カテゴリ:好きなこと
2005/02/28 lunedi
区の文化フォーラムで、安藤忠雄の話が聴けるというので、とても楽しみにしていた。 本や作品集や、たまにTVで見ていても、ナマで聞くのは初めて。 芸術劇場の中ホール(定員800以上)なんかとってるから、正直、一杯になるのか心配だった。 あちこちにいつまでもチラシ積んであるし・・・ ところが満員。 あちこちに外国人の姿も多い。 みんながみんな、建築に関心があるというわけでもなかろう。 やはりそれだけ注目を集めている人なのか。 スライドを見せながら、早口で話し続ける。関西なまりもそうきつくなく、明瞭で分かり易い。 代々木体育館を見て、感動し、建築家を志したこと。 プランを何回役所に持っていっても門前払いだった初期の頃。 今の・昔の、戦後・大震災後の東京・大阪、俯瞰した写真を次々と見せながら、今力を入れている植林、オリーブ基金の話。 自分でも、社会問題・教育問題なんでも話しますと言っていたが、ANDOの中には、それが一体となっているように思えた。 確かに、単なる建築やではない。逆に、建築やはこうでなければと思えてくる。 最近どんどん増えている高層建築作る人達よ、こういう話を聞いて下さい。 表参道の同潤会アパートの跡地に間もなくできる建物が、けやき並木を超えない高さで、容積率を満たす為に、地下は30メートル掘っているという。 こんな発想誰もしてこなかったではないですか。 まして、高層建築はあっても、光り物がないから、第2東京タワーが欲しいなんて、もう言えないでしょ! 丹下健三のHPシェルのものや都庁までもが、最近密かに好きになっているのは、あまりにもつまらないものばかり建つから・・・と私は思っていたんだけれど、ANDOが愛犬の名前にしようと思った(蹴飛ばすわけにいかないから止めたのだそうだけど)ほど入れ込んでいるのなら、やっぱりほんとに凄いのか?と思い返した。 でもANDOはTANGEをもう超えたかも知れない 。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月04日 14時15分47秒
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