@China ~とにかく音楽好き~

2006/04/19(水)20:22

【東京裁判】(2DVD)

その他諸々(38)

PANORAMA ld-dvd.comより引用 第二次世界大戦後の昭和23年、東京都市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部において開かれた 「陸軍国際軍事裁判」、俗に「東京裁判」として知られるこの裁判の模様を収めた 米国防総省の記録フィルムを基にしたドキュメンタリー映画。 トールケース仕様で再リリース。 ・・・最近ぶろぐタイトルと違う物ばっかでスミマセン<(_ _)> 新しい携帯の小物とかを買いに、量販店に行った時に何故か目に付いて 気が付いたら買っていた感じのDVD【東京裁判】です。 1983年製作で4時間37分と言う長さの為、公開当時上映中に休憩時間があったと言う 長編映画です(DVDでも片面二層DVD2枚組です) 結構前に夏場(終戦記念日前後)にテレビでやってビデオに録画もしたんですが 長編過ぎるゆえ3倍速の録画となり、画質的にはメチャメチャでした。 しかもデッキの機種買い換えたら、ノイズの嵐で見られなくなった(T_T) (長期保存をするなら標準で録りましょうね) 買ってきたばかりで、まださわりしか見ていませんが年月を経て見て見ると また違った見方が出来て良さそうな感じです。 特に今では当たり前に行われている”罪状認否”が、日本で初めて行われたのは この裁判なのだと今回初めて知りました・・・何見てたんだ?俺?? 冒頭で検事及び弁護人が発言をしていますが、特に弁護人の発言には興味を惹かれました。 日本人弁護士が”審議する裁判官及び判事は、第三国から選出すべきではないか?” と言う発言には”一理あるなぁ”などと素人の癖に感心してしまいました。 (ボクシングとかの試合と同じ理屈ですね、ホームタウン・デシジョンなしって意味で) それよりもなお驚いたのはアメリカ人(!)弁護士の発言でした。 要約ですが”戦争そのものが正当性を持っているのであれば、戦争犯罪人と言う者は 成立し得ないのでは?もし犯罪人として裁判を行うのであれば戦争そのものが 非正当性の物となるのではないか?戦争での殺人は殺人罪には問われない”と言った発言でした。 (あくまでも要約です、間違ってたらご勘弁を) さらには、当時はまだタブーであった”広島・長崎の原爆投下”にも触れています。 最終的には弁護人側の主張はうやむやの内に却下されますが、私にとっては驚きの発言でした。 アメリカ人が原爆投下の事に触れる・・・この人には正義を感じました(笑・・っていい事か?) この”東京裁判(正式名称:極東国際軍事裁判)”は、ナチスの要人を裁いた ニュルンベルグ裁判を基本形にし、裁判所となった市谷の旧陸軍参謀本部内を 同じような感じに改造し、起訴事項等も同裁判を手本に行われています。 私は昔から両親や祖父母に話しを聞かされていたせいか、戦争関係の事に 興味を持っていました(限る、ノン・フィクション) 実際祖父母などは”東京大空襲”で焼け出されていますしね。 焼け跡から掘り出した、空襲の業火で溶けてくっついた硬貨や、砲弾の薬莢で作った 花瓶などがありました(トイレの花瓶になってましたが) このような大きな裁判以外に、B・C級戦犯の裁判がありましたが 内容的には結構ひどかったよ聞いています。 日本人は良く口にする”ゴボウ”ですが、優しい兵隊さんが捕虜のアメリカ人に ”お腹が空いているだろう”と思って、少ない食料の仲からあげたらしいのですが 戦後、裁判でその捕虜が”日本兵に木の根を食べさせられた”と言う証言をし その優しい兵隊さんは”捕虜虐待”で”死刑”になったそうです。 食の違いとは言え悲しすぎますよねぇ、親切にしたが為に死刑になるなんて。 くだらない事をウダウダと書いてしまいましたが、何やら世界情勢が騒がしい中 この裁判の元となった条約(パリ不戦条約)の事を忘れないで 平和外交(これは全世界どの国も)で行って貰いたい物です。 蛇足ですが、今の北朝鮮外交は第二次世界大戦勃発直前のドイツに酷似しています。 戦争も持さない国が、戦争を避けたい国に対して譲歩又は保障を要求する。 ヒトラーのやり方そのままですね(その後結局開戦と相成りますが) 当時のドイツほどの国力はなさそうなので、北朝鮮からの開戦はなさそうですが 避けたい国が譲歩してばかりで相手を有利にする、歴史から学んでませんねぇハァ~ 【東京裁判】 (2DVD) 監督・脚本:小林正樹 脚本・監督補佐・小笠原清 原案:稲垣俊 編集:浦岡敬一 録音:西崎英雄 音楽:武満徹 ナレーター:佐藤慶 東京裁判キングレコードこのアイテムの詳細を見る ※脚本って・・・(-_-; おっきなジャケ写はこちら

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