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カテゴリ:千芽々の篠笛日記
東京は盂蘭盆会供養も終わりました。 篠笛日記も御詠歌、本日は『盂蘭盆会御和讃』です。 ♪瞼をとじれば在りし日の 面影浮かぶみほとけを 法悦(よろこび)迎えし盂蘭盆会 いのちの集い有難や ♪流るる悠久(とわ)の歳月(とき)超えて 仏法(おしえ)に目覚めしもろびとと ご先祖まつる盂蘭盆会 ささぐ誠心(まこと)の御供養 ♪水面に映ゆる灯明(ともしび)に 永き安らぎ願い込め 精霊送る盂蘭盆会 尊き法要(まつり)に仏道(みち)を知る
ご詠歌(ごえいか)とは仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌と成し 旋律=曲に乗せて唱えるもの。 日本仏教において平安時代より伝わる宗教的伝統儀式の一つである。 五七あるいは七五調の詞に曲をつけたものを『和讃』(わさん)と呼び、 広い意味では両者を併せて『ご詠歌』として扱う。 御詠歌、そして和讃には上記の様な意味があります。 御詠歌を聞く機会と言えば葬儀、法事くらいでしょうか。 去年、親戚の葬儀の時に「これから御詠歌を唱えます、これは・・・」と 前置きをされてから歌われた御詠歌は、有名な歌手(名前忘れてしまいましたが) の方が作詞・作曲されたものでした。 民謡に『新民謡』という新しく作られる曲があるように、御詠歌の世界でも 今の感覚で作られた御詠歌が存在している様です。 さて、『盂蘭盆会御和讃』は唯一私が知っている御詠歌の一つですが、 歌入りのテープを聞く度、しみじみとして気に入っています。 こういう歌詞が、先祖を敬い奉る心を育てていくのではないかと思います。 昨日は家族揃って送り火をして母をお墓へ送りました。 夜、寝床に着くと窓から入る月の光がとても明るく感じられ、 その昔、送り火の後に月の明かりの下をぞろぞろと町の外れまで、 だらりだらりと列を作って踊りながら多くの魂を送った人々の事を 想い浮かべました。(盆踊りの最初の形ですね) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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