LA STANZA CHIARA　〜キアラの覚書〜

２００７／０２／０９　venerdi
全くプレ効果で動いている気がする。
朝起きて、食後呑んだプレドニンが効いてくるまで、何も出来ない。
でも効いてくると、動き過ぎて、喋り過ぎて・・・
それでいて、頭の中はバラバラに、何分割かされてしまっているような。
やってることがちぐはぐになる。

清掃局が来ると言うので、持って行って貰えるのかと思いきや、
今日はチェックだけで、明日９時に取りに来るという。
リサイクル法に引っ掛かるTVやエアコン類は、近所の電気屋さんが
火事見舞いといって、無料で持って行ってくれた。

電話の親機を置いてた部屋（引き込み口）に火が入ってしまったので、
別のところから引いて貰う為に、NTTが来た。
《火事から今日まで我が家の固定電話は通じていなかったということ》
親機は玄関に置くことにしたが、一緒に入っていたドアホンがなくなったので、
新しく単独の物を付けなくてはならなくなった。

お昼過ぎ、nonに運転頼んで、89歳のグループホームに行ってきた。
火事のことは、スタッフには話したが、本人には言ってない。
どんな風な理解の仕方をするか分からないし、却って混乱しかねないので、
敢えて知らせないことにした。

薬の補充と、この間頼んで買って貰った歩行器の支払い。
果たしてどの程度使っているのか、スタッフに聞いてみたら、
最初の何日かは、結構使っていたけれど、最近は部屋の隅に追いやったままらしい。
使わないで済むというのは、まあ、いいことでもあるのだけれど、
それでいて、
「もっと掴まるものがあるといい」
なんてこと、言ったりする。
要するに、飽きちゃった？

盛んに台所に入って、夕食の準備をしている入所者の１人を、
nonが不思議そうに見ている。
「あの人は？」と帰りがてら聞くので、
　「要介護１の人」
「パートのヘルパーさんにしては年取りすぎてるし、と思ったけど･･･あれで？」
　「１歩外に出たら、帰れなくなるんですって」
認知症は、ホントに１人１人症状が違っていて、
またそれが、他の人にはなんの関係もなく、お互い関心もないように見える。
来る度、不思議な世界だと思う。