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カテゴリ:私は芸術家
ってな話を 先日日記に書きましたが、 この土曜日にですね 恒例の師匠んちランチ後の ソファーでダラダラTVしてた時 写真家が集まって 展示即売やってるのが 放映されたんです。 レポーター 「コレは何を表現してるんですか?」 作者(♀) 「私の作品は全て『自己主張』で 『私はここに居るのよっ!』って 存在の叫びなんです。 で これは『復讐』。」 こんな感じの写真でした。 た、確かに おっぱい怒ってる様です。 アイスのコーンが 角の様です。 色とりどりのアイスが キュートで 女の子らしい悪戯な 復讐心が伺えます。 燃え上がる おっぱいの怒りを アイスが冷ましてる様にも見えます。 冷めた冷静な部分は「復讐」です 熱いままなら「激怒」ですから。 ふくよかなおっぱいの 自己主張も感じられます。 まさに 私はここよっ! と。 ん~~~ 私の絵にも 大抵題名が付いていますが それが 表現だとかって 考えた事ありませんでした。 が どーやらそれも表現の様です。 でも それじゃあ 統一性がありません。 説得力無いのも多々あるし~。 で、師匠に聞いてみたんですよ。 千代丸 「師匠は自分が表現したい事分かってる?」 師匠 「うん。」 以上。 話し続かないじゃねーかよ! 千代丸 「みんな 自分が表現したい事って はっきり分かってるモンなの?」 師匠 「でなきゃ創作しないだろう~」 千代丸 「私は分かんないよ。」 師匠 「描いてるじゃん。」 千代丸 「この写真いいな~って思ったり なんとなくこれ描きたいな~とか こんなん思い浮かんだ~って そんな理由だもん。」 師匠 「何故その写真が 他のより良く思えるのか 何故それを描こうと思うのか それだよ。」 千代丸 「それだよって、 どれだよおぉぉぉ...」 師匠 「俺は君の一通りの作品を見て 君の表現したい事分かるよ。 ただ まだ表現する技術が足りないだけだ。」 千代丸 「えぇっ?! 分かるの? 何? 私の表現したい事って、 何っ?何っ?!」 師匠 「人に言われる事じゃないだろ。」 千代丸 「言ってくれなきゃ 分からんだろう~。」 そのまま あーだこーだと 熱く語り合い 結局うまくはぐらかされた様な それとも私の理解が及ばなかったのか 何も分からぬまま とにかく今は 技術を磨け。 と。 創作とは 人それぞれの方法で 人それぞれの世界を表現する事、 らしい。 私の世界って、 股間にハート付けた Sexyダビデ像 とか 大気圏外で 宇宙服で授業する恩師 とか 空飛ぶ金魚 とか グラサンの鶏 とか 子羊ミゲル とか、 どんな世界だよ?! それからしばらく絵を描いて 久しぶりに二人で外食した。 そこでもまた 絵の話になって ○○君はせっかく独自のものを持ってるのに とか ○○ちゃんは何にでも興味を示すが 何も続かない とか ○○ちゃんはどうしても自信が無いから ナイーヴなだけな絵になってしまう とか 教室の生徒の評価が始まった。 千代丸 「で、私の欠点は?」 師匠 「決断力の欠如。」 千代丸 「ひぇ~っ、 使う色の決断? 使う筆の決断?」 師匠 「そーでなく 全てを捨てて 絵の道に入る決断。」 千代丸 「そんな決断 まだ出来ませんがな!」 師匠 「時間と金の無駄使いだぞ あぁ、もったいない。」 千代丸 「それで金を 儲けてるつもりなんですがね...」 師匠 「オフィスで働いてるのと同じ時間 絵を描けば オフィスで働く給料より もっと収入あるぞ。」 ぐらっと来た。 が、 千代丸 「そんな決断 まだ出来ませんがな!」 師匠 「だから言ったじゃん 決断力の欠如だって。」 千代丸 「そーでなく、 技術面の欠点だよぉ 聞きたかったのは~。」 師匠 「無いよ。」 千代丸 「?」 師匠 「仕事さえ辞めて 絵に打ち込めば そんな欠点すぐ無くなる。」 だから 私の一番の欠点は 決断力の欠如らしい。 師匠、 アナタと会話するのは 時々骨が折れるよ。。。 師匠曰く 絵なんて練習すれば 誰でも描ける様になる。 車の運転と同じだ。 絵なんて誰でも描けるんだ。 有名画家の作品を模写したり 注文通りの絵を描いたり 高い技術の絵描きは沢山居る。 でも 独自の物を作れなければ 独自の世界を表現出来なければ 彼らは芸術家ではなく ただの職人止まりなんだ。 だから 無駄な時間浪費してないで とっとと技術身に付けて 自分の絵を表現出来る様になれ! 「表現」という言葉に アレルギー症状起こしそうな 今日この頃 皆さん如何お過ごしでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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