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世界平和とお金のない世界 知恵の輪

母娘の会話より

「お金を必要としない社会」(2011年03月07日)


「ねえ、お母さん」
「なあに?」
「社会の勉強の時、日本が財政破綻してるって。
 財政破綻ってどういうことなの?」
「インターネットで調べてみたら?」
「財政破綻って載ってないわよ」
「財政と破綻で見れば」

ざい‐せい【財政】
1 国または地方公共団体が、その存立を維持し活動する
 ために必要な財力を取得し、これを管理・処分する
 一切の作用。
2 個人・家庭・団体などの経済状態。かねまわり。

は‐たん【破×綻】
1 破れほころびること。
2 物事が、修復しようがないほどうまく行かなくなること。
 行きづまること。「経営に―を来す」

「日本ではお金のやりくりが出来なくなっているって
 こと?」
「そう言うことみたいね~」
「じゃあこの日本はどうなるの?」
「でも心配ないわよ」
「何で~?」

「先生はほかに何か言ってなかった?」
「そう言えば日本の借金は外国からじゃないって」
「そうなのよ、だから心配ないのよ」
「だから~、なぜ心配ないのよ?」

「それはね、お家の中で例えると大家族のお父さんが
 家族みんながアルバイトやお年玉のお金を管理して
 ね家の修理や電気代、水道代、食費にお金を使って
  みんなが貯金していたお金を使ったようなものな
 のよ」

「せっかく働いたお金をお父さんが使ったってこと?」
「そうよ、でもねお父さんはみんなのために使ったの
 よ」
「一つの家族の中でお金のやり取りって変じゃない?」

「そうよね~、私たち家族の中でもやってないわよね」
「日本の中では家族のように出来ないのかな~?」
「お母さんもスーパーで買い物をする時思うわよ」
「何て?」
「我が家の家庭菜園のホウレン草を持ってこようかっ
 て」
「そう言えばホウレン草も食べきれないよね」
「みんなが余ったものを出し合えば無料でいいのにっ
 てね」
「出すものがない人はどうなるの?」
「それは体と知恵を出し合って働くことよ」



     「自分のために生きるって?」(2011年03月09日)


「ねえ、お母さん『自分のために生きなさい』って言
 われたよ」
「誰に?」
「先生に」
「自分のために生きるってどういうことなの?」
「お母さんだってわかんないわよ」

「お母さんは自分のために生きてるの?」
「そうね~、お父さんとあなたたち子どものためか
 な~?」
「じゃあお母さんは自分のために生きていないの?」
「そうね~。でもね家族のために生きると楽しいのよ」
「じゃあ、お母さんはつらくはないの?」
「ぜんぜん(笑)」

「私ね、自分のために生きるってわがままだと思った
 の」
「何でそう思ったの?」
「自分以外のために生きるとつらくなるんじゃないか
 って」
「それは自分を犠牲にするからじゃないかな~?」
「自分を犠牲にするって?」
「我慢しなくちゃいけないってことよ」

「じゃあお母さんは家族のために我慢していないの?」
「そうよ~。みんなが喜んでくれると嬉しいのよ」
「そうなんだ~♪そういえば思い出したことがあるよ」
「何を思い出したの?」
「それはね、私のクラスに新聞配達する男子が二人い
 るの」
「まあそれは感心な子ね」

「一人は毎日楽しそうで一人はつらそうなのよ」
「何かわけありみたいね」
「楽しそうな男子はね自転車を買うためにやっている
 んだって」
「何で自転車を?」
「大好きな女子とサイクリングの約束をしたんだって」
「それじゃあ自分のために働いているんだね」

「もう一人の男子はね母子家庭なの」
「お父さんはいないの?」
「うん。だからね生活費を稼ぐために働くんだって」
「大人から見るとこっちのほうが素晴らしいと思うよ」
「でもね、お母さんの話を聞いていると違うのよ」
「何が違うの?」
「自分のために生きるという意味が」

「そう言えばお父さんだってお金のために働いてい
 るね」
「お父さんは家族のために働いているって言ってたじ
 ゃない」
「そうよ、家族のためにお金を稼いでいるの」
「契約社員だから一日1万円って言ってたよね」
「そう、一日休むと1万円少なくなるの」
「だから風邪を引いても無理して働いているんだ」

「お金の無い社会ならお金を稼ぐ必要がないからね」
「だったら自分を生きることって簡単なのよね」
「なぜ簡単だと思うの?」
「だって~、自分と誰かが喜ぶことだけ考えればいい
 から」
「お金の心配をしなくていいもんね~」



     「困らないと変らない」(2011年03月10日)


「ねえ、お母さん難しい宿題が出たのよ」
「難しい宿題ならお父さんに聞いてよ」
「親の役割について考えなさいって」
「親の役割って何なのよ」
「だからさ~、それが宿題なの」

「子供の宿題にこんなことを聞いてどうするの?」
「それを聞いたら社会のことがわかるってよ」
「何でこんなことで社会のことがわかるのよ」
「私に聞いてもわかんないわよ」

「親と言うことは子供のいる夫婦ってことよね」
「子供のいない夫婦は親とは言わないんじゃないの?」
「そうよね~、ってことは私たち夫婦のことなのよね」
「お父さんとお母さんの役割って何なの?」

「そうよね~、あなたたちを大人になるまで育てるこ
 と」
「育てるって、食べさせることなの?」
「それだけじゃないわよ」
「ほかに何があるの?」
「大人になって社会人として生きていけるようにね
  いろんなことを教えるのよ」
「学校で勉強するだけじゃないの?」
「学校で教えることだけじゃだめなのよ」

「そう言えば私の友達はお父さんと財テクをしている
 って」
「子供がそんなことしてるの?」
「お金を増やす方法も知ったほうがいいって言ってた
 よ」
「うちではそんなこと教えたくないわね~」
「で、うちはどんなことを教えるの?」
「失敗すること」
「失敗することって?」

「あなたが欲しい物を勝手に買うことってあるでし
 ょ?」
「お母さんが許してくれないんだもん」
「あなたが買ったものはいつまでも大切にしてるの?」
「もう使わない物っていっぱいあるよ」
「こんな物買わなきゃよかったって思ったことない
 の?」
「何度もある」

「このままじゃいけないって言ってもすぐやめないで
 しょ?」
「うん」
「親としては子供に失敗して欲しくないけどね
 失敗するまで気が付いてくれないのよ」
「そっか~」
「何がわかったの?」
「今のままじゃいけないとみんなが言っているのに
 今のままを続けている大人たちと同じなんだね」
「そうね~、人間って本当に困らないと変らないね~」
「私と同じだ(笑)」

「本当は失敗することを喜んでいるんじゃないのよ」
「どう言うこと?」
「失敗して気付いて欲しいのよ」
「何を?」
「失敗した理由や失敗しない方法などをね」
「それで人も社会も成長するってことなの?」
「そうよ、人が集まって社会が出来ているんだから」
「わかった、宿題完了ね♪」


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