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テーマ:こわーいお話(348)
カテゴリ:ふしぎな話
最近蒸し暑いですね。雨が降らないに越したことはないけど、梅雨はいつやってくるのでしょうか?そんな暑い日に、スーッと涼しくなるようなお話をひとつしたいと思います。
町内にから揚げのおいしい食堂があります。我が家ではいつもそのお店に電話注文して、時間に受け取りに行くのですが、2日前に取りに行ったら店のママさんが忘れていて、それからすぐに準備、揚げてくれました。その時間約30分、一度家に帰ろうかと思ったのですが、おいしいコーヒーを入れてくれたし、おしゃべり好きのママさんがいろんな話をしてくれました。 ママさんにはとても強い霊感があるそうです。体調の悪いときや疲れているときは何も見えないし感じないけど、いつもは普通に霊も見えるし、人を見ただけでその人の過去や人柄もわかるのだそうです。冷汗が強すぎて、霊能者の下で修行することも勧められたのだそうだけど、仕事が忙しくてそれどころじゃないと言っていました。そういえば、うちの義叔父も霊感が強く、やっぱり霊能者の修行を勧められたことがあります。(→義叔父のお話) ママさんが言うには、そのお店はなんと霊の通り道になっているとのこと…。きゃ~、私、怖い話って大嫌いなんです。でも、ママさんは話し続けます。霊の通り道だけど、決して悪い霊ではないそうです。 ある日、お店で働いているときに、隣接している自分の家の入り口から 「ただいま~」 と知らない女の人が入ってきたそうです。その女性は全く知らない人。おまけに、お客さんもその人が見えたのだそう。でも、ママは普通に 「お帰り~」 と返したら、そのまま消えたと言いました。 こ、こ、こ、怖~い!なんだか話を聞いているだけで鳥肌が立ってきました。ママが言うにはいつも見せの中にはいろんな霊がいるのだそう。見えない体質でよかった~! ママは東京出身で、東京の大学に通っていた旦那様と結婚してこの小さな田舎町に来ました。閉鎖的な田舎で苦労も多く、何度も死のうと町内の自殺の名所(西九州一高い橋)へ足を運びました。で、橋の上から下を見下ろすと、霊が 「まだ来るな~」 と語りかけると言っていました。普通、ああいう場では引き込まれると思っていたのですが…。そこでいつも心を切り替えて、自分には子どももいるし、お店もあるしと家に戻ると言っていました。 またあるときは、全く知らないおばあさんを見た途端に涙が止まらなくなったこともあったとか。ほんの数秒間に、おばあさんの人生が見えたそうです。竹筒を吹いて風呂を沸かしたり、首を吊った男性の姿が見えたり…。泣きながら、 「おばあさん、苦労したんだね」 と話し掛けたと言っていました。 ママさんが言うには、信仰心や宗教がなくても、毎月1日と15日には神棚の榊を替えたり、枯らさないようにすること、ご先祖様のお墓や仏壇を大切にすることで自分の運も変わってくるということです。 私は国内外よく旅行しますが、危ない目に遭ったり、とても怖い目に遭ったことがありません。それは私についている守護霊が強いからじゃないかな?って言ってくれました。そういえば、母、妹、私の3人は強烈な晴れ女です。どんなに雨が降っていても、大事な日はぴたりと雨が止むことが多いんです。例えば、妹の結婚式の前日までは大雨続き、でも当日はぴっかり晴れ、翌日からはまた雨ばかりでした。私は昨年アメリカを1ヶ月旅行しましたが、雨の日はたったの2日。それも、飛行機でほかの土地へ移動した日だけです。 そんな話をしているうちに、私はなんだか頭痛がしてきました。私には霊感はないはずけど、でもこの手の話をしていたら寒くなくても鳥肌が立ちっぱなしだし(広島の平和公園へ行くと、ずっと鳥肌が立っています。)、軽い頭痛がしてくるのです。私にも、少しは何かを感じる力があるのでしょうか。そういえば、従姉は霊体験や幽体離脱の経験が何度もあるし、最強のうちの母は霊と布団の引っ張り合いをして勝ったし…最強。(→霊と戦った母の話) でも、できればこういう能力はないほうがありがたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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