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ドラマーちら

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2011年09月02日
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近年の私は、ギタリスト・オタクである。特に好きなのがスピリチュアルなプレイヤーで、その先頭集団にいるのは、エイモス・ギャレットやジェシ・エド・デイビス、ジェフ・ベック、スティーヴィー・レイボーン、そして、デレク・トラックスなどであるが、総じて懐古的なタイプがたまらなく好きなことに気が付いた。そういう括りならば、レス・ポール、寺内タケシ、そして、ジョージ・ハリスンの恩師的な存在のチェット・アトキンスなどの名前もポンポン飛び出し、収拾がつかなくなってしまう(笑い★)。前フリが長くなったが、私は、ジョージ・ハリスンのギターも大好きになった。前述のチェット・アトキンスをリスペクトした「オール・マイ・ラヴィング」でのプレイや、ジョン・レノン「クリップト・インサイド」(イマジン収録)でのドブロ・ギターのスライドなど、素晴らしい演奏を長年聴き流してしまった事は、大変失礼だとさえ反省して、今、聴きまくっている。彼のなんともいえぬスピリチュアルなアイデンティティーは、ビートルズの楽曲造りにも、多大な貢献をしていた。思想まで取り入れたインド音楽の大胆な導入、ゴスペル~ソウルの感覚を注入するためのビリー・プレストン投入など、まさに歴史的な快挙だ。更に、ビートルズのベスト(赤盤、青盤)の選曲という、凄い事もやってのけてきた。ビートルズ解散直後の何年か、最も光り輝いたのも、ジョージだった。ジミ・ヘンドリックスが名付け親とも言われている、カントリー、ソウルが程よく染み込んだロック「スワンプ(スピリチュアルが語源)」は、ジョージの手によって世界に広げられたと言っていい。自身のオール・シングス・マスト・パスやバングラディシュの慈善ライブに出演していたメンバーの大半は、スワンプの申し子のようなプレイヤーだ。レオン・ラッセル、ジェシ・エド・デイビス、ジム・ケルトナー・・・。そんか彼が出した、何枚かのアルバムで、一番のお気に入りは、コレだ。前述のスワンプ系風味の演奏に、心に染みる歌詞。ここ最近、信じられないような、人間関係の崩壊を体験した私には、彼のギターや歌は、最高の癒しとなっている。楽器とは、ある時期において、技術向上も必要だが、自然と導かれて、人を癒せるものだと悟る心をもって、究極の癒しと化するのだと痛感した。

1. Give Me Love (Give Me Peace On Earth)
2. Sue Me, Sue You Blues
3. The Light That Has Lighted The World
4. Don't Let Me Wait Too Long
5. Who Can See it
6. Living In The Material World
7. The Lord Loves The One (That Loves The Lord)
8. Be Here Now
9. Try Some Buy Some
10. The Day The Word Gets 'round
11. That Is All
12. Deep Blue (bonus track)
13. Miss O'Dell (bonus track)





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Last updated  2011年09月02日 08時00分53秒
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