毎年年賀状で自分の愛犬の写真を送るくらい
犬だいすき~~~
の生徒がいます。
彼女は、ほんと、とにかく大好きみたいで、
獣医さんを目指す学校に入学してしまいました。
「来週はやすみますー牛の授業にいくから、遠くて帰ってこれない」
そんなことも多くて
がんばってる感じです。
でも
牛~~~!!!
生徒は言うのです。
犬猫はすごくすきだけど、
知ってはいたけど、かなり家畜系はきついと。
はんぱなく臭いし
私は、大型系は好きではなかった
予想外~~って。
続けていかれるか心配だ。
って。
ほんとに、馬や牛とか、若干拒否反応で・・みたいな事を言ってました。
これ。
わかる気がします。
想像よりも仕事って幅広いですよね。
私自身も
今は講師の仕事ですけど、どこまでが範囲かってわかんなかったです。
実際なってみたら・・
自分自身が
弾けたからってどう??みたいな。
理論知ってるからどう??みたいな。
教えるって、自分が学んだこと教えるもんだって
気楽に漠然と思ってましたけど。
いやいや(笑)
おとなしくて賢い子ばかりでなくて
ピアノの上によじ登る子もいれば
まだ言葉もおぼつかない幼児もいれば
反抗的な子もいるし。
発表会の開催もあるし。
あれ??
ピアノ教える前にやることがたくさんじゃない!
保護者の方との会話から
発表会の司会から
人に伝えるための言葉のボキャブラリーも・・
なんだか、自分の想像と違う仕事の幅ってやっぱりありましたから。
ひけりゃいいって問題でない部分の多い事多い事・・・
友人は中学の音楽の先生でしたが
ピアノを弾くのが大好きな友人でしたが
あまりに、ピアノを弾く時間がなくなって
数年で退職してしまった友人もいます。
想像では、音楽にあふれた音楽の専門の先生になれたつもりなのに
まったく音楽にかかわるどころか
事務的作業ばかりで想像と違っていた・・
てんびんにかけて・・
結局自宅でピアノ教室を開いています。
なんだか
仕事って。
どんな仕事もあこがれがあってついたとしても、
想像外の事ってたくさんありますよね~。
その仕事について愕然として退職する事もあるし
うっかりついて、意外にはまっちゃうときもあるし。
私は
後者な気がします。
まだ仕事を始める前は
基本、子どもは好きでもなかったです。
私の選択肢に、幼稚園の先生や保育士さんって
まったく、まった~~~くありえなかったです。
子どもってかわいいの前に
こどもって素直すぎるから
残酷だわ~って思ってたくらいですから。
会話が通じないなんて、意味わかんないって。
そんな子どもたちに教えるより、
自分で弾いていたいって思ってましたから。
でも、今は、
生徒たちがとっても大事です。
自分で弾くよりも、生徒たちの成長がすごく嬉しい。
20年前の私が聞いたらびっくりだ(笑)
わかんないですねー。
仕事ってやってみないとわからないし
路線を変えるなら早いうちって思っても
長くやらなくちゃ見えない事もあるし。
選択って難しいんだろうな。
まあ、なるようになるんでしょうけど。
獣医師目指してる彼女はどうなるかな?
動物たちをいやす音楽研究とかやってほしいです。
って
実際言ってみたんですけど~~
そんなことより、牛馬について、
本気で悩んでました。
みんながんばってるな~。