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カテゴリ:海外の旅
7時を過ぎて、やっとダニエル(Danielle)が迎えに来てくれた。髪を真っ黒に染めていたので気がつかなかったけど、確かにダニエルだ。1年と2ヶ月ぶりの再会だ。
ダニエルと出会ったのは3年前の夏だ。来日したばかりの彼女はあまりしゃべらず、ちょっとお高くとまっているような感じがして、最初はとても苦手だった。しかし、空手を一緒に稽古したり、共通の友だちと遊びに行ったりするうちに、彼女は気が優しくて涙もろい子だということがわかってきた。1年後に彼女が去る頃には、とても仲良くなっていたのだ。日本を去って1年後、彼女は大学院の論文を仕上げるために再び来日。その時通訳のお手伝いとして彼女と京都で再会した。というわけで、彼女とは毎年会ったりなんかしているのだ。現在はシカゴ郊外の日系企業で日本人と一緒に仕事をしている。 さて、ダニエル一人で迎えに来てくれると思いきや、彼氏のクリスと一緒だった。ダニちゃんの彼氏に初対面、緊張したけれどもとてもいい人だった。見かけはロン毛だし、両耳にはおびただしいピアスの数だし、ふくらはぎにはでかでかとタトゥーを入れていて、こいつはヘビメタ野郎か?って思ったけど、ごく普通の話しやすいいい青年だった。出会ったきっかけを聞くと、彼はダニエルの従姉妹の旦那様の親友だったのだそうだ。 さて、ダニエルが住む郊外までは車で約1時間だ。彼女の車をクリスが運転していたが、高速道路をビュンビュン飛ばす。こえーのなんの、それでも2人は運転中にも手なんか握り合ったりしてラブラブ。コノヤロウ! そして夕食。シカゴ名物ディープ・ディッシュ・ピザは食べたか聞かれる。数日前に食べたばかりだけど、あれならもう一度食べてみたいと思ったのでピザに決定。どこのレストランに行ったのか忘れたけど、この間の店よりもピザが大きいし、おいしいのだ。ピザの前にチーズとホウレンソウにパン粉をつけて揚げたものを食べたので、苦しいくらいにお腹いっぱいになってしまった。 「明日は何がしたい?」 とダニエルが聞いた。ダニエルはホリデーから帰ったばかりで仕事だ。私は 「ゆっくり眠って休みたい」 と答えた。シカゴに来て以来、ゆっくり休むこともなく出歩いていたので、実はとても疲れていたのだ。 「退屈じゃない?」 とダニちゃん。いや、退屈したいのよ。何もしたくないのよ。ってことで、翌日は私の休息日に決定。これは正解だったのだ。 食事が終ってダニエルのアパートへ。まあ、なんてきれいなお部屋。部屋のあちこちには日本で買ったもの、日本での写真なんかが飾られていた。私が2年前にバースデーに贈った絵も飾られていた。愛犬のアシーナにも初対面。人懐っこくてかわいくて、犬が苦手な私でも大丈夫だった。久しぶりに静かな場所で眠った夜だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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