後悔・・・
それは、児童館での出来事。久しぶりに仲良しのゆうちゃんと遊ぶ、たっくんとしょうちゃん。大きな積み木を並べ、それぞれのマイホームを建設した。満足そうな3人。お互いの家を行ったり来たり、楽しそう。突然たっくんは何か思い立った様子・・・ホームパーティーでもしたかったのだろうか?少しの間、その場から離れ、おままごとコーナーにあるお寿司やらケーキやらをお皿にキレイに盛り付けると、マイホームに戻ってきた。その時たっくんは目にしてしまった!1歳半位の女の子が、たっくんの家を壊している・・・(さて、どうするのか?)そらnekoはそう思いながら、たっくんの言動を観察する事にした。日頃、『小さなお友達と女の子には、特にやさしくしようね』と話ている。当然、こんな場合でも、落ち着いて対処してほしい。しかし、次の瞬間・・・『あー!ダメェーーーーー!!たっくんのぉーーーーーーー!!!』たっくんのものすごく大きな声が館内に響きわたったと同時に、すごい勢いで女の子の方へ駆け寄っていった。(ヤバイっ!手が出るかも~~~!!)一瞬そらnekoの顔は引きつってしまった。・・・よかったぁ、手は出なかった・・・。しかし、たっくんのものすごい声とふくれっ面に、女の子は固まってしまっていた・・・。『ごめんなさい』そらnekoは、女の子とそのお母さんに謝った。たっくんの癇癪を起こしたようなその態度が気に入らなかった。だから・・・たっくんを怒った。たっくんの気持ちはよく分かるのよ。頑張って作った自慢のお家だものね。じゃあ、女の子の気持ちはどうかなぁ?たっくんが積み木使ってたってこと、知らなかったのよ?ただ積み木で遊びたかっただけなんじゃないかしら?たっくんがそんなにこわい顔してたらビックリしちゃうわよ。本当は、こんな風に(これが良い対応かどうかはわからないが・・)きちんと話をするべきだったのかもしれない。でも、そらnekoは頭からたっくんを怒ってしまった・・・。『何で大きな声出すの?』『小さいお友達にはやさしくしようねって、いつも言ってるでしょ!!』思いやりを持って欲しかった。やさしく接して欲しかった。けれどやっぱり、たっくんの気持ちを一番に酌んであげなかったこと、ちょっぴり後悔・・・