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テーマ:ワーキングホリデー(123)
カテゴリ:ワーキングホリデー
ウェリントンの語学学校を終えた後、私は仕事を得ました。それは日本食レストランでの仕事でした。しかし、人を雇いすぎて人手あまりだったので、ウェイトレス経験のない私は策略にはまりクビ、急に暇人となりました。そこで始めたことは、老人ホームでの週2回のボランティアとESOLで英語を勉強することでした。
北米ではESL(English as a Second Language)と言いますが、ニュージーランドではESOL(English for Speaker of Other Language)と言われていました。移民やその国で生活をする、英語を母国語としない人々のための英語の教室です。アメリカやカナダでは無料の所もあると聞きましたが、私の行った教室は週2回のレッスンが3ヶ月で50ドル(当時約3500円)でした。定員制で、お金を添えて期限内に申し込むだけの簡単な手続きでした。 クラスは初級・中級・上級の3クラスありました。申し込み時に希望クラスを告げますが、初日は一応試験がありました。私は中級クラスに申し込みました。語学学校と違う点は年配の人が目立つということでした。移民や、昼間仕事や学校を終えて教室にくる人ばかりです。もしくは、私のようにお金を節約したいけど英語もやりたいという人たちでした。 クラスメイトも語学学校と違っていろんな国・地域から集まっていました。中国、香港、カンボジア、ベトナム、タイ、コロンビア、ロシア、旧ユーゴスラビアと多様でした。そして何よりもうれしいのが、先生がニュージーランド訛りの英語を話すのです。これからこの国で生活をしようとする人たちが必要なのは、現地の英語ですから何よりも役に立つと思います。 ここでの教材もニュージーランドに関する事が多かったです。まずはウェリントンの話題から、新聞の天気図からニュージーランド各地の天気を調べたり、いろんな天気用語の覚え方、ニュージーランドの歴史など、その国を知るための教室でもありました。これから生活するという人にはきっと役立つ内容だったと思います。ただ受講料が安いし、社会人が多いこともあって、受講生は次第に一人減り、二人減り、最後のほうには5,6人でレッスンになることもありました。 最後の日は3クラスが全て集まって、ポットラック・パーティーでした。国際色豊かだったので、いろんな国の食べ物が集まりました。私はシナモンロールを焼いていきました。普段はあまり話さないほかのクラスの外国人たちとも話す機会があって楽しかったです。 ここでは英語はもちろんだけど、いろんな国の人と話をするチャンスがありました。会話練習では、その国々での特徴のある英語のアクセントを聞き取る練習にもなりました。いちばんおもしろかったのは、中国人のおばさんにplanと言って通じなかったとき、紙に「計画」と漢字で書いたらわかったということです。 さっくばらんで楽しく、ニュージーランドの生活に密着した英語を学べたので、忙しいけど語学学校に通いたいという人にはお勧めの教室です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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