2011/02/13(日)01:09
分杭峠
伊那市長谷と大鹿村、駒ケ根市境にあり、「気」と呼ばれるエネルギーが満ちているとされる国道152号分杭峠(標高1424メートル)の人気にあやかり、伊那市は峠近くにある1772メートルの山を「入野谷山(いりのややま)」と名付けた。
10日までに国土地理院の地図データに記載された。
市は来年度、峠を訪れた人が楽しめるように入野谷山への散策路を整備する方針だ。
市長谷総合支所によると、山は長谷と大鹿村にまたがり、これまで固有の名称はなかった。
(信濃毎日新聞より)
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大鹿村が学生時代のフィールドだったこともあり、分杭峠は何度か訪れている。
茅野から浜松へと続く秋葉街道はかつては秋葉詣で栄えた道。
(電子国土より)
大鹿も長谷もいわゆる過疎に悩む村だったが、著名な気功師・張志祥氏がゼロ磁場を発見して以来、ちょっとした人気スポットになっているとか。
ゼロ磁場地帯は「人が幸せになれる場所」ともいわれており、癒しを求める人たちが多く訪れている。
ちなみに峠から大鹿に入った北川には中央構造線の露頭があり、地質マニアの間では聖地になっている。
地形図に名称が入るのは自治体からの申請があったということだろう(国土地理院は地形図に勝手に地名を入れることはできないので)。
それだけ注目が集まっている証明でもあり、両村にとって歓迎すべきことだ。
この夏には原田芳雄主演の映画『大鹿村騒動記』が公開される。
舞台になったこの村が全国区になるかも知れない。
何だか感慨深いな。
関係者でもないのに、このワクワクドキドキ感はなんだろう(笑)