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2007年06月11日
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先ず、映画のあらすじは、こちらで。

私の持つ「国境なき音楽観」の中、未だ異彩を放っているのが、オーストリアの民族弦楽器「チター」の奏者、アントン・カラス('85年没)だ。同国を舞台にした映画「第三の男」は、彼の印象的な音世界なくして、語れないだろう。とにかく、ハマりました★因みに本年は、彼の生誕100周年。3月にはテレビ番組(タモリ倶楽部)において「チターで第三の男のテーマを弾く」という企画もありましたが、私は、ちょっと複雑な気持でした。この曲は、映画監督からの相当なプレッシャーを経て、苦し紛れにできた事、第二次大戦の敗戦国であり、当時はまだ、かなり貧困であった母国オーストリア(注:アントン・カラスの実際の家系は、チェコ・ハンガリーですが・・)の暗部を題材、食い物にしたような映画制作に加わり、巨万の富を得た、アントン・カラスに向けられた嫉妬~バッシング、ついには母国からの排斥という悲劇を知れば、あの印象的なメロディーの聴こえ方も、変わってくるはずです。私は、たいした才能もなく、ただ、いろいろな音楽を聴いて、演奏するのが好きなだけですが、不思議なもので、時として、メロディーの裏にある作曲者の真実が、観えてくることがあります。ちょっと怖い時もありますが、そういう現象が、セッション等で共演する、他のパートとの融合に役立っていることも事実です。

1.THE BIG BEN TUNE
2.MAIN TITLE/HOLLY MARTINS ARRIVES IN VIENA
3.HARRY LIME'S FALSE BURIAL
4.HOLLY ENCOUNTERS
5.MEETING OF CONSPIRATORS AT THE BRIDGE/HOLLY AND ANNA TALK ABOUT HARRY
6.HOLLY IS ACCUSED OF HOMICIDE
7.MARTINS IS HARASSED BY THE MOB
8.MARTINS RANS AWAY
9.CALLOWAY PERSUADES MARTINS ABOUT HARRY'S CRIMES
10.HOLLY GETS DRUNK AT THE CASANOVA CLUB
11.HOLLY BRINGS FLOWERS TO ANNA AND LETS HER KNOW ABOUT HIS FEELINGS
12.HOLLY RUNS AFTER HARRY'S SHADOW
13.ANNA IS ARRESTED BY THE INTERNATIONAL POLICE
14.HOLLY AND HARRY MEET AT THE PRATER'S BIG WHEEL
15.TRAP TO CATCH HARRY
16.HARRY LIME'S ESCAPE
17.HARRY'S FUNERAL
18.ANNA WALKS AWAY-ALONE/END
19.ANTON KARAS' PERFORMANCE AT A LONDON CLUB*
20.TRAILER*

*ボーナス・トラック

(画像より)
シングル盤(デッカ):ガイ・ロンバート楽団のイージー・リスニング・バージョン
後方で重なっているのLP盤:ザ・バンド「ムーンドッグ・マチネー」で、カバー・バージョンが収録されています。





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Last updated  2007年06月11日 02時05分46秒
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