ちんぺいの、この指とまれ!

　広島は１２日、横浜から戦力外通告を受けた石井琢朗内野手（３８）と契約すると発表した。松田元オーナー（５７）は三塁手のレギュラー候補として獲得する意向を示し、ポイントゲッターとして期待。かつて阪神から広島に移籍して活躍した、山内一弘氏の再来となることを願った。近日中に契約を結び、入団発表が行われる。
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　数々の修羅場をくぐり抜けてきた男の実績と経験が、チームに新たな刺激を与える。松田オーナーは、９８年の横浜の日本一に貢献した石井に大きな期待を寄せた。理想は“必殺仕事人”だ。
　「シーズン終盤のストレスがかかる戦いで大きな力になるんじゃないか。打点に期待したい。攻撃が途切れるような時にしぶとく打ってほしい。１、２番で４０打点ぐらいしているし、勝負強さで（自己最多の５８打点を）クリアしてほしい」
　三塁の新外国人選手は調査中だが、獲得できなかった場合は、三塁のレギュラー有力候補となる。石井は通算２３０７安打を放っている、言わずと知れた好打者。６、７番でポイントゲッターとしての活躍は十分に見込める。
　守備でも大きな期待がかかる。「苦しい戦いを耐える力になってほしい」と同オーナー。遊撃手としてのイメージが強いが、４度のゴールデングラブ賞のうち三塁手として３度受賞している。配置転換は問題ない。
　松田オーナーはカープ黄金時代の基礎づくりに貢献した、かつての名選手と石井をダブらせている。広島は６８年に阪神から３６歳のベテラン、山内一弘を獲得。山内は移籍１年目からリーグ３位の打率・３１３を記録するなど活躍した。在籍３年間で衣笠祥雄、山本浩二ら、のちにカープ黄金期を支えた選手の生きた教材にもなった。
　同オーナーは「山内さんがいろいろな形で練習されているのは参考になっていた。あそこまでの成績を残した石井が、何かをつかもうとしている姿もいい手本になれば」と、若手への波及効果を見込んでいる。
　この日、石井は横須賀市内のベイスターズ球場で練習を行い、広島の球団広報を通じて「正直、今はとてもホッとしています。来季の戦力として獲得していただいて、とてもうれしいです。カープのために一から頑張ります」とコメント。衰えぬ野球への情熱を示した。心身共に万全。広島に頼もしい戦力が加わった。

頼もしいベテランが入ってくれたね、
十分期待が持てると思うよ。
楽しみ楽しみ♪

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