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カテゴリ:本
危ない食卓
図書館で借りてきまして、読み始めています。2005年に出された本です。 ミートホープでの 冷凍肉にする前の水分増量 や 混ぜ物 や 管理の甘さと抜け道 は日本もイギリスも同じなのねぇ・・・とため息つきました。 ミートホープ問題も、増量や混ぜ物について、深く語られる間もなく倒産で幕を下ろした ように見えますけど、肉の加工について、深く追求するスクープとか ソーセージやハムの加工についても語られることなく「終らせた」んじゃないか? 情報操作なんじゃないか?と 読みながら考えてしまいました。 本の中にも「業務用冷凍鶏肉」は冷凍前に塩水注入が行われているとかかれていました。 もしかして、一般的なことなんじゃないの?って疑問が・・・。 唐揚げを家で作るときにも水をちょっと肉にもみこむとジューシーな仕上がりになる なんていうレシピがあるしねぇ^^; ま、これは各家庭レベルでのワザになるけど・・・ 「チキンナゲット」についても、書かれています。 粉砕した鶏皮を15%混ぜてるけど、鶏皮も鶏肉の表記なのか?とか 悪質なナゲットは、ウシ由来廃棄されるような成分が練りこまれている、とか・・・。 イギリスの本なんだけどもしかすると、既に私もそういったものを口にしているのかもなぁ。 ナゲットの詳細な構成って考えたこと無かった。 MのHP見てみましたら、中国産とタイ産のきびしい管理の下で生産された鶏肉を使ってるそうです。 むむぅ、中国産なのね。 Mは、以前「何で60円でバーガーが作れるの?」っていう社長へのインタビューを見てたら 「世界中で一番安い肉を瞬時に買うんです」って言ってたのを私は一生忘れない^^; 今はHPではオーストラリアとニュージーランド産の牛肉100%って書いてますが・・・。 鶏肉の価格について、イギリスでは「2本買うともう1本」とか「1羽丸ごとだと半額」なんて セールがあるそうですが、それを被るのは生産者だそうです。 さらに生産者へのタグのミスなどのペナルティーはきつく、言われたとおりのことをしないと 契約を切られるので、無理無理やっていること・・・。 生産者が見えない食品を多く買っている生活をしている現代の殆どの人は、 安さの理由、適正な価格とは?と考えないと、身を守れないんじゃないかと思います。 この手の本って「どーせまた、煽るだけの本でしょ」って思う方もあると思いますが、 食のあり方、選ぶ目を持つために考えるきっかけになるものだと思います。 添加物のことじゃなくて、その食品自体の生産のされ方、管理方法について 著者が潜入取材してるものが多いので、スパイ気分も味わえます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/19 10:14:36 AM
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