成できないのが現実です。新年を迎えるにあたり、『達成』のための新たな決意を持ちたいものであります。そのお役にたてるものが、以下にあります！　　↓　↓　↓　↓　↓　↓く健康のために必要なこと>

  2009.12.26

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• 眼は『社会への窓』、大切にしましょう！

  年末恒例の『クリスマス狂想曲』も今日で終わりです。毎年、この時期になると『光陰矢の如し』で始まる決まり文句を書いてしまいます。『一年の計は元旦にあり』、これも１週間後には誰でも思うことです。１年たって見ると、多くの決心が先送りになってしまっています。これでは、政治家、官僚を笑えません。それでも、無事に１年を過ごせたことは、仏様、神様に感謝しなければならないでしょう『健康』とは何であるかは、人それぞれです。ひとつの『定義』として、『体の部分品が正常に動いている』ことです。人間の体の部分品は、どれひとつ無駄なものがありません。どこをとっても、無くてはならないものばかりです。その中でも、眼の大切さに反対する人は少ないでしょう。なぜならば、人間は生存のための情報の多くを眼から取り入れているからです。したがって、その眼の能力、つまり視力は極めて重要です。歳をとると、視力の低下が避けられません。低下した視力を補うための手段として、一般にはメガネ、コンタクトレンズがあります。この手段に頼ると、ますます視力の低下が進行してしまうという研究結果があります。そこで、簡単で誰でもできる視力回復法を現役の眼科医師が提案しています。自分の眼で見たい人は、ぜひご覧ください。　　↓ くメガネ生活とサヨナラする方法＞

  2009.12.25

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• 『海道一の弓取り』家康、三方ヶ原の戦いで敗れる

  元亀3年（1572年）12月22日、三方ヶ原（みかたがはら）の戦いで、武田信玄軍が徳川家康・織田信長軍を撃破しました。三方ヶ原は現在の静岡県浜松市にあります。同年10月3日、武田信玄は甲府を出発して京への進軍を開始しました。これは、足利幕府最後の将軍となった足利義昭の要請によるものと言われています。12月22日、二俣（ふたまた）城を進発した武田軍は、家康が守る浜松城ではなく、堀江城に向いました。家康から見れば、無視されたとしか思えません。部下の制止を振り切って、家康は武田軍攻撃を命じました。家康は武田軍を背後から攻撃する作戦でしたが、武田軍は家康の行動を予測して待ち構えていました。徳川・織田連合軍1万1千に対して、武田軍は2万5千、徳川軍は善戦しましたが、武田軍の兵力、作戦の前に敗れました。しかし、武田軍は徳川軍を壊滅させ、家康の首をとることはできませんでした。この戦いで家康は討ち死に寸前まで追いつめられましたが、武田軍の追撃を振り切り、浜松城に一騎で逃げ帰りました。このあと全ての城門を開き、篝火（かがりび）を焚き『空城の計』を行いました。これに対し、伏兵がいるのではないか、との疑念を持った信玄は城内突入をためらい、家康は九死に一生を得たのです。この戦いは、家康の生涯に一度の敗北といっていいでしょう。敗北後に描かせたといわれている、苦渋の表情の肖像画が残されています。当時、家康は30でしたが、どうみても50歳以上の風貌です。この肖像画は、軍略の重要性を自らの戒めにするために描かせたと言われています。ところで、敗走の途中、恐怖のためか、家康は馬上で『大』を洩らしたそうです。このような『エピソード』は、家康が『神君』と呼ばれた江戸時代には大きな声では語れなかったでしょう。家康は、自分の健康には大きな関心をもち、気をつかっていました。それだからこそ、７３歳の天寿を全うし、徳川２６０年の天下を安泰にしました。まずは、自分自身から始めましょう！↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓く病院では教えないこと？>

  2009.12.19

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• 『忙中閑あり』といきましょう！

  今年も残り１０日足らずとなりました。どのような来年になるか、神ならぬ身にはわかりませんが、なんとか健康で過ごしたいものです。そのためのサイトを紹介します。『生活習慣病』の代表ともいえる『糖尿病』をやさしく、ユーモラスに解明してくれます。く糖尿病の本当の原因は？さてさて、この時期に食堂、レストランへ行くと、「年内の営業はいつから。新年はいつから」の案内が貼ってあります。貼ってない場合でも、客と店のスタッフの会話に登場します。私が週２回、食事に行く店は『ランチが１２月２５日まで、夜の営業は２９日まで』です。新年の営業は１月４日からです。どれだけ休みが長くても、独身時代と違って、なかなか一人でのんびりとはできません。その店のすぐ近くに『恵比寿神社』があります。店主は『恵比寿神社』の氏子であるため、何やかやと『仕事』があるそうです。おそらく、初詣客への対応のためでしょう。現在の勤務先のシステムの年末年始の休みは『１月１日から３日まで』です。そのシステムの『お守り』のため、２９日から大晦日までは、二人が交代で１２時から１８時までの勤務があります。もし、２９日が私の勤務であれば、終ってから店へ行き、気のおけない人々と、しばしの時間を過ごしたいものであります。

  2009.12.18

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• 未亡人の驚き！

  1898年（明治31年）12月18日、東京の上野公園で西郷隆盛の銅像の除幕式が行われました。西南戦争に敗れた西郷隆盛が鹿児島・城山で自刃してから21年後です。日清戦争と日露戦争の間です。この西郷像は高村光雲の作です。西郷には信頼性のある写真が一枚も残っていません。一説には『写真嫌い』であったそうです。『写真』と称されているのは、肖像画を撮影したものです。高村光雲は肖像画や弟の西郷従道の風貌を参考にしたといわれています。除幕式に招かれた西郷夫人の糸子は「うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ」といった意味の言葉を薩摩弁でつぶやきました。それを聞いた隆盛の弟・従道に注意されたといわれています。当初は皇居内に建てる案もありましたが、西郷が『朝敵』となったことによる反対意見が多く実現しませんでした。さらに、西郷への反感を持つ政治家が多かった時代では、明治政府の官位による正装をさせるわけにはいかなかった事情が背景にあったと考えられます。それでも『上野の西郷さん』と呼ばれて国民に親しまれ、現在でも東京タワーや新宿の高層ビル街とならぶ東京の象徴的光景となっています。そういえば、『忠臣』楠木正成の銅像は皇居前にあります。鎧兜（よろいかぶと）に身を固めた『雄姿』です。上野の西郷像、渋谷のハチ公は、待ち合わせ場所の定番です。しかし、皇居前の楠木正成の銅像が待ち合わせ場所に使われているとは、ついぞ聞いたことがありません。

  2009.12.13

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• 目指すは本所松坂町！　雪は降っていたか？　

  元禄15年（1703年）12月14日、大石内蔵助ら赤穂浪士が吉良上野介邸に討ち入りました。『忠臣蔵』では、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの目的は『主君浅野内匠頭の仇（かたき）を討つ』です。しかし、吉良上野介が浅野内匠頭の仇であるかは、はなはだ疑問です。なぜならば、前年の3月14日、浅野内匠頭が江戸城松の廊下で吉良上野介に斬り付けた理由がまったく不明であるからです。真実は、300年たっても、不明です。不明といえば、大石内蔵助が吉良上野介邸に討ち入った目的も明確ではありません。『目的は仇討ち』は『忠臣蔵』の世界です。幕府の政策への不満が背景にあったともいわれています。その不満は赤穂浪士だけでなく、江戸市民を含む一般民衆も持っており、その代弁者として、赤穂浪士は英雄となったのです。将軍綱吉を含む幕府当局者は、赤穂浪士をどう処分するかについて、議論がかわされました。最終判決として、赤穂浪士に『切腹』が申し渡されました。それは、武士としての体面を重んじた『死刑』でした。『切腹』によって散ったことが、300年後も『忠臣蔵』人気が衰えない原因かも知れません。討ち入りが成功した要因は、いくつかあります。そのひとつが『時刻』です。現在の時刻単位では、『午前４時』です。人間の睡眠が最も深い時間帯です。突然の『討ち入り』で、吉良側は十分な防衛手段が取れなかったのです。戦いに勝つための『三原則』があります。それは『天の時、地の利、人の和』です。大石内蔵助は、『三原則』を巧みに活かして、３００年後まで名を残したのかも知れません。戦いに勝つためには、『敵を知ること』が必要です。糖尿病は『国民病』『現代病』『ぜいたく病』と言われて、恐れられています。糖尿病に勝つためには、その『正体』を知ることが大切です。無料のメールマガジン『くたばれ！糖尿病』もあります。こちらをクリックしてください！　　↓くたばれ！糖尿病

  2009.12.12

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• 西安事件

  1936年（昭和11年）12月12日、中国陝西省の西安で張学良が国民党の最高実力者・蒋介石を『兵諫（へいかん）』という名のもとに逮捕、監禁しました。『兵諫』とは、武力を使って主君を諌めることです。張学良は、1928（昭和3年）6月、日本軍に暗殺された張作霖の息子です。後を継いだ張学良は、やがて蒋介石の国民政府を認め、その指揮下に入ります。張学良は東北軍の総司令官として、国民政府の軍事の要職となりました。1931年（昭和6年）9月18日の満州事変により、張学良と東北軍は満州を終われます。張学良は陝西省西安に移り、共産軍討伐を命じられました。東北軍は共産軍に比べて兵力はまさっていましたが、士気が旺盛な共産軍の敵ではありませんでした。この状況を見て、張学良は、日本よりも共産党を第一の敵と考えている蒋介石の戦略に疑問をもち始めます。共産党討伐が進まないため、蒋介石は督励のため、1936年（昭和11年）12月4日、部下を引き連れて西安にやってきました。張学良は同志の楊虎城（ようこじょう）とともに『兵諌』を行なったのです。この『兵諌』を含めた前後を『西安事件』と呼びます。西安事件には、共産党も大きく関与していたと言われていますが、73年後の現在でも真相は不明です。ともかくも、西安事件によって、国民党と共産党は『合作』し、協力して、日本に抵抗する体制を整えました。しかし、9年後、日本が敗北すると、共通の敵が無くりました。それにより、国民党と共産党の『合作』が消滅し、内戦が再開されました。その結果が、国民党の台湾移転、共産党による中華人民共和国の建国です。以前、テレビで中国が制作した映画『西安事変』を見ました。主たる登場人物の張学良、蒋介石、毛澤東、周恩来は、いずれも『そっくりさん』でした。さらに、国民党の『青天白日旗』が登場していました。それが原因で、製作者が批判されなかったか、それが気掛かりです。

  2009.12.06

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• 香川県が『独立』

  1888年（明治21年）12月3日、香川県が愛媛県から分離しました。これにより、現在の都道府県の領域が全て確定しました。明治維新直前の日本は、幕府の直轄領をのぞけば、274の大名領に別れていました。明治2年（1869年）6月17日、その274大名に対して、『版籍奉還』が行われました。土地と人民は政府の所轄となりましたが、各大名は知藩事（藩知事）として引き続き藩（旧大名領）の統治を行なうことになりました。この処置は幕藩体制の廃止の第一歩でしたが、現状は江戸時代と同様でした。この体制が現在の都道府県にすぐ移行したわけではありません。新政府閣僚の意見の対立、地域間の対立、新政府と地域との対立などが原因となり、数回の試行錯誤を経て、現在に落ち着きました。香川県の場合、徳島県への併合、独立、愛媛県への併合を経験しました。他県へ『併合』されるごとに、地理的要因、異なる地域文化、住民意識の不一致などによって、香川県として単独の県の設置を望む声が高まりました。そして、やっと香川県が復活して、現在に至っています。現在でも地域間対立や地理的要件の不一致などの問題を含む県があります。名目上は一つの県でありながら、実質上は別の県という地域も少なくありません。テレビの時代劇では『藩』という言葉が使われていますが、これは江戸時代の公式用語ではありません。この言葉が正式文書に使われた最初は、皮肉にも『藩』の役割が終わるときでした。明治2年（1869年）の版籍奉還から明治4年（1871年）の廃藩置県までの2年間という短い生命であったのです。映画、テレビでは大名屋敷の門に『○○藩上屋敷』と書いた大きな看板がかかっています。実際には、あんな看板はかかっていませんでした。江戸の町奉行所でさえ、看板などありません。当時の人々は、場所、屋敷の特徴などで、覚えていたようです。そういう状況であれば、自然と方向感覚が磨かれていたのでしょう。逆に現代人の方向感覚が退化しているかも知れません。

  2009.12.02

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  街路樹への『拷問』か？

  下の写真は勤務先近くの歩道に立っていたクリスマス・ツリーです。緑色であれば、目に入らなかったでしょうが、ピンク色なので、カメラを向けてしまいました。この季節は、都市の繁華街、商店街では、街路樹にイルミネーションで飾り付けをするのが恒例になっています。先日、あるニュースを見ていると、イルミネーションの飾り付けは街路樹にはかなりの負担になるそうです。具体的な負担についての説明はありませんでした。勝手に想像すれば、イルミネーションの点滅は街路樹の安眠を妨害するかも知れません。街路樹ですから、３６５日２４時間、自動車の排ガス、騒音に悩まされているでしょう。イルミネーションは『彼ら』のすぐ身近ですから、影響はそれ以上でしょう。そういえば、オーストラリアでは観光客が、むやみやたらとコアラを抱くことが制限されているそうです。人間に抱かれることが、コアラには相当なストレスになるのです。人間から見れば、コアラは可愛い動物です。しかし、コアラが人間を見て、どう思うかはわかりません。よく街中で、犬に服を着せ、靴を履かせている人がいます。これも、犬には『余計なお世話』かも知れません。

  2009.11.29

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• なぜ、東大に『赤門』があるか？

  文政10年（1827年）11月27日、現在の東京大学にあった加賀（現在の石川県）前田家の敷地に『赤門』が建てられました。その『赤門』は現在でも残っており、東京大学の別名となっています。『赤門』は、当時の十一代将軍・家斉の第二十一女・溶姫を正室として迎えるため、前田家が建てたものです。家斉は、14歳で将軍となり、50年間もその職にありました。１５人の徳川将軍では、最長記録の持ち主です。将軍在職年数だけでなく、生まれた子どもの数でも、最多でした。『正式な記録』によると、男26人、女27人の計53人です。『オットセイ将軍』とあだ名されたといわれますが、それも無理ないことです。ただし、当時の医療、衛生水準の低さは将軍家も同様で、半数近くの子は幼いうちに死去しています。当時の幕府の老中の重要な職務は、将軍の息子の養子先、娘の嫁ぎ先を決めることであったといわれています。後継者の家慶以外の息子は、大名の養子にしなければなりません。将軍の息子を養子に迎えることは、名誉なことではあります。しかし、養子には将軍直属の家臣がついてきますから、下手をすると、お家を乗っ取られる恐れもあります。それは、娘を押し付けられる場合も同じです。さらに、将軍家の姫にふさわしい御殿を作らなければなりません。財政難に苦しむ大名には、できれば避けたいことでした。前田家が『赤門』を建てるために、どれだけの費用が必要であったかはわかりません。それらの費用は、領国の民の負担になったのでしょう。ところで、当時の将軍、大名は、正室の他に側室を持つことが普通でした。現在では大変な問題です。それが露見して、総理大臣を辞任した政治家がいました。もし、当時の大名が将軍の娘を正室に迎えると、側室は持たなかったそうです。将軍家に遠慮したのでしょう。それについての感想、論評、そしてコメントは差し控えさしていただきます。

  2009.11.26

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• 横綱の故郷の国の話です

  1924年（大正13年）11月26日、モンゴル人民共和国が正式に成立を宣言しました。モンゴル人民共和国は、世界で2番目の社会主義国です。1206年、チンギス・ハーンによって成立したモンゴル帝国は、ユーラシア大陸の大部分を征服しました。中国全土も元朝の時代に領土となりました。しかし、1368年、明朝が成立すると、元朝はモンゴル高原へ戻ります。清朝時代、モンゴル族は清朝皇帝に服属し、大清帝国の一部となりました。1911年（明治44年）10月10日の辛亥革命で清朝が消滅しました。モンゴル族は「自分たちは清朝皇帝には服属したが、漢族の中華民国には服属する理由はない」といって、中華民国から独立しました。モンゴルの独立を支援した国家がソビエト連邦でした。それ以後、モンゴルは独立国でありながら『ソ連の16番目の共和国』と呼ばれました。その代表例は、モンゴル文字を廃止して、ロシア文字を使用したことです。かつて、モンゴルがロシアを支配していた時代、その支配は『タタールのくびき』と呼ばれました。1992年（平成4年）、モンゴルは社会主義を放棄し、国号を『モンゴル国』としました。70年近く続いた『ソ連のくびき』は終わったのです。私事ですが、私が初めて台湾を旅行した時、特急列車の先頭に付いている『トレイン・マーク』には、『中華民国が統治している』と主張している中国大陸の地図が描かれていました。日本で見ている地図とはどこかが違いました。北の『へこみ』がありませんでした。その地図は『ヘコミ』の部分のモンゴルは中華民国の『領土』であると主張しています。つまり、中華民国はモンゴルの独立を認めていなかったのです。皆様のコメントへの返信、皆様のブログへの訪問する時間がありません。まことに申し訳ありません。

  2009.11.25

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• 議会開設から119年、、、

  1890年（明治23年）11月25日、日本で初めて議会が招集されました。これが第一回帝国議会で、同月29日に開会式が行なわれました。明治初期の自由民権運動、国会開設運動を経て、大日本帝国憲法に基づいて、この年に開設されました。当時の議会は衆議院と貴族院の二院で構成されました。衆議院議員は国民の選挙で選ばれましたが、選挙権は財産、納税額により制限されていました。制限なしの普通選挙は、1925年（大正14年）、加藤高明内閣で実現しました。貴族院議員は皇族、華族議員と勅選議員、多額納税の議員で構成され、解散はありませんでした。議会の召集・開会・閉会・停会・衆議院解散は天皇の大権に属していました。初期の議会では、政府と衆議院が対立していましたが、やがて政府との提携が行われるようになりました。『大正デモクラシー』により政党政治が行われるようになると、衆議院の立場が強まりました。しかし、軍部などの勢力の台頭により、議院内閣制の存続が困難になりました。1933年（昭和8年）2月26日、一部の軍隊の『クーデター』が発生しました。これ以後、政党は軍部の恫喝に屈っしていきます。1940年（昭和15年）、全政党が解散して大政翼賛会が成立しました。もはや、議会は政府・軍部の要求を追認するだけの『翼賛議会』となり、『無用の長物』となってしまったのです。ヨーロッパの歴史ある多くの都市の市庁舎の壁には、以下の文言を刻んであるそうです。　　　　祖先が辛苦の末に手に入れし自由、子孫達よ、心して守るべし！現在の日本の議会制度が日本人自身の手で獲得したものか、または『進駐軍』から与えられたものか、意見が分かれます。もし、『進駐軍』からのプレゼントであれば、大切にしない理由がわかります。

  2009.11.24

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• 時と場所は選べない、、されど

  韓国・釜山の射撃場の火災で、日本人が多数亡くなったのは、つい最近でした。その後、静岡・浜松の麻雀店の放火がありました。そして、東京・高円寺の居酒屋の火災では、客、従業員４名が死亡しました。最初に韓国・釜山の火災のニュースを聞いた時、「射撃場は屋外で広々としているのに、なぜ多くの人が亡くなったのか」と思いました。それは早とちりでした。ニュースの映像を見ると、日本の大都市の繁華街にある雑居ビルと同じです。しかも、実弾を使う射撃場ですから、防音のため、密室と同じです。亡くなった日本人は、中学の同学年か同級生で、しかも３６歳から３７歳です。まだまだ小さい子供がいる人がいると思うと、無関係な私でもなんともやりきれない思いです。彼らの出身地から韓国・釜山まで直線距離で３００キロ、それに対して東京までは１０００キロです。パスポート検査や税関検査を考えなければ、東京より釜山がはるかに身近なのでしょう。人間は誰でも、生まれる時、場所を選べません。死ぬ時も、ほとんどの人は時、場所を選べません。たとえ、そうであってもＤＮＡ鑑定での身元確認が必要な死に方はしたくないものです。

  2009.11.23

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• 『政教分離』は現実に機能しているのか？

  私と妻が帰依している台湾仏教教団の『東京別院』の施設は地上２階、地下２階です。地下１階に食堂と厨房があり、信者、訪問者は無料で食事ができます。以前、別院の法師から「寺院で食事を出されて、それを遠慮するのは失礼です」と言われました。そういえば、最近、日本を訪問したアメリカの高官が日本側が用意した食事を断りました。アメリカ側の抗議の表明であるといわれていますが、外交上では極めて非礼であるとの指摘もあります。別院で供される食事は、精進料理であり、当然ながらアルコールはご法度です。壁には大型のモニター画面が設置されており、教団のニュース、別院での行事が映されます。先日は、２００２年に中国の西安から台湾へ『仏舎利』が運ばれる様子が流されました。当時は、まだ民進党政権下です。『仏舎利』とは、お釈迦様の遺骨です。一説によれば、全世界にある『仏舎利』の総量は『２トン』におよぶそうです。よほど、お釈迦様は大きな人であったのでしょう。そういえば、十字軍時代に現在のイスラエルからキリストが架けられた『十字架の断片』がヨーロッパに運ばれました。十字軍兵士が戦利品、お土産に持ち帰ったのでしょう。ヨーロッパに残る『十字架の断片』が、これまた膨大な数量になるそうです。さて、台湾に『仏舎利』が到着すると、それを迎える人の数が半端ではありません。まるで『国賓』を迎えるようです。もっとも、現在の台湾と国交を結んでいる国の元首が台湾を訪問しても、あれほどの歓迎はないでしょう。字幕によれば、当日は学校が休校になりました。警備、群衆整理のため、多数の警官が出動しています。現在の日本では、『仏舎利』が到着しても、これほどの歓迎はありえません。そもそも、『政教分離』が現在の日本の基本です。今年の夏、近くの公立学校で夏祭りがあり、教団も参加しました。当日、会場に運ばれた箱の中に、教団のパンフレットが入っていました。それに気付いた教団の日本人が「それを外に出してはいけない」と制止しましたが、主催側の担当者が見ていました。おそらく、外国の宗教教団の参加なので、それとなく『監視』していたのでしょう。後で、主催者から注意されました。これほど、日本では少なくとも公的な施設内に宗教が持ち込まれることには神経質です。しかし、明らかに宗教をバックにする政党が、かつては政権政党でした。これは、いいのかな、、。さらに、地方自治体にも、大きな影響力を持っています。これも、、、いいのかいな。

  2009.11.22

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  菊人形、いつもの秋

  東京西部を走る、ある路線に『芦花公園（ろかこうえん）』という駅があります。この駅の近くには、大正から昭和前半の文学者であった徳冨蘆花（とくとみろか）の旧宅があります。その旧宅は『蘆花恒春園』として、東京都が管理しています。『恒春』は台湾南部の恒春半島から名付けたそうです。その旧宅には、昔の農家を利用して、蘆花夫婦と娘が住んでいました。わらぶき屋根で、かつては日本のどこにもあった農家そのものです。蘆花は、１９世紀から２０世紀初めのある時、ロシアへ行き、存命中のトルストイと会見しています。トルストイは１９１０年（明治４３年）、８８歳で死去しています。蘆花はトルストイの影響を受けて、農家暮らしを始めたといわれています。以前、蘆花の短編『みみずのうたわごと』を読みました。その文庫本には当時、蘆花が過ごした農家の周辺を写した１枚の写真が添付されていました。その写真には、あたり一面が麦畑しか写っていません。現在からは、想像もできない風景です。下の写真は、近くの区民センターで、毎年秋に開催される菊人形展です。いつも蘆花夫婦と娘、なぜか農夫１名が登場します。その農夫のマネキンは、いつも鼻が高く、目がパッチリしています。まあ、毎年の恒例、これも『ご愛嬌』でしょう。

  2009.11.15

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• 『55年体制』の始まり。しかし『奢る自民党』は久しからず

  1955年(昭和30年)11月15日、自由党(当時)と民主党(当時)の保守政党が合同して、自由民主党が結成されました。1945年(昭和20年)の太平洋戦争敗北直後から、日本では社会主義勢力が台頭していました。それを危惧した保守政治家は、戦前の二代保守政党である立憲政友会、立憲民政党の流れを汲む勢力の結集を考えていました。しかし、『保守』と言っても、異なる考えの勢力、グループ、そして政治家が多く、『保守合同』になるまでの道は『紆余曲折』がありました。それを書いていると、1回のブログ記事では終りませんから、省略します。いわゆる『小異を捨てて大同につく』『同床異夢』『呉越同舟』『水と油』の言葉そのものの世界が展開されました。『保守合同』の当時、ある有力政治家は「自民党は10年持てばよい」と言いました。別な有力政治家は「30年後には崩壊する」と予言しました。しかし、日本経済の急速な成長、いわゆる『政・官・財』の癒着構造、派閥などによる役職・資金配分による『擬似政権交代』などに支えられて、その政治的基盤は次第に強化されていきました。その後の自民党は、四十日抗争などの分裂危機、新自由クラブ結成、新生党・新党さきがけ・国民新党など自民党からの離党・新党結党の危機に襲われました。1993年(平成5年)の政権喪失、2007年(平成19年)の参議院第二党転落などの変化もありました。それでも、『衆議院第一党』としての地位は、『保守合同』から54年後の2009年(平成21年)8月、総選挙で民主党に敗れるまで崩れませんでした。。さて、これからの自民党の運命は、神ならぬ人間にはわかりません。もしかすると、神様もご存知ないかも知れません。

  2009.11.14

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• 見なければ、よかった！

  一時は高まった政権交代への『期待』も、次第にしぼみつつあります。支持率が発足当初から１０％も低下しました。それでも、６０％もありますから、前政権の首班だった人には羨ましいかぎりでしょう。その人も就任当初は、高い支持率であったと記憶しています。わずか１年前ですが、ずいぶんと昔のようにも思えます。世間を騒がせた、某有名女優の覚醒剤事件も、はや忘却の彼方です。それに代わっての登場が『３４歳女の結婚詐欺、そして不審死事件』です。さて、それと平行して報道されているのが、どこかの女子大生の殺人事件です。それに負けじとの登場が、英語教師をしていたイギリス人女性殺人事件です。容疑者の男は、２年以上も日本国内を逃走しています。どこかで整形手術をしており、その手術前、手術後後の写真が公開されました。『ずいぶんと変った』、『変っていない』、、感想は人それぞれです。私の感想は『顔の形は変った、、しかし目は変っていない』です。手術前の写真を見ると、ある種の軟体動物を私は連想します。もし、私に娘がいて、あのテの顔の男をつれてきたならば、素直に喜べるか、多いに疑問です。『人間は顔で判断してはいけない』と言いますが、それでも好きになれないでしょう。『怖いもの見たさ』で、手術後の写真を見てしまいましたが、見るべきではありませんでした。そういえば、日本のプロ野球では、某球団が７年ぶりに『日本一』になったそうです。昔であれば、大きなニュースになったでしょうが、、、時代は変りました。その球団は、かつては『資本家』といわれた階層にファンが多かったといわれています。しかし、『老害』といわれている人物は、かつては共産党に所属していたそうです。

  2009.11.08

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• 『はい』は常に『Ｙｅｓ』にあらず

  本日は、あの『２ちゃんねる』のコメントの要約です。題して、「海外旅行で『俺・私ってやっぱり日本人だな』と思った瞬間』です。いくつを以下に示します。　１．ホテルの部屋に入った瞬間、靴を脱いでしまった時　２．『ありがとう』よりも『すいません』が先に出てしまう時　３．のんびりすることが出きない　４．コンビニ、スーパーで、日本の商品が売られていると、　　　ついつい買って比べてしまう　５．ホテルの部屋に置いてあるテレビがSUMSUNGやLGだとむかつく時３番は、多くの人が日本にいても、口から出てしまうでしょう。外国にいる時、『すいません』を英語で言うと、自分の責任を認めたことになる場面があります。日本の英語学習では、日本語の『はい』は英語では『Ｙｅｓ』と教わります。たしかに『はい』には『Ｙｅｓ』の意味がありますが、『あいづち』の意味もあります。したがって、やたらと『Ｙｅｓ』を使うと、これもまた危険です。それ以前に相手が言ったことを、自分が承認したと相手が認識するからです。

  2009.11.03

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• さすが！　　詐欺師だな！

  『世界の三大美人』といえば、日本では『クレオパトラ、楊貴妃、小野小町』です。よその国に行けば、当然ながら違う名前になるでしょう。この順序は、奇しくも歴史への登場順です。クレオパトラは紀元前１世紀、楊貴妃は８世紀です。小野小町は生没年が不明ですが、おおよそ１１世紀の人物です。クレオパトラはエジプトの女王として君臨しました。では、「クレオパトラは何人か」と問われたならば、皆様はどう答えますか。普通に考えれば『エジプト人』でしょう。ところが、ところが、当時のエジプト人の血は混じっていないそうです。彼女が生まれる３００年前、アレキサンダー大王が当時の人々に知られた世界の大半を征服しました。当然ながら、エジプトも含まれます。しかし、アレキサンダー大王は若死にしたため、彼が築いた大帝国は分裂してしまいます。当時のエジプトを支配していたギリシャ人の将軍が自立して、自らの王朝を作ります。その将軍がクレオパトラの先祖といわれています。王朝の後継者は、ギリシャ人の間だけで婚姻を繰り返したそうです。エリザベス・テーラー主演の『クレオパトラ』では、弟と結婚しています。現代では『近●相●』とよばれる行為です。日本でも、奈良時代には皇族では、兄と妹が交わっています。まあ、現代人の倫理感で当時をどうこうしても、しようがないことです。ところで、クレオパトアは、それほどの美人ではなかったという説があります。彼女はジュリアス・シーザー、その後継者アントニウスを『骨抜き』にしています。その武器は美貌でなく、教養、語学、そして当意即妙な会話ができる頭の回転の速さであったそうです。しかし、それもオクタビアヌス、のちに初代ローマ皇帝には通じませんでした。そのため、毒蛇に胸を噛ませる結末を迎えます。最近のニュースは、『覚醒剤夫婦裁判』が峠を越えました。さて、その次は『結婚詐欺女』でしょうか。ニュースを見て不思議に思うことがあります。容疑者の女は逮捕されたのに、実名が出ず、顔写真にはモザイクがかけてあります。どちらも出せない、よほどの事情があるのでしょうか。モザイク処理され写真だけ見ると、それほどの美人とは思えません。逮捕された時に同居していた男性は、１週間で４００万円も容疑者に渡しているそうです。さらに、これまで不審な死を遂げた男性が何人もいます。『金もいらない』『命もいらない』と言わせる、、何かが容疑者にはあるのでしょうか。ご存知の方、、教えてくださいませ。

  2009.11.01

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• 台湾『原住民』の抵抗、霧社事件

  １９３０年（昭和５年）１０月２７日、日本統治下の台湾・霧社（むしゃ）で原住民が武装蜂起し、日本人１００人以上を殺害しました。『原住民』とは、日本人が『高砂族（たかさごぞく）』と呼んでいる人たちです。言語、身体的特徴から、現在のマレーシア、インドネシアの地域から黒潮にのって、台湾へ移住した人々の子孫といわれています。中国大陸から漢民族が渡来するまでは、平地に住んでいましたが、漢民族に追われて、山地へ移住を余儀なくされました。現在でも、大部分は山地に住んでおり、国民党政権時代は『山地同胞（略称は山胞）』と呼ばれていました。現在は『原住民』が正式名称です。この名称は、台湾民主化以降、彼らが要求して、政府に認めさせました。１８９５年（明治２８年）、日清戦争の勝利により台湾は日本領となり、台北に台湾総督府が置かれました。原住民の住む山地には駐在所が設置され、警察官が常駐しました。警察官は山地の行政権を握り、原住民に君臨しました。警察官のなかには、原住民の文化、風俗、習慣を理解せず、彼らを劣等視するものもいました。霧社事件の原因は、つきつめれば、そのような警察官への不満、反感が原住民に蓄積され、ふとしたきっかけで爆発したものと思われます。原住民の行動を『反乱』と呼ぶか、『蜂起』とよぶか、又は別の呼び方があるのか、人それぞれです。事件の現場は、台湾南部の霧社にあった霧社公学校（公学校は小学校と同じ）でした。事件当日、霧社公学校では運動会が始まろうとしていました。その運動会場に蕃刀（ばんとう）で武装した一団が乱入し、日本人は老若男女の区別なく犠牲者となりました。一団の指揮者は、霧社に住む『タイヤル族』のリーダの一人であるモーナ・ルーダオでした。彼の指揮下に１２００人が参加したといわれています。事件に驚愕した台湾総督府は、軍隊、警察、そして事件に参加しなかった『タイヤル族』を動員して鎮圧にあたりました。非参加の『タイヤル族』を、台湾総督府は『味方蕃（みかたばん）』と呼びました。いわゆる『骨肉相食（こつにく・あいは）む』悲惨な光景が繰り広げられたのです。山岳地帯の戦闘が得意なモーナ・ルーダオらの『タイヤル族』も、近代兵器による攻撃の前に敗退を重ねます。そして、７００人が戦死、自殺し、５００人が鎮圧軍に投降しました。生き残った『タイヤル族』を『味方蕃』の『タイヤル族』が襲撃しました。この襲撃は『第二霧社事件』と呼ばれました。この襲撃で生き残った３００名は、台湾中部・濁水渓（だくすいけい）中流域の川中島（当時の地名、現在は清流）に強制移住させられました。これまで、治安が良いといわれた霧社での事件は、台湾総督府のこれまでの原住民対策を修正させました。新たな対策の第一が『原住民の生活向上』、第二が『皇民化』でした。『皇民化』の成果は、太平洋戦争で発揮されました。『高砂義勇隊』となって、祖先発祥の地である南方へ送られたのです。彼らは、密林での戦闘に高い能力を発揮しましたが、連合軍の物量作戦には勝てませんでした。国民党政権下で行なわれた反日教育では、事件の首謀者、モーナ・ルーダオは『抗日英雄』となり、その石碑が霧社に建てられました。１９９０年（平成２年）以降の民主化の進展により、『霧社事件』は原住民の名誉と誇りのための戦いであったとの評価がなされています。３０年前の４月から５月にかけて、一人で２週間の台湾一周旅行をしました。台湾中部の大都市・台中からバスを乗り継いで、霧社に行き、一泊しました。かつての『霧社神社』の痕跡を残す場所を見ました。半世紀前の悲惨な事件があったとは思えない、のどかな山間の集落でした。日本では『原住民』は差別の意味が含まれています。たとえば、『未開』『野蛮』『文化が遅れている』などです。そのため、日本のマスコミでは『先住民』を使っています。しかし、漢語では『先住民』とは『滅びてしまった民族』の意味があります。たとえ、台湾人口の１％以下であっても、「どっこい、我らは生きている」「我らが最初の台湾人」という、誇りがあるのです。

  2009.10.25

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• 食べ方は『ＴＰＯ』を考えて

  またもや、ごぶさたをしております。昨日（１０月２３日）、昼食時の見聞を紹介します。その店には、カウンター席とテーブル席があります。カウンターは２人席と６人席がＬ字形につながっています。私が座ったのは２人席で、６人席がよく見えます。６人席に４０歳代の男性が座りました。一見すると、中間管理職風です。その男性が食事を始めてしばらくすると、口の左側にご飯粒がつきました。遠目がきく私の視力では、ご飯粒の半分です。しかし、ご飯粒が白ですから、非常に目立ちます。あのまま、勤務先へ戻ると、「課長が『お弁当』つけている」と女性社員の話題になるな、、と見ている私は気が気ではありません。といって、注意する気にはなれません。下手に注意すると、逆恨みされかねません。幸いにも、その『中間管理職氏』は、紙ナプキンで口を拭きましたから、『お弁当』は取れてしまいました。安心したような、がっかりしたような、複雑な心境でした。続いての『標的』は５０歳代後半～６０歳代前半の男性です。注文した料理が前に並ぶと、お皿のご飯に、いきなり塩をふりかけました。塩分欠乏症なのか、条件反射なのか、、、わかりません。私が店の関係者であれば、「一口味わってから、かけてほしい」と思うでしょう。かけると言えば、カレーが出ると、無条件にソースをかける人がいます。地方の駅前の食堂であれば、許されるでしょうが、カレー専門店で同じことをすると問題です。さらに、『かける』に拘れば、『廻る寿司店』で、皿を取り、醤油をドボドボとかける人がいます。「あれでは、醤油の味だけになるな」と思ってしまいます。もっと『悪質』なのは、ネタをシャリを分離し、ネタに醤油をつけ、シャリと再統合して、口に運ぶ客です。これは、『追いはぎ喰い』と言って、寿司職人が最も嫌う食べ方だそうです。『廻らない寿司店』であれば、「お客さん、勘定は要りませんから、もう二度と来ないでください」と言われるでしょう。「客だから」、「金を払っているから」では通用しないことが、いくらでもあります。私ですか？もちろん、『追いはぎ喰い』などしていません。それ以前に、自腹を切って『廻らない寿司店』に行くなど、ありませんから！

  2009.10.24

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• ナポレオンの野望、ロシアの雪原に消える

  １８１２年１０月１９日、ナポレオンは占領下のモスクワからの退却を開始しました。日本では、徳川家斉が十一代将軍です。徳川の天下が揺らぎ始めた時代でもあります。その１９世紀初頭、ナポレオンはヨーロッパ大陸を征服しました。しかし、島国であるイギリスには、さすがのナポレオンも手が出せませんでした。海軍力では、フランスはイギリスに及ばなかったのです。ナポレオンは『大陸封鎖令』によって、イギリスを屈服させようとしました。『大陸封鎖令』はイギリスよりも、イギリスとの貿易で成り立っている諸国の反発を受け、さらに大国・ロシアは無視しました。ナポレオンは、「ロシアが大陸封鎖令を守らない」を理由として、１８１２年６月２３日、ロシアへ侵攻を開始しました。スモレンスクの戦い、ボロディノの戦いで、フランス軍はロシア軍に勝利をおさめ、９月１４日、フランス軍はモスクワに入城しました。この時、ロシアの皇帝、政府、そして市民はモスクワから退去しており、市内は無人でした。翌日、モスクワへ入城したナポレオンは、ロシアからの降伏使節の到着を待ちますが、何らの応答もありません。９月中旬、モスクワで火災が発生しました木造建築が多かったモスクワは、焼け野原となり、占領軍は寝場所に困るありさまとなります。ロシアの厳しい冬が迫りつつあり、敵のロシアが和議に応じないため、ついにナポレオンは撤退を決意しました。フランス軍の悲惨な退却は、トルストイの『戦争と平和』に描かれています。オードリー・ヘップバーン主演の映画『戦争と平和』では、雪原をとぼとぼと退却する兵士の脇をソリに乗ったナポレオンが追い越していきます。そのナポレオンを兵士らは、ただ黙って見ているだけです。このモスクワ遠征はナポレオンの最初の敗北でしたが、最後ではありませんでした。１２９年後、ロシアに挑戦し、ナポレオン以上の敗北をこうむった独裁者がいました。それが誰であるか、ご存知ですね。

  2009.10.18

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• 10月2日、ガンジーの誕生日

  平日に私あてに届くメールマガジンを紹介します。送信者は、仕事でインドに駐在しています。やもはや旧聞でしょうが、インドの宗教事情が垣間見える内容です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊10月2日はマハトマ・ガンジーの誕生日です。この日は2007年に国連によって「国際非暴力デー」に指定されています。当地インドでは当然でしょうが、国家の祝日となっており、式典が催されます。今回はこの式典に参加してきました。式典は二回あり、まずは朝8時から、ガンジーが荼毘に付された場所で今は記念公園になっているラージガートで、二回目は午後4時からガンジーが晩年をすごし、凶弾に倒れた場所であるGandhi Smriti（町の中心部にあるビルラ財閥の邸宅）で行われました。両方ともマンモハン・シン首相が参加され、午前の部にはソニア・ガンジー女史も参加されていました。朝夕で少し違うのですが、どちらも派手な催しがあるわけではなく、ガンジーが毎日行ったと言われるお祈りを再現する厳かなものです。各宗教の融和を説いたガンジーらしく、１１もの宗教のお祈りが次々に行われます。なんと最初に行われるのは日本仏教のお祈りです。続いてチベット仏教、キリスト教、ゾロアスター教、バハイ教（比較的新興の宗教）、ユダヤ教、イスラム教、シーク教、ジャイナ教、ヒンズー教（二種類）と順番に行われます。ガンジーは生前、日本山妙法寺山主の藤井日達上人と親交があり、その縁でガンジーの毎日のお祈りは「南無妙法蓮華経」で始まったということです。藤井日達上人は後にインド政府からネルー国際賞を授賞されました。今回は日本山妙法寺の住職、小此木上人がお祈りを捧げられました。夕方の部ではお祈りの前に子供たちが、お祈りの後に有名な古典音楽の歌手がそれぞれ宗教的な歌を歌うパートがありました。また夕方の部では国連事務総長のメッセージが読み上げられています。さすがにガンジー翁の圧倒的な迫力は今に至るも続いており、実に厳かで心が洗われる式典でしたし、日本人であることが誇らしい気分になりました。申し訳ありませんが、カメラや携帯電話は持ち込み禁止でしたので、写真はありません。悪しからず。

  2009.10.17

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• 暦は永遠なり？？？

  今週の火曜日から、突然に帰宅が遅くなりました。といっても、遊び歩き、飲み歩きをしているのではございません。正真正銘のお仕事です。そのため、ブログの投稿はできますが、皆様のコメントへの返事、ならびに訪問ができません。返事は今週の土日に書きますので、それまでお待ちください。さて、今年も『四分の三』が経過してしまいました。大晦日まで、７９日『しか』ありません。もっとも、人によっては７９日『も』あるというでしょう。ところで、現在の我々が使っている暦は『グレゴリオ暦』と呼ばれています。『グレゴリオ』とは、この暦を作らせた人物が、１６世紀のローマ法王グレゴリウス十三世だからです。それまで使用していた暦は『ユリウス暦』です。ユリウス暦とは、古代ローマのユリウス・カエザルが制定した暦です。日本でなじみのある『ジュリス・シーザー』は、その英語読みです。太陽の動きと人間が作った暦を一致させるのは、困難かつ不可能です。どのように精密に作っても、誤差が発生します。『ユリウス暦』が制定されてから１５００年後の１６世紀、その誤差が１１日にもなっていました。『たかが１１日』と言っていられない誤差です。そのため、新しい暦の『グレゴリオ暦』ができたのです。その切り替えのため、ユリウス暦の１５８２年１０月４日の翌日が、グレゴリオ歴１０月１５日になりました。この日、１０月１５日が『グレゴリオ暦』の最初の日です。日本では同年、織田信長が本能寺の変で命を落としています。明治５年（１８７２年）が日本における『グレゴリオ暦』採用です。旧暦の明治５年１２月２日の翌日が、新暦（グレゴリオ暦）の明治６年１月１日になったのです。まだ師走の始めであったのに、突然に正月になってしまいました。当時の人の戸惑い、混乱は相当なものであったはずです。おそらく、天地がひっくり返ると同じであったでしょう。現在の『グレゴリオ暦』も、わずかですが誤差があります。１年で２６秒だけ、暦が太陽の動きより先行しています。しかし、『チリも積もれば山となる』で、その誤差が３３００年後には１日に拡大します。我々の子孫は、その誤差をいかにして対処するか、、、それは子孫にまかせましょう。

  2009.10.15

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  ３４年前の松坂慶子

  昼休みの食事は、最近は曜日によって行く店を決めています。本日に行った店は、夫婦二人だけで切り盛りしています。通常のローテーションであれば月曜日ですが、今週は月曜日が祝日であるため、変則となった次第です。夫婦どちらの趣味かわかりませんが、カウンタの上には昔の映画のポスターが飾ってあります。ポスターといっても、映画館に貼ってある大きなサイズでなく、ミニサイズです。その１枚をお眼にかけましょう。二人の男性がいますね。一人は、誰がどう見ても渥美清です。では、もう一人は誰でしょう？私は食事を始めてから、ポスターに気がつきました。ポスターの下部に出演俳優の名前が書いてあります。しかし、座っていては、その名前が読めません。どうにも気になり、名前を見るため、食事途中で立ち上がってしまったほどです。なんと、中村勘九郎でした。現在は、十八代目・中村勘三郎です。その左を見ると女優の名前です。なんとなんと、松坂慶子なのです。映画の名前は『友情』です。帰宅してネット検索すると、１９７５年（昭和５０年）公開です。そして、松竹８０周年記念として制作された映画です。この時、渥美清は４７歳、中村勘九郎は２０歳、松坂慶子は２３歳です。この年は４月にベトナム戦争が終りました。そして、私が最初に外国旅行をした年です。

  2009.10.14

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  あっ危ない！　その急停車が眼をつぶす！

  台風１８号が過ぎ去って、秋晴れが続いています。後でニュースを見ると、日本列島各地に被害のつめ跡を残しています。とは言いながら、自身で体験しないと実感にはつながりません。私は出勤が２０分遅れただけ、しかも９時には楽々間に合いましたから、蚊にさされたようなものです。しかし、JRの京葉線では３時間も電車内に閉じ込められた人がたくさんいました。東京と千葉を結ぶ鉄道は北から総武線、東西線、京葉線があります。いずれも東京と千葉の境を流れる荒川を渡ります。東西線、京葉線が渡る地点は川幅が広く、強風によって、しばしば列車の運行が影響を受けます。ニュースによれば、駅と駅の間で停止したため、風の強さによっては、乗客を線路に降ろすことはできなかったかも知れません。しかし、それにしても『３時間』は長すぎました。東京を発車した新幹線なら大阪に到着しています。成田を離陸した旅客機なら台湾の桃園空港へ着陸しています。大阪の知事閣下！、これは『監禁罪』にはならないのでしょうか？とはいいながら、日本の鉄道の安全度、運行の正確度、快適度は世界のトップクラスです。それで、下の写真のような人種が登場するわけであります。この写真は２００９年１０月１１日（日）午後１時２０分、東京の山手線の高田馬場と新大久保の間で撮影しました。ある車輌の連結部脇の３人掛けの座席に男１名、女２名が座っていました。いずれも日本人です。写真の右側が電車の前方です。女Ａが女Ｂに向って、『アイ・メークアップ（この名前でいいでしょうか）』をしています。もし、電車が急停車したらどうなるでしょうか。慣性の法則によって、女Ａの体は動き続けます。それにつれて、女Ａの持っている●●（名前を知りません）は女Ｂの眼に突進するでしょう。人間の体の外側で、眼ほど脆弱な器官はありません。女Ｂの眼は致命的な打撃を受けるでしょう。その場合、誰が責任を負うのでしょうか。最近、社会のいたるところに『モンスター△△』が出没しています。この三人は『急ブレーキをかけたJRが悪い』と賠償を請求するかも知れません。そうなると、私が払った６ヶ月定期券料金のごくごく一部が、『モンスター３人組』に支払われるかも知れません。それは断じて許さないぞ！

  2009.10.12

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• あえて、浅沼稲次郎刺殺事件

  本来はブログの題材には不適切かも知れません。しかし、忘れてはならないことですから、あえて掲載いたします。１９６０年（昭和３５年）１０月１２日、当時の日本社会党委員長の浅沼稲次郎（あさぬまいねじろう）が右翼の少年に刺殺されました。当日は東京都千代田区にある日比谷公会堂において、自民党、社会党（当時）、民社党（当時）の党首立会演説会が行われていました。民社党委員長・西尾末広の後に浅沼の演説が始まりました。演説の途中で、短刀を持った少年が演壇に駆け上がり、浅沼の胸を２度突き刺しました。浅沼は出血多量で病院に運ばれる前に死亡しました。浅沼を刺した１７歳の少年が現行犯で逮捕されました。１１月２日、収容された東京少年鑑別所で少年は自殺しました。公党の党首が白昼に暗殺されるという事件のため、国家公安委員長が引責辞任しました要人警護の手法が『目立たないように』からアメリカ式の『見せる警護』に変わりました。この立会演説会はＮＨＫのラジオにより、犯行の一部始終が全国に放送されました。この暗殺事件は日本全国に大きな衝撃を与え、暴力追放が叫ばれました。犯人が少年であったため、この事件をきっかけにして『子供に刃物を持たせない運動』が始まりました。それまでは鉛筆削りや工作に使用していた『肥後守』などの刃物が子供から取り上げられました。以後も続く『刃物規制』の始まりの一つとなったのです。毎日新聞のカメラマンが暗殺の瞬間を撮影しました。そのカメラマンは日本人初のピューリッツァー賞を受賞しました。しかし、何度見ても、やりきれない思いにさせる写真です。浅沼は、中国で「アメリカ帝国主義は日中共同の敵である」と言いました。現在の状況を見たならば、浅沼は何というでしょうか。ここまで書いて、「この事件から、半世紀もたってしまった」、、私の率直な想いです。

  2009.10.10

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• 身近に迫る！　新型インフルエンザ

  ２日間とはいえ、皆様、ごぶさたしております；なんとも、敷居が高く感じます。と言いましても、我が家は全てフローリングであるため、敷居はありません。さて、これから秋本番、さらに冬に向い、新型インフルエンザの勢いが衰えません。これまで『対岸の火事』と思っていましたが、いよいよ身近に迫ってきました。私の勤務先のビルでは、多くの企業から人が集まって仕事をしています。昔は『下請け』ですが、現在では『協力会社』と呼んでいます。その中の一人の家族が発症したのです。そのため、昨日からビル内では、マスク着用が義務づけられました。最初は、マスクをつけたままで、飲み物を飲もうとしました。さすがに、寸前で気がつきました。以前、眼鏡をかけながら目薬をつけている男の漫画を見ました。その男は「長く使っているのに、まったく効かない」とぼやいています。そそかっしい男が登場する落語があります。マスクをつけたまま、唾をはいています。「汚いな」と言って、隣の人の頭を殴るという、まことにお粗末な話です。さて、勤務先の近くには、店の人と世間話ができる店が４軒あります。はたして、勤務先での新型インフルエンザの話をしていいかどうか？？「入店お断り」になっても困ります。

  2009.10.09

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• 身につまされて、ドキッとするお話（後編）

  さて、予告どおり、第５位から第１位の発表です。意外なことが栄えある（？）第１位でした。■5位 彼氏が親の言うことばかり聞いている　　頼りないと思うか、マザコンと思うのか、真意は分かりませんが、母子の　　関係も度合いの問題だと思います。　　基本的には、人生の先輩である親の意見を聞くことは悪いことではなく、　　良好な親子関係の1つとも取れます。　　ただ、彼女の意思を尊重せずに、親の意見を鵜呑みにすることが多いと、　　嫁いだ後は悩み多き結婚生活になるかもしれません。　　彼の実家にお邪魔したときにご両親との会話をよく聞いて、自分の感覚を　　信じて判断してみてください。■4位 仕事をしない　　これも、意外にもランキングが上位でなかったのに驚きましたが、結婚する前　　からきちんと仕事をしているので、敢えて「やめてほしいこと」に挙がらな　　かっただけでしょうね。　　基本的には、「仕事をしない」=「安定的な収入源がない」となってしまいま　　すから、利息だけで生活できるようなリッチな相手ではなければ、働いていた　　だくのは必須ですね！■3位 価値観の違い　　もともとこのアンケートの選択肢に用意されていたのなら仕方ないかもしれま　　せんが、「相手にやめてほしいこと」の1つに「価値観の違い」が入るのはちょ　　っと違和感がありますね。　　「価値観の違い」を恐れるよりも、それから発生する不毛な喧嘩や言い争いを　　避けていきたいところです。　　相手を変える発想ではなく、意見が違ったときには、お互いが歩み寄る柔軟性　　や話し合う姿勢を持つことで乗り越えていくことができますよ！■2位 無駄遣い/衝動買い　　女性というのは、スーパーの特売日を狙って10円単位の割引にもアンテナを　　張って買い物をする生き物です。　　自分がこつこつと貯金を頑張っても、夫がその苦労を水の泡となる買い物を　　するとかなりショックですよね。　　しかし、夫側も、自分が稼いでいるのだから少しは自由なお金があっても当　　然だろ、と主張するかもしれません。　　この場合は、自分のお小遣いの中でも、3万円以上の買い物をするときには必　　ず相談するなどルールを決めておけば、事前に手を打つことが可能ですよ。■1位　連絡のない外泊　　浮気を差し置いて1位になったのが、連絡のない外泊。　　連絡がつかない間に、あることないこと嫌な想像が膨らみます！　　「誰と何をしていたの？」　　「なぜ連絡をできなかったの？」　　と夫は、ほぼ物的証拠のない説明をして妻を説得しないといけないわけで　　すから、大変な労力がいると思います。　　後ろめたくないのですから、きちんと連絡を入れてあげると妻も安心しま　　すよ！　　ただ、今までの相談の経験からは、本当に「隠したい外泊」こそ、それら　　しい理由が事前に告知されている場合が多いように思います。　　その辺りの勘は、携帯を覗き見しなくても、視線、匂い、態度、を総動員　　して女の第6感に頼りましょう。さて、いかがでしたか？共感した結果はありましたか？パートナーと一緒に笑いながら読めるうちに、お互いの行動を省みるのも良いかもしれません！ぜひ、二人でチェックして事前にトラブルを回避してみてくださいね。

  2009.10.06

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• 身につまされて、ドキッとするお話（前編）

  『アバタもエクボ』と申します。さらに『短所と長所は紙一重』と申します。恋愛中は短所が長所に見えるものです。皆さん！　　大いに心当たりがあるでしょう。しかし、結婚して、毎日ツラをつきあわせることを考えると、心配になるようです。男性より女性は、そうでしょう。あるランキングサイトに、切実かつ興味深い結果がありました。題して、「結婚したら彼氏にやめてほしいことランキング」です。長いので、今日は10位から6位の発表です。■10位 束縛したがる　　恋人のときは、多少のヤキモチがあったとしても結婚をしたのですから、　　もう信頼して欲しいですよね。　　彼の束縛が激しすぎると二人の間にゆるぎない信頼関係が存在していない　　ように思えてがっかりです。　　さらに、そんな彼をますます尊敬できなくなり、彼に冷たくなる⇒彼は　　そんな彼女の態度を察知して、ますます束縛したがる、という悪循環が　　始まってしまいます。　　しかし、束縛するのは彼に自信がない証拠でもあります。　　そんな心が脆くなっているのは、彼女との人間関係だけではないはず。　　結婚前に、小さな成功を積み上げて欲しいですね！■9位 食事時のマナーが悪い　　蕎麦の食べ方で婚約破棄になったニュースを思い出しました。　　でも、食事のマナーが悪いのは、恋人のデートの時もすでにNGではない　　ですか？　　　習慣に近いものがありますので、結婚したからといって矯正できるのか、　　ちょっと疑問ですね。■8位 自分の趣味に没頭しすぎる/お金をかけすぎる　　結婚すれば、「時間」も「お金」も、二人の共有の財産になってきますが、　　生活を共にしていない独身時代は、パートナーが自分の趣味に投資してい　　る度合いは正確には把握しきれません。　　さらに、没頭し「すぎる」、お金をかけ「すぎる」という限度のさじ加減　　も難しいです。　　妥協しつつ認めつつ、大きなストレスに発展しないうちに、許容範囲を探　　っていきましょう。■7位 浮気　　「浮気」がベスト3ではないことに驚きましたが、「結婚したらやめてほし　　い」というランキングだけに、「彼は、恋人時代の今も浮気はしていないの　　で。」とあえて結婚後にNGな行為には含まれなかったと思われます。　　男性の皆様、寛容は女性が増えたわけではないので、誤解のないように。■6位 連絡がつかない状態　　電話をしても折り返しがない、メールをしても返ってこない、そんなこと　　ってありますよね。　　大抵は、「仕事で忙しかったから。」「会議が長引いて連絡入れられなか　　った。」ということが多いですが、待たされる側は「事故にでも遭ったの　　かな？」と心配したり、約束の時間に現れなかったりで、余計なフラスト　　レーションを溜めてしまいますよね。　　男性の皆様、携帯のある時代ですから、一行でもメールを入れてあげてく　　ださい。　　ここのビビたる労力を惜しまなければ、その後の彼女との関係は数倍スム　　ーズになり、楽ですよ！　　ぜひお願いします！

  2009.10.05

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• ５６歳、まだまだ『過去の人』には早すぎる！

  時代小説、特に江戸時代の町奉行所を舞台にした小説では、奉行所の同心が『検視』をする場面が登場します。いわゆる『変死』であれば、『検視』を受けなければ、葬儀、埋葬ができませんでした。当然ながら、現在のような『検視』はできなかったでしょうが、それでも経験と勘によって、かなり真実に迫っていたようです。現在では医師の死亡診断書がなければ、死因を特定するため、解剖が行われます。人間は誰でも生まれてくる場所、時代は選べません。死ぬ原因、年齢、場所も、ほとんどの人は自分では決められません。それでも、家族、親戚、友人に見守られながら、あの世に旅立ちたいものです。ましてや、自分の体を切り刻まれたくはありません。さて、あの『モーロー会見』の元大臣が自宅で死去しました。自分の部屋で死んでいるのが発見されたのですが、現時点では死因は不明です。まだ、５６歳です。その父親は５７歳で死去しています。政治家の世界では『ハナタレ小僧』です。かつて『道東のケネディ』と自称し、某政権党の有力者の一人でした。総裁選挙に立候補しましたが、第三位の票しか獲得できませんでした。その直後の死であっため、なにやかやと取り沙汰されました。その父親は、ある時、自分より年長の有力者に尋ねました。　　父親　　　池の中の鯉は、自分で飛び跳ねてもいいでしょうか？　　有力者　　それは、かまわない。　　　　　　　しかし、また池の中に戻れればよい。　　　　　　　もし、地面の上に降りて、誰もこなければ、　　　　　　　干からびてしまう。　　　　　　　人間、猫、犬が来て食べられてしまうかも知れない。さて、息子を迎えた父は、なんというでしょうか。どうしても、あの『モーロー会見』を連想してしまいます。まさか、あの会見の席で、急に『モーロー』としたとは思えません。なぜ、側近は会見出席を止めなかったのでしょうか。まさか、大臣本人、、、そして日本そのもの評判を落とすため、、、？？？

  2009.10.04

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• 東京落選、これでーーいいのだー！

  案の定というか、予想通りというか、２０１６年オリンピック開催都市選考で、東京は落選しました。都知事だけでなく、総理大臣が夫人同伴でコペンハーゲンへ乗り込みましたが、その甲斐ありませんでした。東京は第１回投票で２２票を得ながら、第２回投票では２０票に減ってしまいました。普通であれば、最下位のシカゴの１８票の内、わずかでも東京にまわるべきですが、それがありませんでした。さらに、最初の２２票の中の２票が、他の都市の票になりました。せっかく英語で投票を呼びかけた都知事の面目、メンツ丸つぶれです。私の住む街の駅通りには、東京招致を呼びかける幟が、街灯にかけられています。当然ながら、都庁、区役所の呼びかけで、商店街が動いたのでしょう。そのわりには、盛り上がりには欠けています。日本について言えば、半世紀前とは事情が変っています。意図的なお祭り騒ぎで盛り上げる時代ではありません。それでなくても、金を使わなければならない事が多すぎますから、、。『東京落選』を聞いても、『であるか』と思っただけでした。『くやしい』などとは、露ほども思いませんでした。

  2009.10.03

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