私のドラマー人生で、絶対に外せないアルバムです★全てコピーしました。歌、演奏、選曲、アレンジ、どれをとっても超エクセレントな'81年作品は、発売間もなく、私の弟にして筋金入りのランクロ・マニア(もちろん、彼女のライブにも行ってます)K-ZOU君が購入してきました。彼はAOR名盤の発掘に長けていて、マーク・ジョーダン「マネキン」(現在も未CD化)なども、発売間もなく購入し、私に聴かせてくれたものでした。さて、本作でのジェフ・ポーカロのプレイですが、この翌年に発表される、TOTO「ロザーナ」で完成する「究極のハーフ・タイム・シャッフル」(バーナード・パーディー+ジョン・ボーナム÷2+ニューオリンズ・セカンドライン)の原点ともいえる(1)が特に印象的です。「ロザーナ」でのプレイは「凝り過ぎ感」が耳について、どうもコピーする気にならないが、こちらはスッキリとできてしまいます★・・・って、カジリ始めた頃は、けっこう苦労しましたが・・・(爆笑★)。ポーカロ独特のタイム感で刻む16ビートがカッコいい(3)も、初めてトライする方には、かなりキツイでしょうね。私は、TOTO「ジョージー・ポージー」「99」を経てきているので、そうでもなかったけど、肘と手首の機械的な運動と、力の抜き方を覚えるパターンとして、お奨めのプレイです。ニコレット・ラーソンやマリア・マルダー(注:収録されているオムニバスは、現在廃盤)も歌った(6)のボッサは、アルバム中、一番好きです★個人的な見解ですが、プロのセッション・ドラマーを目指すのなら、このアルバムの全曲を「キッチリ」叩けないとダメだと思います。名盤にして、最高のテキストを残してくれた、ジェフ・ポーカロには心から感謝しています。(合掌)
1.You Might Need Somebody
2.Rainy Night in Georgia
3.That's How Heartaches Are Made
4.Two Lives
5.You Bring the Sun Out
6.Rio de Janeiro Blue
7.Secret Combination
8.When I Lose My Way
9.Time for Love
10.Trade Winds