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2012/02/06(月)00:46

札幌市が路面電車をループ化

交通(282)

札幌市は、市中心部を走る路面電車について、「西4丁目」と「すすきの」の2停留所を結び、路線をループ化することを決めた。14年度の完成を予定。 市は05年から路面電車の延伸を検討。 (1)創成川東側への延伸 (2)桑園への延伸 (3)ループ化 の3案があったが、回遊性が最も図れ、中心街のにぎわい創出につながるとして、ループ化を最初に実施することになった。 新たに線路が敷かれるのは札幌駅前通りの約400メートルで、現行の車道中心部を通る形ではなく、歩道に最も近い場所に新設し、歩道から直接乗り降りできるようにする。 また、13、14年度に新型車両3両を導入する。 市民から募集したアイデアを基に、専門家らがデザイン。 外観は、札幌の先進性や透明感ある気候をイメージした白黒2色が基調で、窓も従来より大きい。 高齢者や子供が乗車しやすいように床の高さを従来より50センチ低い約30センチにした。 定員も10人増の70人。 (毎日jpより) -------------------- どちらかといえば斜陽と思われた路面電車が延長開業するだけでもニュース性は高いが、この話は札幌の中心街に新たに線路を敷設するという画期的なもの。 繋ぐ区間は決して長くないだけに回遊運転は乗客増につながる可能性が大。 ただ、にぎわい創出という意味では両刃かも知れない。 確かに電車が通れば見た目は賑やかだが、この区間を今まで徒歩利用していた人が電車に流れると、沿線店舗にはマイナス面が出る可能性もある。 この辺りは実際に開業して、利用者の動向を見てみないと分からないのだが。 いずれにせよ、こうした思いきった試みは国内ではなかなか見られないだけに、その効果は大いに注目していいだろう。

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