LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

2007/06/11(月)09:53

藤森建築と路上観察

住まう(23)

2007/06/08 venerdi 昨日遅くまで仕事をしていると思った大工さん、どうやら、今日の分まで終えたらしい。 ほんの僅か、改築部分の基礎の仮枠終わって、今日は来ないというので、 イタリア語のあと、東京オペラシティのギャラリーでやっている 「藤森建築と路上観察」を見に行った。 去年の、ヴェネツィア・ヴィエンナーレの帰国展なのだ。 先日のエルメス・ギャラリーに続き、またまた藤森展。 マイブームとは思わないが、むしろ、世間的にブームかも。 いろいろ奇妙なことをやってるようだが、自然を大事に、古いものを大事に、 という世の中の流れにあったというか、それが当たり前のことなんだけど。 この間「ねむの木美術館」がオープンしたばかりで、 それがまた、NHKの「新日曜美術館」で取り上げられたりしてる。 《実は見てない、ビデオ録ったのに、未だ見てない(×_×;)》 去年だったか、天竜の秋野不矩美術館を初めて見て、 もともと建築史かである藤森照信氏が設計すると、こういう物が出来るのだと、 まさに納得して、また時代に求められてることにも納得してしまう。 が、去年の、ヴェネツィア・ヴィエンナーレ建築展には、呼ばれたのか、送られたのか? ちょっと驚きだった。 それが、彼の地で、どんな風に迎えられたのか?理解されたのか? 現地に行ってみたいと、会期中はずっと思っていたのだが、やはり無理。 この帰国展「藤森建築と路上観察」を待っていた。  現地より立派なものを作った・・・と開催前に藤森氏が言っていたと、 友人から聞いていたが、その繭型のものは、すでに、人が一杯で、 時間的にもあまり余裕がなかったので、中の映像をゆっくり見ることは出来なかった。 路上観察の方は、もうホント愉快、思わず、吹き出してしまう。 おそらく、誰でもが目にして、変だと思ったりしているのだろうけれど、 それをこうして集めると、何とも可笑しい。 今なら、携帯カメラとかコンデジとか持ってるから、街の風景を撮す人も珍しくないが、 この路上観察学会の人達は、そんな物がなかったずっと前から、 こんなバカバカしいように思えることに夢中になってきたのだ。 タンポポハウスもニラハウスも、こんなことから生まれたもの? 思いついたからといって、実現してしまう、というところがまた凄いし、可笑しいが、 頼んで造って貰う、という人にもまた、敬意を払う。 小さな袋に入っているのは、焼き杉板のスライス 隣の店に、ヴェネツィアの時のパンフレットを売っていたので、思わず買ってしまった。 そしたらその中には、イタリアでの路上観察の成果も載っている。 尤も、過去に行った時の写真なのかも知れないのだけれど。 それにしても、抜け目ない人達! ちなみに、路上観察学会に名を連ねている方達  赤瀬川原平・藤森照信・南伸坊・松田哲夫   林丈二・増田彰久・杉浦日向子(故人;.;)

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