巻き添えにあった、無念の人たち
ずいぶんと以前ですが、『ノストラダムスの大予言』が流行しました。一番有名な予言は『1999の年7の月、恐怖の大王が空から降ってくる』で始まるものです。それにより、日本では一部のメディアが大騒ぎしました。『恐怖の大王』とは何であろうか、などです。ただし、『1999の年』が西暦1999年であるとは、ノストラダムスは名言していません。先日、東京池袋のデパートの前を歩いていて、自殺女の巻き添えとなった人は、『恐怖の大王』が何であったかわかったでしょう。不思議なのは、その自殺女の顔写真、氏名が公表されないことです。巻き添えといえば、東京渋谷の住宅街にある温泉施設の爆発に出会ってしまった人もいます。その人は、いまどうしているのでしょう。しかし、もっとも悲惨なのは、暴力団幹部と間違えられて射殺された男性です。その容疑者の姿が公開されました。彼は、警察、指示をした暴力団の双方から行方を追われているでしょう。警察は逮捕するため、暴力団は口をふさぐためです。『暗殺者は、暗殺した故に口をふさがなければならない』からです。