Honeybee Maja

2005/02/05(土)02:40

訃報

日々のつれづれ日記(63)

今日、私にとっても大切な友人である、相方の父親が亡くなった。 私はまだ学校にいて、相方からの電話で訃報を知った。 今まで、私の近しい人で亡くなったのは、母方の祖父母のみ。父方の祖父は、私の父がまだ幼い頃に亡くなっているので私はその死を経験していない。母方の祖父母が亡くなったのは数年前、私がもう大人になってからで、それまでは死というものを、漠然ととらえることしか出来なかったと思う。祖父母とはとても近い関係だったので、亡くなったときはものすごいショックを受けたけれど、私がこの歳になるまで生きていて、その生き様を見せてくれたのをとても有り難く思っている。2人をとても愛しているし、尊敬している。彼らの死を経験してから、私はやっと、死ともう少し近い所で向き合えるようになった気がする。 相方の父上は、数年前から病気がちだった。命に関わるものではなかったけれど、痛みを止めるためにモルヒネを服用しなければならないくらい、激痛と闘っていた。世話をする奥さんは(相方の母親ではない)、これまた素敵な女性で、訪ねる度に楽しく語り合ったものだが、彼女の負担も大きかったと思う。だけど、2人で静かに、西ウェールズの片田舎(とっても素敵な所です)で、暮らしていた。 遊びに行く度に、ウェールズの素晴らしい景色や彼らの家から見えるIrish Seaを眺めては感動し、奥さんが朝食(ポリッジ)の残りを、遊びにくる小鳥達のために庭に撒いているのを見ては目を細め。毎朝通ってくるblackbirdちゃんもいたなあ。もちろん今日も、いつもとおんなじように、朝食をとり、彼が暖炉のそばのソファでくつろいでいる時に、彼女が小鳥に餌をやっていたのだろう。 本当に、急だった。病気とは関係ない原因で、急に逝ってしまった。相方がイギリス国内に戻ってきて、安心しちゃったのだろうか。これで、相方には、自分が子供だった頃一緒にいた家族みんなが、天国に行ってしまった事になる。 父上、私は、あなたと色々お話できて、すごく楽しかったし、会えて嬉しかったです。初めて会ってから、もうすぐ5年。呼ばれても無いのに遊びに行きまくっちゃって、実は疲れさせちゃってたらごめんなさい。だけど、あなたのベレー帽とステッキ姿に、惚れました(爆)。いつか、うん十年後に、また会いましょう。それまでは、上で見ててね。 おやすみなさい。

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