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パキスタンで修行中改めバングラで瞑想中

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2006.11.03
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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:パキスタン

 さて我が家の出発予定時間より30分が経過した、迎えが来ないのはどうしたのだろうか?O隊長に連絡してみよう。

 今回の北方偵察では「Pearl Tours&Travels」(←クリック)という専門業者に全ての手配を任せたが、どうも同社のマシンがO隊長宅に迎えに行く途中で「パンク」したため遅れているらしい。

 第一日目は山間部を走るカラコルム・ハイウェイを約250キロ、総走行距離約500キロを走破し北方の町「チラス」に辿り着かなければならない。この先何があるやら前途多難な様相を呈してきた。

 約1時間後我が家に北方偵察マシンが到着し、O隊長、フルボディでないワインはワインでないと豪語するT隊員が先に乗り込んでいた。

 ガイドは日本語を巧みに操り、その他北方言語を含め5カ国語以上に精通している強者の「イルファン」さん、朝から災難だったドライバーの「ラフィーク」さんはプロのドライバーとして北方方面運転歴20年以上、パキスタンの交通事情に則した運転技術、上記「パールツアー」が最強の布陣を敷いて送り出したメンバーである。

 イスラマバードを出るとGTロードを西方に向かい約40分タキシラで右折、北に進路をとった。タキシラ博物館の前を通り、先月初めてイスラマバード郊外に足を向けたことを思い出す。約30分程度北上すると湖が見えてきた。まだ誰もいない湖の畔で、すがすがしい気分で撮った写真(←クリック)。

 そのまま道なりに北上し続け、ハリプールという町で右折、アボッターバードで休憩のお茶を飲もうとPCホテルに立ち寄った。なんと!ラマザン(ラマダン)期間中でレストランが昼間やっていないという。「お茶休憩はバタグラムの手前にちょっとした風光明媚な場所があるのでそこでとりましょう」とイルファンさんが申し出た。1時間位かかってそこに到着するとなにやら店が閉まっている。イルファンさんが店の中で交渉しお茶が出てきた。O隊長T隊員はこの道を何度か通ったことがあるらしく、前もここで休憩したという。

 パキスタン風ミルクティーで今日初めての乾杯をする、ブラックコーヒー派である我が輩にはちょっとミルクが鼻についたが完飲。フルボディ派のT隊員はミルクが苦手のようだ、少々口に含んで止めてしまった。

 お茶休憩も終わり、お昼を食べるベシャームへ向かう。この辺りから上り坂が多くなり、進行方向と反対向きに座っていた我が輩の気分が優れなくなり、O隊長の横に座らせてもらい、遠い景色を見ながら無言で回復を待つ。そうこうするうちに最後部座席で進行方向に向かって座っていたT隊員が、先ほどのミルクと車の揺れによる相乗効果で気分が優れなくなり無口となった。一人元気なO隊長。

 バタグラムの市内に入り、修復されていない建物や避難用テントが散見され、昨年の地震の跡がまだ残る。なにやら病院らしき建物が見えてきた、O隊長情報によれば日本の援助で建設したものだという。降車して病院の方向へ歩むと看板1(←クリック)と看板2(←クリック)が見えてきた、病室(←クリック)の中に入れてもらうと4~5名の患者とそれを見舞う人々、看護婦がいた。これはどうも仮設病棟で本格的な病棟は道の向こう側に建設する予定のようだ。

 これが完成するとバタグラムで震災後初めて本格的な手術ができる病院が運営されることとなるという。

 なるほどと感心しつつ、いざベシャームへ。

 バタグラムの町の中心にさしかかり、人と車でごったがえし橋の上で渋滞となり、川に沿って商店が点在している景色(←クリック)を写す。

 市内を抜けてなだらかな悪路を進んでいると、左手の丘に集落(←クリック)が見えてきた。イルファンさん曰く「昨年の地震により孤立した集落で現在はケーブルを蔦って物や人が行き来しています」。

 日本に居た時に「ウルルン」で東南アジアの奥深い山間の集落でもそんなのがやっていたなと思い出した。そこは地震の影響ではなく、あくまでそれしか方途がなかったが。

 さらに、だらだらとした悪路を突き進んで行くと目敏いO隊長が日本の国旗がある看板を見つけ、降車して確かめることにした。先の地震でつぶれた小学校の校舎(←クリック)があり、日本の援助で新たに校舎を建設するらしい。横に建設途中の校舎があった。

 車に戻るとかわしい少年少女が傍らで物珍しそうに我々を見ていた。フルボディを趣向するT隊員が酒のつまみ用に購入したチップスを差し出すと満面の笑みで被写体(←クリック)となってくれた。

 レンズを見つめる目が曇る、先日の火傷の影響か?

 なななんと!地震の直後の丘の住人となってしまった!!

 朝になるまで今の光景を思い浮かぶすべもなく、途方に暮れて、ここで一句。

 「あさもやに、浮かびいでたる、景観に、道なき斜面、われたたずむ」。


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Last updated  2006.11.04 06:16:33
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