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カテゴリ:本
こういう本が大好きなので、一気に読めました。
おいしいハンバーガーのこわい話 ハンバーガーの歴史から始まって、その企業姿勢、マーケティングの巧妙さや いろんな産業との関わり、人々(の心や身体)に与える影響など興味深かったです。 本の最後には「トランス脂肪酸」についても触れてます。 日本では、まーだまだ放置プレイ中のトランス脂肪酸。 アメリカって資本主義、自由なイメージだけど食は貧相なんだろうなぁ。 一企業が利益再優先のためにシステマティックに巨大化した結果、 農家や酪農家の健全な経営を奪い値段の取り決めも画一的で 自由のない状態になっている現状であることを読むと日本展開による影響も心配です。 つまらない仕事を意味する言葉として多くの辞典に「マックジョブ」という言葉が 掲載されていること、そのマックジョブでの賃金は最低レベルで、働くものが賃金や 労働条件に不満をもっていて、アクションを起こそうとしてもいろいろな手段で 封じ込められる様子もフーム・・・と思いながら読みました。 学校にスナックや甘い飲料の自販機、そしてジャンクフードの 各店舗が入り込んでいる仕組みも複雑な思いになりました。 中にはフードマイルの少ない地元産の野菜を使って、メニューもその時期の もので作る季節感のあるものを提供する良いハンバーガーショップのことも 紹介されていました。値段もバカ高くはないそうです。 わずかな金額差でも安い方がいい、という場合は中身うんぬんより価格で選ぶのは 仕方ないのかなぁ。 ここ数年「100円あったら○ックへ行こう!」ってCMしてるけど100円のために あんなにCM張れることが驚きなんだ、とも改めて思っちゃった。 これは、子供向けに訳された本らしいです。 小学校高学年からならいろんな事を考えながら読めるんじゃないかな。 大人が読んでも物足りない感じはないですよ。 夏休みの読書にいかが? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/10 12:05:47 PM
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