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千芽々の日記

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2011年02月27日
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カテゴリ:千芽々の篠笛日記

千芽々の篠笛日記

音符日本の素敵な民謡を篠笛で演奏しています音符
『開田の嫁入り唄』 (長野県)
♪今宵この家の 小娘を(ソーレ)花にして
一枝国の 土産に(コチャ 一枝国の 土産に)

♪お前さんはどこの 誰(た)が娘(ソーレ)天竺の 
七曜の星の 小娘(コチャ 七曜の星の 小娘)

♪今宵我が家の 小娘を(ソーレ) 膝に乗せ
嫁ぐ思いを 親心(コチャ 嫁ぐ思いを 親心)

♪娘をやりて 出て見れば (ソーレ)笠の端が
ほのかに見えつ 隠れつ(コチャ ほのかに見えつ 隠れつ

長野県、開田村で婚礼の時に唄われた唄です。地元では「コチャ節」とも呼ばれているそうです。

婚礼の唄というと「長持ち唄」を思い出される方が多いかもしれませんが、「長持ち唄」はお嫁さんが家を出て相手先に向う道中に唄われる唄。この「開田の嫁入り唄」はお嫁さんが家を出て行く前に唄われた儀礼の唄なのです。

結婚式の朝、お仲人さんが新婦の家へ出向きお嫁さんを新郎の家へ連れて行く。その際にわらじ酒が振る舞われ、お仲人さんと新婦の父親とがこの唄を唄って嫁に出すのだそうです。今や、お仲人さんもいない結婚式もありますし、開田村で実際に唄われているのかどうかは良く分かりません。

でも、そんな風景を思い描いて聞くと、とても胸が熱くなる「開田の嫁入り唄」です。昨年、偶然この唄の伴奏をする事があって、伴奏をしている内に涙が出て困った事がありました。それだけ私も年をとったと言う事ですかね・・・。『お前さんはどこの誰が娘、天竺の七曜の星の小娘』 子供をどんなに可愛がっても、いつの日かは自分から離れて行ってしまう。遠い星からやって来て、また遠い所へ行ってしまう、まるで「かぐや姫」の様ですけど、そう思う親の気持ちはとても良く分かります。こんな素敵な唄を父親に唄われたたらもう、号泣号泣だろうなぁ。実際、私は自分の結婚式で父の唄で入場したのですが、かなり泣きましたよ。泣きながらの入場でした泣き笑い

娘の雛人形の前で演奏しているのですが、この雛人形を出しながら、『いつの日か嫁いで行くだろう我が子の事』がふと頭をよぎりこの曲を吹いてみました。

お箏の音色は「カナデオン」という邦楽キーボードです。自分なりに考えた伴奏を付けていますがこうした音色が入るといつもの曲もちょっと違って聞こえるような気がします。

では、『春のブライダルフェア』と題しまして、明日は自分の雛人形の前で一曲披露したいと思います音符






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最終更新日  2011年02月27日 21時54分40秒
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