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カテゴリ:愛読書
ゴールデンスランバー 96.ゴールデンスランバー 仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。 伊坂ワールドを思い切り満喫しました。 この物語はケネディ暗殺をベースに首相暗殺の濡れ衣をきせられた青柳が ひたすら逃げる話です。 警察物って訳でもないし推理物って訳でもない 最後にびっくりするようなどんでん返しもないけれど 伊坂さんらしい作品だなあと思いました。 言葉のディティールとかさりげない伏線が面白くて つい夢中になってしまいました。 読後感も悪くなかったですよ。 一番好き!とまではいかないけどなかなか楽しめる作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月06日 21時56分17秒
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