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カテゴリ:台湾生活
うちのマンションには、守衛さんがいるのですが、
昼間の守衛さんは、 いつもニコニコ。 テレビで株の番組やプロレスばかり見てる人。 ちょっと出かけるときも、 通るたびに「どこに行くの?」とか、 「ごはん食べた?」とか声をかける。 台湾の人には挨拶代わりらしいんだけど、 まともに応えてる日本人としては、 ちょっとほっといてという感じがしないではない。 この昼間の守衛さんはいいのです。 問題は、夕方5時頃から交代する夜の守衛さん。 この人の中国語が、とにかくわかりにくい。 なまりが強いのか、発音が良くないのか・・・。 何度も聞き直してもわからないことがしょっちゅう。 この守衛さんが10日ほど前だろうか、 主人にこんなこと言ったらしい。 「あんた達、ここに来て何年になる。 二年? 二年も勉強すれば十分。 何でまだそんなに中国語が聞き取れないんだ! 『○○』だな!」 聞いたことのない単語。 主人は聞き返す。 するとちょっと考えて別の言葉で言い直した。 「あんた達、『ベン(漢字では竹冠に本と書く)』だな。」 要するに『バカ』という意味。 でも、根が善人の主人は、まさか人にそんなこと言われるとは思わない。 怪訝な顔をすると、 さらに彼は、言い換える。 「アタマ(なぜか日本語を使う)不好!」 さすがの主人も状況を理解する。 この人は、自分たちのことを「バカ」「頭が悪い」と言っているんだと。 とっさに何も言い返せない主人。 私がその場にいても、恐らく絶句してしまっただろう・・・。 母の葬儀のために日本にかえる前の日の晩のことだった。 今頃になって、 (いや、ずっと頭の片隅にはあったが、) その言葉が、何度も思い出されてくる。 悔しいやら、情けないやら、腹が立つやら、落ち込むやら・・・。 あ゛~~!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.13 17:08:15
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