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2007年01月15日
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カテゴリ:絵本

小学校1年か2年の頃、学校の図書館で借りて読んだこの本を、図書館で見かけて読んだ。
私は当時、長い髪に憧れていたので、題名にすごく惹かれたのだ。
表紙の絵も良かった。長い髪を櫛で梳いているお姫さま。

大人になって昔の本を読むと、「あの人が児童文学を!?」と驚くことが結構ある。
私達が小さい頃(昭和30年~40年代、つまり、1960年代から1970年代頃、つまり、戦後10年~20年頃)って、
百科事典や全集がブームだった時代。子供にお金をかけ始めた時代。

この『かみながひめ』の作者はなんと、有吉佐和子だ。


【内容について】
”かみながひめ”とは文武(もんむ)天皇の妃で、聖武天皇の母のことである。
和歌山県日高郡にある道成寺(どうじょうじ)のお話である。(道成寺縁起(どうじょうじえんぎ))
道成寺は文武天皇の勅願寺である。

日高の村長(むらおさ)に生まれた女が、大変美貌(髪が非常に長く美しい黒髪)で、
評判により藤原不比等(ふじわらのふひと)の養女となって入内(じゅだい)し、文武天皇の妃となったというお話。

有吉佐和子はあとがきで、
そのために道成寺は、女人(にょにん)開運を祈願するお寺として有名でありましたし、寺格も高いものだったのですが、数百年たって、清姫がとびこんで放課してから、すっかりその話におかぶをうばわれてしまいました。
しかし、わたしは清姫の火の恋よりも、この縁起にみられる母の祈りや、いかにも南紀らしいおおどかな風土を感じさせる髪長姫のほうが、はるかに美しくおもわれますし、好きなのです。

と書いている。私も、この物語を読んでそう感じた。
前半部分は悲しいお話ですが、イメージでいえばパステルカラーの綺麗で明るい絵本に仕上げられていて、
大好きです。

金の小さな観音様の像
というのがこのお話にも出てきて、
私が子供の頃によくみた絵本によく出てきたからか、
私の原点にはやっぱり、このように日本の伝統的なお話が知らず知らずに入ってのだなと思った。
だって、人間世界としては不幸な話だけど、金の観音様が海から出て来られた時は、
なんか、「良かったな。」という感情が湧いてきたから。





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Last updated  2007年01月15日 19時09分52秒
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