18億円、多いか少ないか? 給食費未納額
あれは何年前になるでしょうか?『だんご三兄弟』ならぬ『未納三兄弟』が話題になりました。ほからなぬ国民年金保険料の未納問題です。国会で、それを追及した本人も『未納』が発覚して、党の代表を辞任し、頭を丸めて、お遍路姿になり、四国を巡礼しました。さすが、年の功だけあって、その後の『ニセメール事件』、『不倫事件』の当事者にくらべて、アッケラカンとしていましたし、いつのまにか要職についていました。本日のニュ-スサイトで、2005年度の公立小中学校の給食費未納額(ニュースサイトでは滞納額でした)が、18億円に達しています。その18億円は、給食費全体の0.5%です。このデータから、簡単な計算をして見ましょう。児童1人1食の平均は250円です。1年間の給食日数を200日とすると、児童1人1年間の給食費は5万円です。18億円を5万円でわると、36,000人になります。現在は、1家庭に子1人、または2人が大部分ですから、単純計算では、3万家庭が『給食費未納』の状態にあります。この『3万家庭』が、多いか少ないかは、別にしまして、問題は、『払えない』でなく『払わない』家庭が増えているそうです。これについては、現在、給食が必要かという問題もあります。昔は、貧乏で給食費が払えない家庭が多かったですし、現在でも、父親がリストラにあい、収入が激減して、払えない家庭もあります。最近は、高級外車を乗り回していながら、払わない家庭があるそうです。払わない理由のひとつに、「給食など、頼んでいない」があります。まあ、その親からみれば、そうなのでしょうが。最近、週刊誌に『学校にとんでもない注文をする親』の特集記事がよく掲載されます。よく、こんな注文を考えて、恥ずかしくもなく、よく言えるな、と思える内容があります。お笑いのギャグに使うなら、笑って済ませられますが、現実であれば、そうはいきません。子供を教育する前に、親の教育が先ですね。