ちんぺいの、この指とまれ!

女王の座は譲らない-。アテネ五輪女子マラソン金メダリストで日本記録保持者の野口みずき（２９）＝シスメックス＝が８日、合宿先の中国・昆明から関西空港着の航空機で帰国し、調整の順調ぶりをアピールした。１０日後に迫った北京五輪選考レース・東京国際女子マラソン（１８日号砲）に向け、最大のライバルとなる前日本記録保持者の渋井陽子（２８）＝三井住友海上＝らに宣戦布告した。
　体の底からみなぎる自信が、口をついてあふれ出した。実質的な最終調整を終え帰国した野口が、珍しくライバルへの対抗心をむき出しにした。「渋井さんも調子いいみたいですね。ライバルがそろうし、そういう時の方が燃え上がってきますよ」と会見中何度も渋井の名を挙げながら、レースへの意気込みを語った。
　昆明出発の前には「まずは自分に勝つこと」と、優等生的な発言に終始していた女王だったが、今は違う。ライバル迎撃に向けて堂々の“宣戦布告”に打って出た。
　１カ月間にも及んだ昆明合宿では、４０キロ走などを順調に消化し、決戦への態勢を整えた。「１００％に近い仕上がり」と、万全を強調。現在は調整のため、練習量を落としている段階だが「ジョグをしてるとムズムズするんです」と、本番を待ちきれない様子だ。
　０４年アテネ五輪で金メダル、翌年のベルリンマラソンでは２時間１９分１２秒の日本記録をマークし、名実ともに女王の座についたが、その後は決して順調ではなかった。０６年９月のベルリンマラソンの直前に左足首を故障。０７年４月のロンドンマラソン前には再び左足首の故障が再発し、五輪連覇への青写真は一時、完全に狂った。しかし、ここにきて本来の力強い走りが復活。２年２カ月ぶりとなるフルマラソン。苦境を乗り越えて、ようやく立つ北京へのスタートラインに、気合が入らないわけがない。
　渋井のほかにもロッテルダムマラソンを制した大南博美など、強豪がそろう大一番に「ワクワクしてます。今は東京のイメージしかわかない。このレースを勝たない限り、北京は見えないから」と、野口。わき上がる感情を抑えながら、号砲を待つ。

大好きなマラソンや駅伝のシーズンになりましたね。
いよいよ、東京マラソン！野口VS渋井の対決、
楽しみだね１８日が。。

<雑貨店ブルーデージー/font>
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