あんしーず的房間

退院してからも、いまいち胃の痛みがとれなくて、食後は背中まで痛くなっちゃうんですよ。

で、しょーがないので飲んでみました。

『胃カメラ、脱力するのがコツです。
カメラの存在を感じないように、無視するっていうか。
ゆっくり、鼻で深呼吸。
無心でお経を唱えているようなカンジだと、割と楽かも。』

↑とのミニュ様の教えを胸に。

平常心よ、あんしーず。体はココだけど、タマシイはどっかに飛ばしちゃうのよ。

自分に言いきかせてみる。

なんなのよーーーーーーーーーーーーーー。

胃カメラ飲むまでがすでにツライじゃない。

１、胃の中の泡をなくす為のシロップを飲む
２、喉の麻酔
３、胃の動きを止める為の筋肉注射
４、仕上げの麻酔を、喉に直接スプレー


１のシロップもちろんマズイ。

２の麻酔。あお向けに寝て口を開けると、看護師さんがあんしーずの口の中にゼリー状の麻酔を大さじ２杯ほど。喉の奥でゼリーをキープ。５分間。ツライ、マズイ、５分が長い。口の中痺れてきたねぇ。

３の筋肉注射、もちろん口がひんまがるほど痛い。

４のスプレー麻酔、苦いーーーーーーーーーーーーーーー。

やっと本番、胃カメラです。

おうええええええええええええええ。

喉の麻酔って何のため？ねぇ、なんの為？苦しいよう。

先生は問答無用でつっこみますね。

あ、なんか赤いのがモニターに映ってる。ああ、内臓って結構きれいな色だなぁ。

ううううううううううううう、でもおなかの中にぐいぐい異物感があるよう、苦しいよう。

エイリアンが体の中で成長してお腹突き破って出てくるってやつ、あれってこれよりツライんだろうなぁ。なんてことを頭の隅でぼんやりと。

なにがツライって、胃に空気をパンパンに入れられること。

膨らんでないとよく見えないからって、空気を入れるんですよ。

そうすると、体は空気を出そうとするんですよ。

そう、ゲップです。

「ゲップが出そうになりますけど、我慢して下さいね。」

って事前に看護師さんに言われてましたよ、そういえば。

でもね、出すとか出さないとか、我慢するとか我慢できるとかじゃなくて

出ちゃうんですよ。

すんごい音で。

たぶん悪霊が口から退散する時ってあんな音？

信じたくないんですよ、自分の口からあんな音が発せられるなんて。

苦しくてナミダが出ました。

ヨダレもダラダラで、胃からは血も出たりしました。

でも、一番イヤだったのは、ゲップです。

それがアタシなんです、あんしーずなんです。

あ、検査結果ですか？

まぁ、胃が炎症起こして赤くなってて、出血なんかもしたりしてるけど、腫瘍も潰瘍もなかったので安心です。

大腸の検査も勧められましたが、当分ご遠慮願いたいもんです。

はあああああ、疲れた～。病気になりそう。